Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 76ページ目

第9地区(2009年製作の映画)

4.5

記録映画風のはじまり。ぐちゃぐちゃデロデロとした表現多め。取れる爪、抜ける歯。銃の威力がすごい。カメラによく血が飛ぶ。エイリアンを何かのメタファーと捉えるととても考えさせられる。花。ラストシーンが印象>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

5人きょうだい。過食の母。トレーラー。溶けるアイスクリーム。給水塔。床のひずみ。地下室。ギルバートの鬱屈。ベッキーとの出会い。お風呂。焦げたクッキー。ビニールプール。魔法の部品。留置所。パーティー。笑>>続きを読む

仮面の男(1998年製作の映画)

4.2

王子レオ様。四銃士。伝説の一角獣。ラウルとクリスティーン。熱病。16歳から6年間。髪ぺったんこ。梁に切れ目。説得。3週間の特訓。舞踏会。軍服。おじさん達も格好いい。弾は一発だけ。「仮面の男はあなただっ>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

3.4

ハワード・ヒューズのことを調べた。彼の情熱と揺るがない信念が、不器用な生き方も含めてびしびしと伝わってきた。こういう時代は不便なことも多いだろうけど、画期的発明の瞬間に立ち会える人々を羨ましいと思った>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2

勢いよく寄るカメラ。馬車の上でのんきに揺れる歯のオブジェ。賞金首。従僕。真っ青な衣装。赤く染まる綿花。前の見えない覆面。雪だるま射撃。マンディンゴ。犬。ドイツ語。頭蓋骨。圧倒のアドリブ。握手。血がどっ>>続きを読む

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.2

指カウント。異様な食卓。ぼそぼそした話し方、言い直し。弁護士の形式的なやりとり。なるほどそういう系の話かと思わせておきながら別の可能性が見えてくる作り。ごはん粒。圧倒的演技力。「凶器を突き刺したかった>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

二転三転。劇中劇のうまさ。衝撃、把握、緊張、痛み。白昼堂々。きゅーん。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

遅刻した金子賢とやる気のない安藤政信が選ばれたエピソード好き。

MONDAY(2000年製作の映画)

3.5

北枕。赤い線。ラジコンが趣味。話を聞かない女。投げっぱなしの会話。バー。談笑。ラッキーカラーは白。松雪泰子さんがとても美しい。クラブHANA。ダンス。花井組。ショットガン。ひったくり。タクシー。手紙。>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.0

原作既読。『映画は戦場だ 深作欣二in「バトル・ロワイアル」』を見てから本作の印象が変わった。反戦映画。暴力を描くことで暴力を否定する構図。監督の背景。印象的な台詞「あたしただ奪う側に回ろうと思っただ>>続きを読む

RED SHADOW 赤影(2001年製作の映画)

3.5

劇場にて鑑賞。MV出身の監督とあって映像が格好いい。音楽も決まっている。ギャグは滑りがち。舞の海やアリーナカバエワが登場するなど珍しいキャスティング。映像ステ振り系作品。

サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2000年製作の映画)

4.0

映画館とDVDで何度か鑑賞。当時劇場で見たときの感動が強く、たまに見返したくなる。安藤政信という役者さんには驚かされるエピソードが多い。台詞は台本を読めばドンドン頭に入ってくるらしく、撮影開始よりも前>>続きを読む