Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 81ページ目

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.2

早口台詞。マークの自己中心性を表す場面が多かったように思う。ウィンクルボス兄弟が素敵。ショーンの姿には貫禄を感じさせられた。「山の魔王の宮殿にて」と共に映し出されるボートレースシーンが印象的。F5連打>>続きを読む

セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

4.0

題材は霧社事件。緑に映える紅い桜。輪唱。虹。多くの日本人がこれほど過酷な状況で戦い命を落としていた史実を知らなかった。「葛藤を切り裂け」が印象的。戦闘における強靭な信念と底知れぬ虚しさを強く感じた。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.9

偏屈親父と純真青年。粋な陽気さと影のある脆さ。ジョン・ダニエル。針ささる。タンゴ。フェラーリ。演説。「足が絡まっても踊り続けて」。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.2

原作未読。「喋る」だけ…の文言を不安に思いながら鑑賞。見慣れてくると心地よい。ときどき流れるタンゴも良い。全て大阪の堺で撮影されたとあって親近感。ドラマで一話ずつやっても良かった気はする。たぶん舞台に>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.6

こんなに引き込まれる映画は久しぶり。緊張と驚きの連続。お父さんと彼女の違い。幼い頃の自分の姿。何も喋っていないのに多くの言葉が溢れ出す…この作品にはそんな場面が多かったように思う。圧倒、圧巻。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.4

これ書いていいのかな。と、ためらう感情が湧くほど監視社会の怖さを感じさせられた。想像はしていてもその事実が手法も含めて明らかになるとやっぱり不気味。カメラを何かで目隠ししたくなる。ルービックキューブの>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.6

しかばね荘…歯軋の間と耳鳴りの間。「トクトク言うてるか」。タクシー移動。ファミレスのメニュー攻防。GODIVA。ポイント制心霊写真。デュエット「ONCE IN A BLUE MOON」。映画内時代劇。>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

日本でもお馴染み「クイズ$ミリオネア」。出題される度に語られるジャマールの生い立ち。スラム街の過酷な生活。緊張感。現状をどの程度知っているかによって、この映画の評価は変わるのかもしれない。結末は素直に>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

12歳。ブラワーの死体探し。煙草は小道具(キャベツの葉)。兄の事故死。犬のチョッパー。『ロリポップ』『エヴリデイ』。鉄橋「TRAIN!」。パイ食い競争。「お前なら良かった」。大人っぽさと子どもらしさ。>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

各キャラクターの背景をもう少し知りたかった。ハーレイが天真爛漫でとても可愛い。相手が相手だけど、もっとマイペースに突っ走っても良かったかも。いい人たち。

アジョシ(2010年製作の映画)

4.5

とにかく絵になるウォンビン。この手の映画お決まりの摘出、準備、拷問、対決。表情豊かな警察官。手をちょいちょいと動かして子どもに避けるよう伝えるシーンが好き。絆創膏。駄菓子屋。薬指のネイルアート。「俺は>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

3.0

想像していた内容とずいぶん違った。ガラスの家。粉々の蝶。踊る少女。目。主人公の心情によって変化する映像の色調が印象的。出てくる青年は皆美しかった。真っ暗な夜の海が綺麗だと思った作品は初めて。恐怖。過去>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.5

命の重さについて考えさせられた。赤い服の少女。指輪。積まれる小石。「人間一人だぞ、このバッジで」。彼の表情が忘れられない。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.8

子どもたちだけでなく、それを見守る大人たちも傷を抱えている。もどかしさとやりきれなさと危うさと。マーカスのラップ。タコのニーナ。たくさんの暗示が示される中で爽やかなエンディングが印象に残った。「誕生日>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

音楽と日常の風景を組合わせてビデオクリップとして捉えるシーンが印象的。葛藤する兄や周囲の人々の姿からは、甘くない現実が垣間見えた。H2O、ヒューグラント、優勝カップ。強引だけどシモンの演出する出会いは>>続きを読む