Monisanさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Monisan

Monisan

映画(592)
ドラマ(13)
アニメ(0)

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

観た。

宣伝文句のミスリードのせいで前半、損してしまった。全編ワンカットじゃなくて、驚愕の長回しの連続、とか言えば良いのに。最初は変な粗探ししてしまった、まぁ自分のせいだけど…

これはでも驚愕の映
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

観た。

ちょっと最後よくわからないなぁ。
しかし不気味で胸くそ悪めの映画は韓国に敵う国は無いんじゃないかな。

警官のお父さんが基本アホ過ぎて、感情的だし、平気で犬倒しちゃうし、逮捕とかじゃなくて襲
>>続きを読む

ロングショット(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

観た。

偶然が偶然過ぎる。こんな事あるかね。

たまたま野球の観戦に行っていて、たまたま滅多にない実際の試合中での番組撮影がされていて、たまたまその付近の席で、たまたまカメラが回っている間に通り過ぎ
>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.0

観た。

この映画が作られたのが90年くらい前か…。この間に人の意識というのがどれくらい変わったのか、を考えさせられてしまう。

勿論、このような事は現代では起こらないだろうし、そもそもこの見世物小屋
>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

観た。

とても観やすくて良かった。
冒頭から惹かれる映像だし、笑いというかボケも面白いし。月曜の夜に気軽に楽しめる映画だった。

岡田准一、良いなぁ。アクションもだけどあの天然ぽいキャラが良い!木村
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.4

観た。

これは面白い!
タイムリープ系は流行りのブラッシュアップライフも含めてあの手この手で面白く企画されているけど、これはまさに「タイムループ」と呼ぶしかない繰り返し。
中盤で既に70回以上とか笑
>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

観た。

所謂パート3を観るか、このCODA(最終章)を観るか迷ったが、冒頭にコッポラ監督からの一言があり、こちらを観るのが正解だと思えた。

とにかく悲しい。
衰えていくマイケル、そしてビンセントの
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.1

観た。

まず格好いい!パターソンという街の切り取り方とか、バスのフロントガラス固定カメラとか、小道具とか、音楽も。

会話はさすがジャームッシュという感じで些細な話題なんだけどウイットがあってこちら
>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

3.7

観た。

細部まで丁寧に作られているので、世界観にスッと入れてそのまま没入できる。端役の人もエキストラもきちんと演出、芝居づけされていると感じた。

絵が綺麗、撮影はまたもや四宮秀俊さんか。素晴らしい
>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.5

観た。

デヴィッド・リンチ監督の短編。

世界観はとても、ぽくて良い!
会話の言葉選びも、ぽい。ただやっぱり意味はよく分からないないかなぁ。

トゥータタボンは言いたくなる名前。

blank13(2017年製作の映画)

2.4

観た。

豪華な学生映画…
冒頭の火葬の説明のシーン観た時に、ヤバそうだなぁって思って。その後の葬儀の苗字違いのシーンでわりとアリかと思ったら…

場面場面で演出のトーンがバラバラ。過去の回想シーンは
>>続きを読む

我らの罪を赦したまえ(2022年製作の映画)

3.8

観た。

とても映像のセンスが良いと思った。
フレーミングも色も美しい。

ワンメッセージだけど、強くて印象的。こういう短編はもっと観たいし、増えると良いと思う。

ナチスの優生思想からくる、T4作戦
>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

観た。

洒落怖で有名な話の映画化。
全然違う内容だったけど、設定だけもらった感じかな。

所謂ホラー的な演出はしっかりと正しくあるので、充分びっくりするし怖い。チープ感は否めないけど仕方ない。

>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.4

観た。

タイムリープものって、いつ、どこから流行ったんだろう?映画の表現の中で禁じ手みたいなものだと思うんだけどな。いちばん大事な時間の流れっていうものを捨ててしまっている。時は戻せない、からそこに
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

観た。

良過ぎる。モチベーション上がる。

まず物凄い情報量なのと、知識が足りないから理解しようと思ってみるにはあと何回か観ないと無理だと思い、途中からは音楽を楽しむ事にした。

冒頭は音楽家、映画
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.1

観た。

なかなか衝撃的な作品。
短編とは思えないくらいの見応え。

このくらいの尺で、伝えたいメッセージがあると広告映像の作り方と似ている気もする。視覚的に強い表現と、意外性のあるオチ。

子役はど
>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

観た。

見始めてどこか外国のアニメーション作家の作品かと思っていたら、日本の作品か。

優しく綺麗な音楽と、キャンバスに描かれたような暖かい質感のアニメーション。とても丁寧に作られている。

上へ上
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

観た。

相変わらず、痛いんだけど今作はグロさの方が前に出てしまった気がする。
痛い分には演者の感情と伴っているので観られるけど、ただグロいのは観たくないかも。

鈴木亮平、怖すぎる。トラウマレベルだ
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.3

観た。

深いなぁ。
しばらくビト・コルレオーネの成り立ちと、苦悩するマイケルの対比を観せようとする意図があまりうまくいってないと感じながら鑑賞していた。
あれ、これやはり二作目ってつまらないのかなと
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

観た。

始まってすぐにセンスの良い映画だな、と思った。絵も良いし、美術も衣装も、音楽も編集のテンポも気持ち良い。

ただお話が進むにつれて、このセンスの良い映像と物語が合っていなく感じてきてしまった
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.3

観た。

ちゃんと観た事なかったシリーズ。
流石の重厚感。
冒頭はとにかくマーロン・ブランドが渋くてこれぞゴッドファーザーという感じ。マイケルは最初は軍人上がりの優等生かと思っていたら、徐々に風格が出
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

観た。

全然別のエヴァを観た気がする。
良かった。
正直全然わからない所もあったし、はちゃめちゃな部分もあったけど。これから調べたりする。

でも、変わらない事として学校やオフの3人の感じはあってほ
>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

観た。

タコ。賢いのはなんとなく知っていたけど、これは驚異的な映像。

指と吸盤の付いた腕と触れ合うシーンはETのようなで、異星人との交流を観ているかのような不思議な時間。
彼女と呼んでいるから、恋
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.9

観た。

この監督の映画は痛みがあって、汚い。けど、どっかで存在するであろう世界のリアリティがある、というか説得力がある。

久々に直視できないほど、痛いシーンもあるし、なかなか不安な気持ちにもなるし
>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.1

観た。

味気のない現実より、人を笑顔にできる作り話の方が幸せな気分になれる。
終始、ファンタジーでシュールなおとぎ話なんだけど、ティム・バートンの世界観を堪能できる。

最期の川の作り話のシーンはぐ
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

観た。

劇場用にとてもまとまって見やすくなっていた。TVシリーズしか観てなかったから16:9の画面で楽しめるだけでも良い。

台詞がいちいち秀逸。

これで劇場版シリーズが観られる。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.7

観た。

オープニングクレジットでテンション上がる映画のトップクラスだよね。BORN TO BE WILDが流れた瞬間にニヤニヤしてしまう。

内容は全然知らなかった。
デニス・ホッパーが監督、脚本主
>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

観た。

凄い映画だな…。
ポスターというかビジュアルは気になっていて観てみたら。ヒリヒリとした痛みがずっとあって。なんか汚くて、生きていくって綺麗事じゃないんだという決意が生々しく、痛々しく流れてい
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

観た。

色んな意味で話題になった映画。
お話も、朝子というキャラクターも多くの人には受け入れられづらいものだと思う。また唐田えりかという女優さんの持ってるものとか、その後のリアルでのエピソードもあり
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

観た。

何度も唸りながら観ていた。

まず絵が綺麗。質感も色もフレーミングも素晴らしい、一瞬で世界に入り込める。撮影は四宮秀俊さん。絵で特に印象的なのは、ホテルの入り口で見送る高槻を撮っているシーン
>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.2

観た。

衝撃的だった。なんとなくそういう事あるよね、と認識しているのと実際に映像で見せられるのは衝撃の差が大きい。

この告発映画がどのように社会の為になってくれるのか、その続編というか今後の実世界
>>続きを読む

おともだち(2014年製作の映画)

1.8

観た。

うーんとね、、
予算とか事情とか抜きにして、もう少しすべての部分で頑張れる所あったんじゃないかな。

丁寧さとか、深掘りとか。
自力で出来る部分で。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

観た。
昔、途中で挫折したのを最後まで観た。

3部構成だったのか、1話目はシンプルに良かった。ただ雪が降って電車が大幅に遅延しただけで、大人だったら大した出来事じゃないけど。でも待合室で会えた瞬間に
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

観た。

いきなり二葉が出てきて笑ってしまったけど、その後のマリコ(奈緒)の表情が不気味で入り込めた。

原作は読んでないけど、
タナダさんの映画はちゃんと痛みがあるし、女性の雑さとか汚さを、丁寧に撮
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

観た。

モノクロのオープニングタイトルが、音楽もフォントもいきなり格好良い!

一本目のSTRANGE TO MEET YOUで、あぁこれ好きってなる。まさに変な出会い。TWINSでスティーブ・ブシ
>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.2

観た。

原作も漫画も未読。
これは面白かった。息が詰まりそうになるシーンが何度もあって。アニメ映画で股間がスースーしたのは初めての経験かも。

山や自然の絵が美しい。
太陽や光の演出も上手で臨場感が
>>続きを読む