アニメーション・背景美術・物語いずれも質が高い、一級のアニメ作品。
どこへ行っても「問題」を起こし、転校を繰り返していた「トットちゃん」こと黒柳徹子氏の幼少期。
そんなトットちゃんがたどり着いた風変>>続きを読む
ギャスパー・ノエ作品は昔見た『アレックス』以来。
認知症を患った妻を夫が介護するという設定はミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』を思い出すと思ったら、実際『愛、アムール』のヒットを受け、ノエも自作で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
作画的には思ったよりふつうだったので、はじめ肩透かしを食らうかと思ったが話がよかった。
作画も部分的には満足。
特に「大日本帝国のもとで搾取され、踏みにじられていった人たち(これには、中国、韓国、南>>続きを読む
「ペルリンプス」や「巨人」とは何のメタファーなのだろうと思いつつ見ていたが、最後で納得。
「侵略」ということばが何度も登場していたとおり、クラエとブルーオそれぞれのバックグラウンドは対等なものではな>>続きを読む
ウクライナやパレスチナが戦争状態に陥ったいま、非常に胸を打つドキュメンタリーだった。
チェチェン紛争に際し、大量の難民とともに武装勢力が流入したために「テロリストの巣窟」というステレオタイプを負わさ>>続きを読む
悪くはなかったけど、ゲイの少年を標的にしたヘイトクライムが直接的に描かれるのでかなりつらかった。
『君の名前で僕を呼んで』とか『Sunmer of 85』みたいな感じで、「うつくしい海とうつくしい少>>続きを読む
バイオレンスアクションよし、ロケーションよし、話も単純でよし、見たかった『イコライザー』完結編が見られたことに満足。
「明日殺す」ってなんで今殺さないんだよ!と誰もが思ったことでしょう。
マッコー>>続きを読む
何回思ったか分からないが、何回でも「これをつくれる韓国映画の力はすごい」と思わざるを得ない。
時系列としては『タクシー運転手』『1987』の前にあたり、テーマ的には『工作』『モガディシュ』にも通じる>>続きを読む
ダリト(不可触民)女性への差別が苛烈を極め、レイプが横行するインドのウッタル・プラデーシュ州。
絶望的な状況下で、高カースト男性の世界だったジャーナリズムに切り込み、闘うダリトの女性記者たちのドキュメ>>続きを読む
『国家が破産する日』『モガディシュ』など、政治・社会への批評性とすぐれたエンタメ性を高い水準で融合させてきた韓国映画の、新たな佳作。
前述のようなドラマティックな作品群とは一線を画し、詩情すら感じさ>>続きを読む
「はじめに男があり、その肋骨から女がつくられた」という創世神話を反転させたバービーランド。
はじめにつくられたバービーと、その付属品ケンの自我をめぐる物語だが、思ったよりケンについての話が長く、また男>>続きを読む
「部落」の人々が経験してきた差別と、在日コリアンの人々にとってのそれが重なり合ったり、隣接したりしてきた歴史的事実は、ドキュメンタリー『私のはなし 部落のはなし』(
https://filmarks>>続きを読む
今まで見たことないアニメーション表現の洪水に終始ひたれる注目作。題材から手法から、なにからなにまでおもしろい。
チリに存在した(する?)コロニア・ディグニダという共同体と、そこで行われていた子どもた>>続きを読む