Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 69ページ目

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.5

マフィアのボス役というジャック・ニコルソンが新鮮。ビリーとコリンの人間性とその二人の緊迫感は物語全体を通してよく伝わってきた。最後まで飽きさせず話が進んでいく。リメイク元の『インファナル・アフェア』三>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

ヒトラーと言えば絶対悪として描かれることが多い。この作品はその彼の魅惑的な部分を描き出す。時々挟まれるドキュメンタリー映像が次第に当時と現代を重ね合わせていく。戒め。警鐘。メッセージ。笑えるけれど笑え>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.5

LGBTを取り扱った作品はいくつか観たけれど今までにないタイプ。家族愛についても考えさせられた。偽乳がこんなに泣けるとは。トモが消費税込みかと問う場面は笑った。やわらかな映像が心地良かった。おにぎり。

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.2

泣きながら食べるごはん。結局は自分次第。誰かや何かのせいではなく、そこから何を選ぶか自分次第。残される人の気持ちを考えた。

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.6

分かりやすいアクション映画かと思いきやなかなか濃い内容。家族それぞれの想い。無表情なベン・アフレックと大人しいアナ・ケンドリック。もったいないと感じる部分もあったけれど伏線回収はお見事。

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.0

10代の若者がそれぞれ葛藤を抱えながら成長する様はヒーロー映画ながら青春映画のよう。全員が横一列に並んでゆっくり歩く場面はやっぱり上がる。「なりたい自分になれ」は良かった。青と黒の配役。その掛け合いに>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.2

内容はタイトルの通り。夫、妻、娘、友人、愛人、彼氏。どの人物目線から物語を見るかでずいぶん印象が変わる。家族が家族に見せてはいけない顔。暗黙のルール。それを見せつけられる気持ち悪さ。それが自然体な演技>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.5

それぞれの信じるパーフェクトワールド。ある言葉を言わせる場面はやりすぎに思えた。けれどブッチにとってそれだけ大事な言葉であることも同時に伝わってきた。フィリップに書かせたリストがあんな形で活きるとは。>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.6

ほのぼの系ながら時に風刺とも思える鋭いおとぼけ描写。とにかくパディントンが可愛らしい。映像的にも違和感なく周囲にとても馴染んでいて技術の高さを感じた。おもちゃのように展開する家も面白い。近衛兵の帽子の>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.0

哲学的尾行。自分も珠と一緒に行動しているようでドキドキした。どんな気分だと言わんばかりの石坂の表情はたまらない。彼の台詞は自身の身勝手さをよく表していたと思う。尾行を通して見える自分。本当の顔。教授の>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.0

登場人物それぞれがかなり個性的。孫と遊ぶおじいちゃんの姿は本当に楽しそうで微笑ましかった。パゴダの存在感も素敵。不思議なハートフルさを感じる作品。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.2

序盤早々R15描写。ハビエル・バルデム氏演じるアントン・シガーが印象的。あの目、風貌、コイントス。シャワーカーテンの新たな活用法を見た。自分で処置する場面はプレデターを思い出した。あのボンベは真似する>>続きを読む

植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

2.8

原作未読。作中に出てくる手料理はどれも美味しそう。ふきの混ぜご飯とばっけ味噌を食べてみたくなった。花冠を載せてもらったさやかは本当に可愛らしかった。樹の“引き金”は印象的。突飛なお話ではあるけれど、束>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.8

100%見破れない!と言われると見破りたくなる。様々な結末を想像しながら鑑賞。ここまで行動的なハッカーの人々を初めて見た。そして予想外の結末。これは読めなかった。よく出来ているだけに身構えず気持ちよく>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

開始早々おなじみの音楽にテンションがあがる。序盤から伏線らしき台詞がたっぷりで期待を掻き立てられた。突っ込みどころはあるけれど、恐竜の登場シーンにはわくわくさせられたし映像も綺麗で迫力があって良かった>>続きを読む

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

3.0

おおよそ想像のつく内容に観るのを躊躇った。この作品はドキュメンタリーとドラマが混ざっていて少し複雑。けれど語られることは真実で保護活動を行う人々の姿には感服した。訴え方はもう少し中立を保っても良かった>>続きを読む

あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.0

疑問に思ったり説明不足と感じたりする場面は少なくなかったけれどとにかく多部ちゃんが可愛らしい。しっとり唄う彼女の歌声は本当に素敵。「悲しくてやりきれない」の場面はぐっときた。もう少しコンパクトにまとめ>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.0

“人は見た目じゃない”その究極の世界。家具職人という設定が絶妙。目に溜まる涙。イスが悩みを打ち明けるシーンはハッとさせられた。ウジンはその中身の魅力が重要なだけにもっとそこを際立たせても良かったと思う>>続きを読む