kimaguremovieさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

4.1

第二次世界大戦中、オーストリアの登山家がヒマラヤ高峰ナンガパルバットの登頂をナチスの命のもと目指したが失敗、インドで捕虜となった後、脱走逃亡の末チベットのラサに入り込みました。そこで人々の優しさに包ま>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.2

賢い若者が全てを捨てて荒野に入り込んで過ごす。実話に基づく作品。

某大陸の砂漠で自分のちっぽけさを見つけたことが、後で振り返れば道が少しは開けたきっかけだった、なんて思い込む私には、懐かしさがこみ上
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.2

ボディは透明。グロテスクです。これに弱い方はみないほうがいいかも。

95年1月に事件着手された愛犬家連続殺人事件をモチーフにした作品。直後の阪神大震災で世間の関心が薄らぎましたが、当時リアルタイムで
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エベレスト 若きクライマーの挑戦(2007年製作の映画)

3.0

カナダのエベレスト登頂を実話ベースで作品化したものです。
浅い経験、相次ぐ事故、裏切り、仲間割れ等ひととおり経験しながらのサミットアタック。

山の映画は景色を見るのが大きな目的なので、その点ではまあ
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アンナプルナ南壁 7,400mの男たち(2012年製作の映画)

3.5

極めて危険なアンナプルナで倒れた登山家を助けようと10ヶ国から一流登山家が集結して救出に力を合わせたドキュメンタリー。

どんな脚本も一流の本人たちにはかなわないでしょう。

普段忘れている自然の素晴
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デンジャー・コール(2015年製作の映画)

2.7

緊急コールセンター911を乗っ取って大犯罪を企てる犯人たちに翻弄される警察官家族。無理ある展開の中、少しはワクワクしますが、やはり飽きた頃に予定調和的な結末で終わります。短い映画で良かった。

キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

スパイ映画です。でもいつもと違う。ちょっとぶっ飛んでいます。花火の大量殺戮とか。アクションとか。音楽も独特。

スタイリッシュでスパイツールがたくさんあって、IT長者が世界を支配しようとして、というス
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希望の国(2012年製作の映画)

3.3

東日本大震災の数年後、同様の大地震が起き、原発がやられ、放射能が巻き散らかされる。被災地にいる家族たちの物語。未来を予告する映画とならない事を祈るばかりです。

東日本大震災直後に作った震災アーカイブ
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

9.11に感化されイラク戦争にスナイパーとして参加し、過去最高の戦果を残したヒーローの物語。実話に基づき、実際の映像も流れます。
イラクには悪者しかいないというような描写。かといって、戦争を礼賛してい
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

こんな師がいること、教育の素晴らしさ。誰にでもあるはずのトラウマ。それが解きほぐされていく。だれもが共感できるところのあるストーリー。
そしてマットデイモンの若さ。
若いうちに観たかった作品でした。

ケープタウン(2013年製作の映画)

3.5

アフリカものは結構好きなので観入ってしまいました。行ったことあるケープタウンの海とテーブルマウンテンの景色が楽しめました。ナミビア?砂漠も良かった。
差別のもとで少年時代に虐げられたトラウマを持つフォ
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.1

軽いタッチの時代劇コメディでした。気軽に観られる作品です。
弱小の藩の、お人好しの大名。情けは人の為ならず、じゃないですが、底抜けのお人好しぶりが我が身を助けたり。
生真面目にみる必要はなく、ゆるゆる
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新宿スワン(2015年製作の映画)

2.9

多くを歌舞伎町で撮ったので歌舞伎町の映画館で見るのが良かったかも。スカウトたちの物語。
ストーリーはマンガも読んでないしなんですが、キャストは良かった。沢尻エリカはやはりいいなあ。

アリスのままで(2014年製作の映画)

4.2

想像以上に良かった。ラストの"About Love"。話し方は最期に近づいているものであり意識は少し混濁している。そこにラブが残った。派手な終わり方ではないのに、じわりと、ズシーンときました。

ジュ
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新しい夫婦の見つけ方(2015年製作の映画)

3.0

軽くいろいろあるけれどやっぱり戻っていく夫婦のお話。豪邸の留守番から始まるので非日常ではありますが、さりとて短く抑揚もなく、やはり日常を描いてる。出演する俳優たちは素敵でした。
まあ、穴掘っても詮無き
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.8

50年前にあったキング牧師のセルマの行進に焦点を当てた作品。実際のデモも最後に見られます。南部連合の旗がちょっとおぞましい。映画ではありますが、歴史を知るためのドキュメンタリーかなあ。
奴隷制度が廃止
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REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.4

1を観ずにリターンズから入って、シマッタと一瞬思ってシマッタ。
お年寄り達の大立ち回りがいかしています。最後も良かったです。

アクションものなので、ストーリーっていうより、気楽にでもドキドキしながら
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奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.5

あの辺りを昔放浪したので、あの旅の過酷さは見た目以上だと思います。暑くてたまらないはず。ミアワシコースカの演技は凄くないですか? 素晴らしい。

ラクダと犬のディギティ使ってあんな砂漠の中よく撮影した
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.9

名を馳せた武器商人のお話。鮮やかなオープニング。ニコラスケイジはハマリ役。法をすり抜け、ソ連崩壊の後、故郷ウクライナで武器を仕入れ、中東では米軍が放棄した武器をせしめる。主にアフリカで売りさばき、暴君>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.3

超暴力(アルトラ)で前衛的で胸糞悪くなるような前半から、人間の本質や権力を問う後半へ。アーティスティックでアナーキーでクレージーな仕立てですが、メッセージ満載だからなのか、また見たくなってしまうこと請>>続きを読む

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

2.9

エイプリルフールの色んな嘘。バタバタしてます。お気楽なのをみたい時にいいかもしれません。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.9

発生前に米国の住宅価格の異様な高止まりを気にした事はありましたが、日本と違い米国は若い国だし、などなど私はリーマンショックを看過した絶対多数の方の組。発生後、この作品でも紹介される構造を知り、さらには>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.4

制作者のリスク高い映画。男の子6歳の時から12年間?にわたり、同じ出演者たちを撮影し続けています。出演者のアクシデントほか完成させられない障害が出たら…。まあなんとかしたんでしょうが、やはりハイリスク>>続きを読む

くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-(2009年製作の映画)

3.8

サッカーを語るにお勧めの作品です。

サッカーは監督のゲームと言われます。プレーヤーは生身の人間で、製造物ではありません。勝負の場となる広大なピッチを支配するには選手たちの一体感が必要です。優秀な選手
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

これ、実はとてつもなくいい作品かもしれません。目標を持って、真剣に仕事をして、成長した結果、最後には外見(プラダ)に頼らずに本当の自分の道を選択することができた女性、今後成功すること請け合いの素敵な女>>続きを読む

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.4

荒れた哀しい人生からのスイッチの入れ替えをかけ、PCTパシフィッククレストトレイルというメキシコからカナダまでの有名で長距離のトレイルを100日かけて女性1人で歩く物語。トレイルの実際の景色を楽しめま>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

四姉妹による日本の四季と鎌倉生活の紹介映画です。姉妹と言っても究極の美女揃い。家庭環境は複雑なのに、この4人と他のキャストが織り成す空気感のおかげで、ゆったりと時が流れます。ストーリーに山があるように>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.3

『紙の月』とは偽物ということ? お金も偽物。だから自分の中で理屈が通れば何をしても良い…と。好きなことやればいい…と少しずつしかし確実に堕ちていく主婦、女性銀行員による巨額横領事件を宮沢りえが演じます>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.1

今さらの名作鑑賞です。親子愛の極致です。人生ある限り希望を持とう。その人生自体が美しい、と。
グイドの自己中心的な振る舞い。動きの慌ただしさ、けたたましさに、コメディ映画としても如何なものか?と思わせ
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.7

〈卒業〉編が始まるとの事で30数年ぶりに見た。当時薬師丸ひろ子のファンでもなく記憶がカイカンくらいしか残ってなかったのだけど。
いざ見ると、死と隣り合わせの『か・い・カン』はカタルシス。忘れ得ぬワンシ
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.3

山頂で食べるインスタントラーメンやコーヒーは美味しいと言われます。自宅だったらただのシャビーな食事が、です。なぜ頂まで行ってインスタントラーメン? 聞くも野暮かと思います。
山の映画は“映像”。山の映
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ピースメーカー(1997年製作の映画)

2.9

アメリカ目線で見れば良いだけなんですが、90年代のバルカン半島の混乱、アメリカやNATOの対応考えると、テロリストとされる側の言い分にも全面否定できない部分もあり、自分はどんなスタンスでこの映画観てる>>続きを読む

リボルバー(2005年製作の映画)

2.6

難解で解説が必要。
この種の映画を観たい状況でなかったこともありますが、お手上げでした。また観るかどうかも微妙です。
こういう映画は難解指定にして欲しいものですw

ブラック・スネーク・モーン(2006年製作の映画)

3.3

評価が難しいけど意外とよかった。ヒューマンストーリーに、色々な問題を絡ませてますが、問題の方が表に出過ぎているので、食べず嫌いで観る事もなく見過ごしてしまう人が多いと思います。

サミュエルジャクソン
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.3

サユリストやニノの話になる前に、この映画はアメリカ始め核保有国の人々に是非見てもらいたいと純粋に思いました。
先日投下機搭乗員の孫が来日し、講演で「戦争は日本が開始して米国が終わらせた、と思っていたが
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.8

他にやる事があるのについつい観てしまいました。でも後悔がない。山のように、オーストリアアルプスのように朽ちることがない不朽の名作。半世紀前のこの作品、何度見ても飽きる事なく3時間(!)がすぎます。
7
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