こへさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

引っかかることなくスーッと通り過ぎていった。普通。

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.7

最高のライブフィルムだった。新文芸坐でスタンディング強制上映があるのも納得。じっと座って聴くほうが難しい。
デヴィッドバーンのボーカルパフォーマンスというか、音楽の取り憑かれ具合は一見の価値あり。頭に
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ドント・ルック・バック(1967年製作の映画)

3.7

歌詞を伝えようなんて思わない、
メッセージもないし意味もない、
ってセリフが印象に残ってる。
ノーベル文学賞を取るアーティストでさえそういう姿勢で作品を作っているのか、と意外に思ったけどやっぱりそうじ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

頭の固い20センチュリーウーマン、その息子、友だちの女の子らの成長物語。
流れはゆーったりしてる。
ブラックフラッグとトーキングヘッズの曲が流れたり、2バンドのファンは仲が悪かったってマメ知識が知れた
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.6

ティーンムービーで音楽シャレててありきたりなやつかな、と思ったけど違った。安易さが一切排除されてて、現実は上手くいかないってテーマを地でいってた。予定調和のキャラが1人も無く全員がリアル。ヒロインは悲>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.6

相変わらずカッコいいんだけど、理屈っぽいし、回想・セルフオマージュが多かった印象。オリジナルの突き抜けた感じはない。そもそも目指してもない。媚びた映画だな、って思ってしまった。
音楽は最高だった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

ロスでそれぞれの夢を追う男女と並行世界の話。
噂通り小沢健二の新曲とリンクしてた。いろいろな見方ができると思うけど、エンドは切なく収束する。あの並行世界は二人が選ぶかもしれなかった世界で、それを大人気
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oasis FUJI ROCK FESTIVAL'09(2016年製作の映画)

4.4

雨のフジロックで沸く観衆を物ともせず佇むリアムと優しい表情で歌うノエル。最高にかっこいいけど、そう思えば思うほどもう見れないのかと思ったり、いろんな気持ちが混じって泣けた。

ジギー・スターダスト(1973年製作の映画)

4.3

ジギースターダストのツアー最終日、ロンドンでのライブ映像。暗いステージに赤く浮かぶボウイの影がかっこいい。衣装替えやパントマイムのシーンを見て、彼はライブでのパフォーマンスを1番大切にしていたんだろう>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ・イズ(2013年製作の映画)

-

ボウイ回顧展のダイジェストと、その出発地ロンドンの最終展示日に行われたトークイベントの模様が織り込まれた構成。イベントにはpulpのジャービスコッカーやファッションデザイナーの山本寛斎らが登壇していた>>続きを読む

地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

3.4

ミュージシャンとしてのボウイから離れて、彼の新たなイメージを生み出した作品。宇宙人にボウイをキャスティングした眼がすごい。けど、最初は別の素人に声をかけたらしい(たしか映画監督?)。
映像はボウイの美
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

神は己が心の内に。神との対話は自己との対話。普遍的な思想が込められていた。
原作ではどうしても説明が冗長になってしまっていたが、ポイントが上手く要約されていてわかりやすい。その分世界観の構築は弱かった
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.3

人生フルーツ。life is fruit.
老夫婦の自給自足の暮らしに幸福、豊かさを見た。

話の話(1979年製作の映画)

4.8

夢の中のような断片的な映像。
縄跳びを回す象。孤独に暮らす狼。雪の日の双子。戦死の報せ。
何が起きてるのかわからないけどどこか懐かしくなる映像。真理をつくものって、理屈がわからなくても信じてみたくなる
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

5.0

原案は児童文学だけど、詩的な物語に見入ってしまった。切り絵の世界と霧の質感のギャップが幻想的な映像を生み出してる。紛れもない芸術作品でいて、最高にかわいい映画。

アオサギとツル(1974年製作の映画)

4.3

結婚の申し込みをして、断わってを繰り返すアオサギとツルの笑えて切ない話。
切り絵のアニメーションをベースに、花火の動画を挿入したシーンはノスタルジックな美しさがあった。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

4.1

子ども向けで凝った話ではないけれど、シュールなユーモアがある。フレームで切り取った空間を自由に動かすアイデアは切り絵ならでは。
パイプを咥えた雄鶏がかわいい。キャラ立ても良い作品。

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.8

切り絵を用いたアニメーションをベースに置きつつ、14〜16世紀ロシアのフレスコ画が挿入されることで緊張感のある映像になっていた。民族の肖像画が闇に大きく浮かび上がり、虹色に消えていくシーンが目に焼きつ>>続きを読む

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.3

ロシア革命の話。モノクロ調の画に赤が映えてた。難しくてあまり印象が残らなかった。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.3

ディスコミュニケーションから縺れていく家族の気持ち。思っていることを素直に伝えることは難しく、また素晴らしいことだと教えてくれる。
家という狭い舞台ゆえ役者の演技が重要になったけど、全員が個性的なキャ
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LIVE FOREVER リヴ・フォーエヴァー(2002年製作の映画)

4.8

セカンドサマーオブラブの鬱屈とした雰囲気から脱却したブリットポップの誕生、発展が政治的背景と錚々たる面々のインタビューで辿られる。硬派な作りに非常に好感が持てた。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.3

孤独な人間同士が、惹かれ合うのでなく惰性的に引き合い、閉じ込められて行く。グザヴィエドランいわくサイコスリラー。森鴎外の舞姫にも通ずるものがあったかな。
mommyと胸騒ぎの恋人を見たけど、その鮮やか
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

火星に取り残された船員の救出劇、ともあって火星と地球どちらもが舞台だった。付随して研究施設等がたくさん出てきた。また、宇宙映画だけど全編通して人間味を感じる内容だった(会議で意見をぶつけ合う研究チーム>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

シングルマザーのダイアンと、ADHDを持つ息子、彼を世話してくれる隣人の女性、3人の暮らしを通して幸せや希望について逆説的な視点から描かれる。ダイアンの苦悩を表現する撮り方が上手く、ひしひしと伝わって>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.0

ギャングスタラップのパイオニアN.W.A.の自伝的な作品。
彼らは「ゲットーの事実を伝えるジャーナリスト」で、確固たる精神を持ってる。武器として音楽を手にとり、理不尽な社会と戦ってきた。そして多くの人
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.9

脚本が緻密ってこういうことか、と思わされる。展開がテンポよく、会話に細かい伏線が散りばめられてておしゃれ。ユーモアもたっぷり。ラストもお決まりの流れではあるけど処理が繊細。最高の娯楽映画です。
シャー
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.4

ジェネレーションx、日本でいうしらけ世代の若者たちが、リアリティに噛みつかれながらも立ち向かう青春映画。とは言いつつ答えも何もなく簡単にハッピーエンド。キャストを見るとTVに露出の多いコメディアンがよ>>続きを読む

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.8

曲はこの映画の大きな要素だと思う。エンドロールへの流れとかスタイリッシュだった。
映像と音楽はセンスいいんだけど、少しダラダラしてた印象。
恋についてのインタビューは何なんだろって思ってたけど、誰かの
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.4

たぶん多くの人にとって大方予想通りの出来。好きな人は見たらいいと思う。
おれは始まるまでマーベルって知らなかったっていう。。

ブラー ニュー・ワールド・タワーズ(2015年製作の映画)

3.5

the magic whipの制作過程とハイドパークでのライブが主軸。けっこうマニアック向けの映画。
スタジオでグレアムが適当に弾いたフレーズをデーモンが「それ、これみたいだな」と言ってオアシスのwh
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