こざらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

3.0

今作は、ニュータイプという設定を用いて、死生観をテーマにしていますが、全体を通して掘り下げが足りないため、とても浅く感じます。

特に、NTのキャラクター達は深掘りされないので、しっかりと深掘りされて
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督が新たなスパイ映画を作ったかと思えば、まさかの『キングスマン』シリーズでした!?

今作の『キングスマン』要素は単なるセルフオマージュやメタ的表現に留まりません
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大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

3.0

「ゆるゆり」は全く知らずに初見で本作に飛び込みました。数年前であればOVA作品だったであろう短尺の作品で、映像業界の移り変わりを感じます。

脚本の横谷さんが今作のテイストにとても合っていたと思います
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.5

スクリーンでの初ガンダム。20年分の映像技術進歩を体感することができ、大満足の時間でした。

歴史の長いIPかつ、20年前に放送していたシリーズの続編ということで、万人受けするような作品にはあえてせず
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣 HDリマスター(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

再び決別するアスランとキラ…どちらも正しくてどちらも間違っている。この展開を前作のメインキャラでするからとんでもなく物語に深みが出ています。

展開が面白すぎます。続きが楽しみです。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界 HDリマスター(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

4部作に分けたことで、前作と比べ、とても丁寧に展開されるようになりました。

SEEDで一旦決着した戦争がまた勃発してしまう展開はとても考えさせられましたし、ここを丁寧に描いてくれて良かったです。

機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 鳴動の宇宙 HDリマスター(2020年製作の映画)

3.5

"何"が起こったかは一通り分かるようになっていますが、3部作にわたって"なんで"起こったかが分からないです。その展開に至る動機が大きくカットされているので、視聴時間をケチらずにTVシリーズで見ればよか>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター(2019年製作の映画)

2.5

流石に21話分を90分にまとめるのは無理があるように感じました。世界観も説明しきれていないように思います。

ただ戦闘描写を存分に楽しむことが出来ましたし、キラとアスランの関係性や戦争の残酷さなどガン
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リボルバー(2005年製作の映画)

3.5

今まででみた映画の中で一番難解だったかもしれないです。ただ、この頭の整理がついていない感じが、本作の魅力にも思えます。

突然アニメーションになるのは正直意味がわかりませんでしたが、アニメーションの誇
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

このガイ・リッチー作品もかっこ良いの一言に尽きます…。

「ジェントルメン」「オペレーションフォーチュン」と、ガイ・リッチー監督作品の音楽を担当しているクリストファー・ベンステッドさんの魅力が1番伝わ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

ラストシーンのスターウォーズ4のオマージュが最高でした。埼玉県人の想いと反乱軍の想いを重ね合わせる。ぶっ飛んだ演出なのに、本作の世界観を100分以上見てきた自分は、違和感なく受け入れてしまう。ラストシ>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

『ジョーズ2』×『インディ・ジョーンズ』×『ダイ・ハード』みたいな作品で、とにかく「午後のロードショー」好きにはたまらない要素がてんこ盛りです。間違いなく前作以上の面白さでした。

絶対死なないことを
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

ゴア描写たっぷりのパニックコメディをこれだけの予算をかけて作ってしまうハリウッドに感服しました。

今作の舞台が隔離空間ではないことがとても良かったです。私が観てきたパニック映画は、隔離空間で次々と人
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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない(2023年製作の映画)

3.5

脚本とそれを引き立てる間がとても好みです。特段目を奪われるような演出がなくとも、ストーリーが良すぎるので全く気になりません。ただ、完璧な間の取り方や繊細な構図など、映像化する意義をしっかりと見せてくれ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.0

ディズニー映画が好きな人なら、今作が嫌いな人は絶対にいないと思います。

一言で泣かせる力を持つミッキーは凄い。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

ディズニーアニメーション100周年記念作品ということもあり、歴代ディズニー作品のオマージュが不断に盛り込まれた作品でした。

コメディ作品を除いて、オマージュが多すぎる作品は、個人的にあまり好きではあ
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ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(2014年製作の映画)

3.0

とても豪華かつ程良く本編を支えてくれる、良いOVAでした。

『ヘタリア』のように国の文化を織り交ぜたアニメ作品が、個人的に大好きなのでとても楽しめました。

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

3.5

多様性の尊重だとか、他人や自分を理解するとか…まだ私は何1つできている気はしないですが、その答えを示してくれる作品です。

エンドクレジット時の曲が良すぎます。クレジットを見たいので、クレジット中に映
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ダンジョン飯 Delicious in Dungeon(2023年製作の映画)

3.5

原作未読で鑑賞したこともあり、予想外の設定ばかりでとても楽しめました。

敢えて画質を落とすコメディの演出もとても気に入りました。デフォルメされたアニメだからこそ可能なテンポ感は最高です。

本来であ
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.5

TVアニメシリーズで築いたストーリーの土台があるからこそ、かなり重く考えさせられる、プラトニックで繊細なお話になっていました。

『アキバ冥途戦争』で感じた、増井壮一監督の狂った絵面や赤裸々に描かれる
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

ここ最近観た映画で1番笑いました。マクロで捉えると、タランティーノ監督っぽい(?)全体構成になっています。しかしミクロで捉えると、坂元監督のテイストが暴走しすぎて、全てのシーンが新鮮に感じます。

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

現代と過去を上手く使い分けることで、本作の残酷さをより際立てているのが、個人的にはとても好みでした。

複数テーマがあっても、全てが上手く噛み合っていました。だからこそ、ホラーやミステリー、アクション
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オーメン(1976年製作の映画)

3.0

『エクソシスト』×『エスター』なホラー作品を期待して鑑賞したら、社会風刺の効いたサスペンス作品で驚きました。『エクソシスト』とは全く違う視点で悪魔を描く発想はとても面白いです。また、音楽と撮影がとても>>続きを読む