ドドド大王さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

宮崎駿の暴走するクリエイティビティを感じることができる作品!それは、子供が無邪気に描いた絵のようでもあるし、これまでのジブリの歴史を総括する曼荼羅のようなものでもあると思えた。あと、なんか諸星大次郎感>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

ハイパーごみ映画。何にもいいとこなし。本当にしょうもない。中田秀夫
監督は誰かに脅されてこれを作ったんですか!

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかく勿体無いという印象。部分部分では、ハッとするような恐怖描写(荒い画素の幽霊)や、あまりホラー映画に似合わないロケーション(加計呂麻島)など良い要素が揃っているのにマジで残念。まず、VRと南国ホ>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.2

とても重要なテーマを扱っているのもわかるし、質実剛健な物語の構成になっているのだけれど、なんか演技とか演出が安っぽい。阿部寛の相棒の演技もなんか台本感あるし、背後でバレリーナが踊る演出も、なんかすごい>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃメタファー映画。楽器のシーンが怪物の咆哮みたいなシーンとかはかなり好きなんやけど、全体的に説教くさい感じがしてちょっとハマらんかった。

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.3

おそらく当時では革新的であったであろう不気味な画作り。このあたりで初めて吸血鬼が映画として描かれているそうだが、この頃はコウモリや血液といったモチーフとはあまり結びつかないことは興味深い。ヴァンパイア>>続きを読む

NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.7

思ったよりアクションホラーな感じで、邦題とポスターからのイメージとギャップがあった。悪魔祓いのシーンは現代的にアップデートされつつ、計り知れない悪の凶暴性も描かれていて、迫力満点。でも、悪魔の根源につ>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

90年代のまだ科学で何でもかんでも解明されていない感じ伝わってすごく良い。巻き起こってる事件はめちゃくちゃシリアスなんだけど、ちょくちょくふざけるせいで、あんま深刻感が無い。工藤正貴は、オトンもおばち>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.7

いきなり起承転結の転から始まるみたいな映画。変に説教くさくなくて、ストレートに厭な映画なのが良い。

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.5

短い時間にぎゅっとまとまっていて集中して観れました。最後の半ケツがすげー気になりました。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.6

「忘れられない思い出」をテーマにした、一夏の物語系映画。展開が突拍子もないところはあるが、世界観の構築がやっぱり素晴らしい。石田祐康の扱う水の演出が大好き★

四月物語(1998年製作の映画)

3.7

何も起こらないけどなんかいい、そんな感じの映画。初めの、桜吹雪に包まれる引越しシーンが、とても素敵。

オボエテイル(2005年製作の映画)

3.0

薄味の世にも奇妙な物語みたいな感じだった。思い出だけに、終始映像の彩度が高かったのはよかった。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.7

自分は21世紀生まれだからわからないけど、90年代の夏休みってこんなにキラキラしてたのかって思う。学校も街の大人も子供たちも、何かに急かされたり押し出されたりしないで、瞬間を生きている。今ではみんなが>>続きを読む

呪怨2(2000年製作の映画)

3.5

無印ビデオ版の続き。一瞬びっくりしたが、前回の続き(というか全く同じエピソード)がいきなり始まる。ホラー描写としては前回のジメジメ感全開の攻め方だけでなく、ジャンプスケアやヘドバン女など、多彩な怖がら>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

3.8

ジメジメ系Jホラーの旗手「呪怨」の原点となる作品。この時点で、お決まりの呪怨確キルフォーマットが完成されている。関わったら問答無用で殺される「呪怨」はやっぱり怖い。逃げ場がないから。陽が落ちかけてセピ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

映画全編をラップトップ上で見せるという発想に対して、全くアイデア負けしていない緩急あるストーリーと緻密な演出がすごい。チャットの速度やカーソルの動きなど、実際に会話する以上に、登場人物の心の動きが伝わ>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

ホラー映画の金字塔。この映画の血がほぼ全てのホラー映画に流れていると思うと、すごいなあ。今見ても、一枚絵でキマるシーンが多くて、美しい映画だと思った。

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.8

zoom上で展開されるホラー映画だが、意外と画面と物語がブンブン動き、飽きない。襲来してくる悪霊も情け容赦ないバチバチの怨霊。オンラインと言う地の利を活かしたホラー演出も抜群で面白かった。

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気は抜群だった。場面場面の禍々しい一枚絵がすごくキマっていて、緩く進んでいく物語にもかかわらず、印象に残るシーンが多かった。最後まで悪の元凶が明かされないのは、物語のドス黒さを際立たせるので好みだ>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.7

毎日がだるくて地震が起きて学校が休みにならないかな〜〜の気持ちを思い出した

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.2

結構ガチで面白い。めちゃくちゃ脳死で見ても面白いし、ストーリーや脚本の意外性も効いてて楽しい。今の日本の映画でこんなにスプラッシュなやつなかなかないな〜と思った。

呪われの橋(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

オーソドックスなホラー映画かと思いきや、意外と最後の方ミステリー仕立てになって結構面白い

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

設定も面白いし登場人物の個性も強いんだけれど、肝心のストーリーがシチュエーション頼みでパンチがない気もした。シャマラン感は強いし、この意見は人によるかもしれない。

クローゼット(2020年製作の映画)

3.2

韓国のホラー映画らしいジメッとした感じはありつつも、残酷さや恐怖感は抑えめでとっつきやすい感じになってる。ちょっと薄味に感じてしまったかも。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的に悪いことしてないのに、ちょっとの羽目外しがとんでもないことになっていく感じはすごいわかる。やることなす事全部、後手に回って一瞬でドツボにハマってく様子は、自分のことのようにも思えてゾッとした。>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.6

マジでなんか刺さらんかった。ガキ臭さもそうだし、登場人物一人一人の思いみたいなのがぼかされてるのが、入り込めない一つの要因だった。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.7

大したことは起こらないのだけれど、すこしパラレルワールドでの自分のことのようにも思えて、ぐっとくる。戻れない昔のキラキラした日々を思い出し、地に足がついていない今の自分をむなしく感じてしまった。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

だらっとしてるけど、それ小学生の夏らしい。そんな作品★

フッテージ(2012年製作の映画)

3.5

謎のビデオの部分の禍々しさだけでお釣りが帰ってくるレベル。おすすめ★

Sin Clock(2023年製作の映画)

3.7

結構面白かった。おすすめ。全体的にラッパーの登場が多くて藤田晋の人選なんかなって思った。