pikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 37ページ目

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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.9

140分程あるが長く感じさせないテンポの良さ。ミステリーとしても人間ドラマとしても優秀。警察他にはホントにイライラさせられました。これが事実なんだ、とんでもないな。

人生万歳!(2009年製作の映画)

3.8

ボリスの軽妙なトークが気持ちいい。ヒロインもキュートだし、最高だ。バカボンじゃないけど「これでいいのだ」という内容だった。満足。

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.5

人種差別問題へ真っ直ぐ向き合った映画。扱う題材は固いが、決して暗い訳ではなく、コメディ要素もある。最後はとても前向きなメッセージも残してくれる。女性陣全員が好演していた印象。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.1

撮影は言わずもがな素晴らしい。こんな映画体験初めてである。現実と虚構がシームレスに行き来するので、何か酔ってしまっている感覚さえある。またバックで叩かれるドラムが主人公の焦燥感を見事に表現していた。脚>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.9

突飛な設定に説得力を持たせる2人の演技と、監督の演出。アクションもお腹いっぱい満足がいくサービスでした。最後のトラボルタに妙な感情が芽生えちゃうのもこの映画独特の体験。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.1

アホな男性ノリ映画で楽しかった。3人とも良いキャラクターしてるし、アホを演じてるんですが、本当アホにしか見えなくて良い。一体何だったんだというギャグもあったり、ひたすらくだらない。笑えるんだけど飲み過>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

冒頭からむちゃくちゃ甘いラブストーリーが見られます。病気に侵された天才とそれを献身的に支える美しい妻の物語。割とよくある映画かと思いきや。行って欲しい筋道に途中から行かなくなります。いわゆる世間一般的>>続きを読む

イントゥ・ザ・ウッズ(2014年製作の映画)

1.0

設定面白いのに、いまいち何が言いたいのかが分からなかった。
独立したストーリー同士を結び付けるのは難しいみたい。
いっそ中盤で終わった方がまだ潔かったかも。
メリル・ストリープの歌が聴けたのは良かった
>>続きを読む

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

4.0

爽やかラブコメかと思って鑑賞してたら面食らいました。ブラックで下衆なネタばかり。はー笑った。決して大げさではなく涙出る程笑いました。あとこのDVDジャケット!!

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

夏の暑苦しい中に密室でおじさん達が口論をする映画。事件現場を一切映さずにして、台詞で観る者に想像を喚起させる会話劇で、隙がない脚本とおじさん達の好演に惹きつけられた。民主主義の本質が本筋であるが、移民>>続きを読む

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.8

仕事、恋愛、友情のサクセス・ストーリー。意外な展開が何もないけれども演出や台詞が良いから面白くなっている。トム・クルーズが部屋で縄跳びをするシーンには笑った。キューバ・グッディング・Jrがなんとも憎め>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

娯楽性をあえて排除していて、鑑賞後モヤモヤした気持ちが残る。フィンチャーは事件を捜査する登場人物達と同じ体験を観客にもさせたかったのであろう。フィンチャーの幅の広がりをみせた映画でもある。

ロッキー3(1982年製作の映画)

3.0

アガるトレーニングシーンと燃えるリングシーンがあれば文句なしです。しかし、ストーリーはあまりに王道で先が読めまくる。また自分は恋愛映画としてのロッキーが好きなので、エイドリアンとのやりとりの少なさには>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

4.0

銃社会や移民制度に風刺を効かせた作品。物語が進むに連れて嫌なことばかり起こる。絶対的な悪意がない所に起こった悲劇の数々は観ていてつらいものがある。4つの国々の出来事を時系列ずらしてみせる作りも巧い。多>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.2

ティム・バートンはシザーハンズでもそうであったように、異形やマイノリティに対してとても優しい。ヒーローを脇役に近い位置へ設定して、バットマン、ペンギン、キャットウーマン、3人ともに焦点を当てている珍し>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

3.5

娯楽として、ヒーロー映画としては充分楽しめる作品。しかしティム・バートンらしさがまだ出ていない。ジャック・ニコルソンはもっと出来る人だと思う。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

監督一作目にして凝りまくった作品。最初の会話が一見無駄話のように見えてキャラクターを説明していたり、その後の店を出てから始まるオープニングは文句なし最高だし。事件の省略もお洒落。主に会話劇なんだけど、>>続きを読む

フラガール(2006年製作の映画)

3.5

産業構造の変化という避けられないものにどう立ち向かうか。“フルモンティ”や“リトルダンサー”でも見られるもので、良い話になるのが決まっている。松雪泰子の演技が光っていた。観ていて気持ちの良い映画でした>>続きを読む

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6

フィンチャーが“ホームアローン”を撮ったらみたいな作品。いつもながらの硬質な画面が良い。もっと毒気があるとより良かったかも。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.9

一般的な難病映画の辛気臭さを感じさせない所がクレバー。自然にキュンとさせてくれるし、泣ける映画になってます。シャイリーン・ウッドリーの心の機微を繊細に表現した演技が素晴らしい。そして少しハスキーな声も>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.5

二人が遠ざかっていく過程と近づいていく過程をどちらも見せらるのがもう切なくて仕方ない。倦怠という言葉に尽きるのか、両者に否があるように見えて、どうすることもできないのがまた辛い。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

いやー面白い!グッドフェローズ調の演出だと思ってたら、ジョー・ペシが出てきてあのセリフを!!他にも小ネタ多数で映画ファンには堪らない。ストーリーの起承転結も上手い。取り分け「結」が素敵でスカッとした。>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

予想していたエログロを軽く超えてきた。吹越満の怪演も素晴らしかったが、でんでん演じる村田は日本映画史に残るキャラクターだと言える。ただのサイコな人物ではなく、普通にその辺にいそうなおじさんという人物設>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.2

この作品が監督一作目という事実に唸る。対峙シーンでじっくりアップの画を見せたと思ったら、瞬時に人が銃殺されたりと、「間」の使い方が絶妙であり、恐ろしい。それと歩いても、走っても、バット振っても、とにか>>続きを読む

ロッキー2(1979年製作の映画)

3.6

正しい続編だと思う。前回の良い所を踏襲しつつ、一層不器用な一面を見せるロッキーは、より放っておけない(愛着がある)存在になっている。「動物園で?」とか「マンション買うの...だよ!」「人いっぱい追っか>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.6

田舎で橋本愛が農作業をし、料理をし、食べる映画でした。風景や食べ物が美しく撮れてあるし、ナレーションも心地よかった。ストレスレスで鑑賞が可能でヒーリング効果すらあるように思えました。母との関係は今後の>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

アニメや特撮をみて育った人達が燃えないはずがない展開。ベイマックスの造形・設定が素晴らしい。トトロのようでありドラえもんのようであり。あーベイマックス大好き!!

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