こざらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

80年代がテーマのジュブナイル作品に惹かれ、鑑賞しました。そんな軽い気持ちで見始めた今作が、今年観た映画の中で1番怖かったです。

最後まで犯人なのか分からない絶妙な脚本に終始ハラハラしっぱなしでした
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.5

60分間を使ってたっぷりと描かれる前フリがたまらない作品。

映画音楽の魅力を堪能できました。音楽が魅力的に使われることが、逆に音楽が無いことによる緊迫感を引き立てています。

ツッコミどころは多々あ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「事前情報が全く無い状態で映画を観る」という経験欲しさに鑑賞しました。

怪しげな鳥が喋り出し、今作がファンタジーだとわかった時にはとても高揚感がありました。しかし、この高揚感のきっかけは、きっと本編
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

ここ最近のホラー作品では、ダントツで秀逸な脚本です。1作目へのリスペクトを感じられる数々のシーンや、2作目ならではの意外な展開にあっという間の100分間でした。

イザベル・ファーマンが、さすがに9歳
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バイオハザード ダムネーション(2012年製作の映画)

3.0

バイオハザードのIPを上手く活用し、前作以上に1本の映画としてしっかりと成り立たせています。

今作は、『バイオハザード』の持つ「プラーガ」や「B.O.W」等の要素を絶妙に織り交ぜ、それを政治/戦争転
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バイオハザード ディジェネレーション(2008年製作の映画)

3.0

「バイオ2」が好きな私にとっては眼福の作品。

2008年で既にここまで美麗なCGアクションが出来ていたのかと驚きました。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

想像以上にインディジョーンズしてたと思います。

カット割の多さからアクションの魅力は減少していたようにも感じますが、この年に劇場で『インディジョーンズ』の新作が観れたことだけで大満足です。

放射能X(1954年製作の映画)

3.0

現代の怪獣映画は、CGやアクション等を用いて、どれだけの映像的なインパクトを与えるかが重視される傾向にある。

ゴジラ1作目と同年となる1954年に公開された今作は、CG等がない時代ゆえ、脚本によって
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.5

ナチスドイツ時代、ユダヤ人の"最終解決"方法を模索するヴァンゼー会議の全貌を映像化した作品。

映画としての誇張された演出が一切なく、淡々と続く会議を映すことが、逆に出席者達の異常性を鮮明に映し出して
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

ジェームズ・ワンがプロデュースして、ブラムハウスが制作したということを存分に感じることが出来る作品でした。

近年流行りのAIや今後起こりうるかもしれない家庭問題に焦点を当てたメッセージ性のある作品で
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X エックス(2022年製作の映画)

3.0

『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせる、軽いシチュエーションホラー作品。にも関わらず大きなメッセージや社会への風刺が込められている。

70年代という時代背景を見事に活かした演出の数々は最高でした。

また
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

アメコミ好きにはたまらない作品。アメコミがそのまま動いたかのような演出の数々が前作以上に増していて最高です。

MCUよりも間違いなくマルチバースを上手く使いこなしています。マルチバースはただファンサ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

短編漫画を綺麗に映画尺にした脚本には頭が上がらないです。

ただ、尺を伸ばしたことにより、『岸辺露伴は動かない』の「奇妙で"未知な"現象に接触した」という独特な体験が損なわれてしまったようにも感じまし
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

私は会話劇だけで魅力的な作品が作れる監督が大好きです。今作もテンポの良い会話劇と心に響くセリフの数々を楽しむことが出来ました。特にラストシーンのセリフは最高でした。

そして、キャラクターが魅力的です
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.5

ロサンゼルス警察の過酷すぎる日常をPOV視点を取り入れて描いた作品。

POV視点が「一寸先は闇」、見えない敵と戦い続ける彼らを映し出す演出として、とても良かったです。

しかし、逆に全編に渡ってPO
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

映画が好きな人ほど、楽しめるドキュメンタリー作品。

「歴史/構成要素/仕事」の3つの視点から、スタッフベースで映画音響について語られていく。

新しい映画への視点をくれる素敵な1本です。