阪本嘉一好子さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

阪本嘉一好子

阪本嘉一好子

映画(616)
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.0

ブルースリーのカンフーの動きから 太極拳を学ぼうと思ってこの映画を
みた。
しかし、全く無理、動きが速くてこれは別技である。しかし、手足を利用して彼、隙をつく。その立ち回りを見た。

彼のキスシーンは
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画はイラン国内で監督(政府に監督業はできないと言われてる。)として自分の生き方を強く主張している作品になっていると思う。なぜかというと:1)アザリ語(Azari)を話すイラン北部の村で、トルコと>>続きを読む

Kadosh(原題)(1999年製作の映画)

5.0

Kodashとはヘブライ語で『聖なる』意味があると辞書にあった。そして、神の自然(本質)を理解し、神と人間との関係を基本にすることだと書いてあった。この映画はそれを追求したもののようだが.......>>続きを読む

エルサレムの路面電車(2018年製作の映画)

5.0

The Jerusalem Light Rail の乗客を追っているが、その意味することを勝手に判断してみる。エルサレムの宗教、民族、旅行客,
車中内外など文化の多様性を使って人間模様を醸しだしている
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オリーブの山(2015年製作の映画)

4.7

アシュラム ポーラックはアヘドの膝(2021年製作の映画https://filmarks.com/movies/97448/reviews/143974100 )で感情豊かな俳優なので気に入っていた。>>続きを読む

トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

4.9

映画の最初、モスクワでコントラクトにサインをして、1993年12月にヘルシンキのでコンサートをするように思える。シベリウスのフィンランディアでコンサートは始まる。あとで読んだが七万にんの観衆を集めたら>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

4.5

旧約聖書やキリスト教の新約聖書のパロディのような映画だね。例えば、ウラジミールがバンドのメンバーに食をあたえず、演奏させて、もうけは全部自分の懐にいるるところ。それは、(エジプトの人は)監督(ウラジミ>>続きを読む

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.7

1984年、ロサンジェルスのサウスセントラルのクレンシャーウ( Crenshaw)地域の話である。そして、7年後、クレンシャーウ高校に通っている近所の仲間同士のそれぞれがどう判断し行動するかによって、>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.6

Cossack songから始まるが、歌も演奏もいいねえと思っていたら、アメリカに行けと。They will buy anything だって。なんて言ったらいいか、シベリアツンドラのスタンダードは高>>続きを読む

ラヤルの三千夜(2015年製作の映画)

4.6

字幕の最後で、『パレスチナ人はイスラエルの占領地の中で戦った。1948年以来、七十万以上のパレスチナ人がイスラエルの刑務所に収容された。1983年PLOは4765人のパレスチ人を解放させることができた>>続きを読む

アヴェ・マリア(2015年製作の映画)

4.4

コメディ?風刺?なんとも言えない面白くないコメディだった。ユダヤ教の家族が、安息日になろうとしているのに、アラブ(パレスチナ)の脇道を走っていて、マリア像に車をぶつけて、マリアの首を折ってしまった。そ>>続きを読む

約束の旅路(2005年製作の映画)

5.0

はじめに、Thora -Exode Chapitre XiX 4 と。これは聖書で言うと出エジプト記である。エチオピアのユダヤ人(Falashasーファラシャ; "アビシニアの黒い肌のユダヤ部族")は>>続きを読む

Dancing Arabs(原題)(2014年製作の映画)

5.0

サイード・キャシュアの処女作、ダンシング アラブズ(Dancing Arabs (2002),の映画化だそうだ。この話はサイード・キャシュアのセミ自叙伝だそうだ。ちょっとコメディぽく描かれていて、現実>>続きを読む

シリアの花嫁(2004年製作の映画)

5.0

この映画の最初の画面で、状況説明があるのでありがたかった。『イスラエルとシリアの境界であるゴランハイツのMajdal shams(マジダル・シャムス)は最も多くのドゥルーズ派の村が存在する。1967年>>続きを読む

単騎、千里を走る。(2005年製作の映画)

4.6

内向きで口数が少なく多くを言語化できない性格の父親(高倉健)、また息子も父親と同じような性格。この二人はお互いに向き合うことを避けて逃げていたことに気づく。『千里走単騎』を中国人作家ので、脚本家の鄒静>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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コゴナダ監督の「コロンバス(2017年製作の映画)
Columbus」(レビューあり)が気に入り、これもみる事にした。「パチンコ』も良さそうだなあ。

(1990年製作の映画)

5.0


黒澤明監督『夢』を映画レビューのクラスで使うが、私の考察をここに書いておく。教えているクラスは先生主導型のクラスでなく学習者主導型で、この「夢」を観て、学習者が選んだ討論テーマについて話し合う。ただ
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

4.9

「参った」がこの映画の一言。母親(Gabrielle Union)の身勝手さと息子,フレンチ(Jeremy Pope)の成長過程についてだけ感想を書く。
母親はゲイである息子を受け入れることができず、
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

5.0

生きるって、生きていることってなに?どんな状態?この映画を見て改めて考えさせられた。人間っておいさき短いと知った時、こんなにパワフルになり、物事を成しとけることができるの?結局は子供のための公園に尽力>>続きを読む

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

マリヤム・トゥザニ(Maryam Touzani)監督の映画はこれで2本目である。伴侶であるナビル・アユチNabil Ayouchも監督だが、彼はここでプロデューサーになっている。二人の新作を私はいつ>>続きを読む

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

5.0

John Coltrane というと、まず、思いだす曲はジャズバージョンのMy Favorite thingsで、物静かなイメージが強い。 https://www.youtube.com/watch?>>続きを読む

ドアーズ(1991年製作の映画)

1.0

ドアーズ、特にジム・モリソンは私の大好きな歌手だ。なぜかというと歌詞が複雑だけでなく、人間が複雑だから。でも、好きなのはここ10年ぐらいの話。

高校時代か大学時代の私の部屋には彼の上半身裸体の等身大
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

5.0

ニューヨーク、1961年ガスライトカフェと字幕に。hang me, oh hang me, I will be dead and gone. ...とルーウィンデイビス(オスカー・アイザック)が歌い出>>続きを読む

クイーン ハンガリアン・ラプソディ(2012年製作の映画)

4.9

ブダペスト、ネープシュダディオン(Népstadion)でのコンサート。
このツアーの名前は1986年ウェンブリーと同様、マジック・ツアー。クイーンのメンバーがフレディーと最後のマジック・ツアーで最後
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ラスト・ツアー クイーン1986 Live at Wembley Stadium(1986年製作の映画)

5.0

Queen Live at Wembley Stadium
1986年のツアーをビデオで鑑賞。最初は、観客がウェンブリーに入っていくところや、ステージのセッティングをみせる。私はこのスタジアムに行っ
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コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

このコンサートは2002年の11月29日のロンドンのロイヤルアルバートホールのであり、以前に興味があって見たことがあった。ジョージの息子のダニー(Dhani Harrison)があまりにも父親にそっく>>続きを読む

Deep Purple: From Here to InFinite(原題)(2017年製作の映画)

5.0

ディープパープルは60年代からずっと好きだったバンドだ(しかし、80年以降はクラシックを聴くようになってしまったから聞いていない)。アルバムInfiniteでディープ・パープルがボーカル、イアン・ギラ>>続きを読む

Be My Voice(英題)(2021年製作の映画)

5.0

観賞したが忘れないうちに詳しく書きたい。
外、つまり外国に住んでアクティビストを続けているのが気になったが、本国に戻ったら殺されてしまうし、外国にいてもいつ政府のスパイの手が伸びるかわからない。誰がリ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはそれほど、稀でもない。妻と娘とクリスチャンの信仰を捨て同性の恋人に走り、ガンの人生をおくって亡くなった人を知っている。それに、アイダホ州は共和党の州でこの映画でも、共和党でテッドクルズやマ>>続きを読む

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

家族同士また社会との関わり合いで我々は成長して来た。その中でおきる矛盾をどう受け止めるか主人公のポールが自ら答えを出している。それはフレッド トランプ(ドナルド トランプの父親)が感謝祭のダンスでスポ>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

この映画は気持ちのいい内容だったとは言えない。ベルリンフィル(実際はドレスデン交響楽団)の常任指揮者までになったターの人を蹴落としていく、おぞましき悪行とその結果であって、最後はフィリピンで娯楽のオー>>続きを読む

アリーヤ(原題)(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

アリーヤは人の名前かと思って見始めたら、シオニズムで海外のユダヤ人がイスラエルに移民することをいうらしい。映画を見ていると納得がいく。現在、極右・宗教政党と連立政権で、全体主義傾向のベンヤミン・ネタニ>>続きを読む

Brother's Keeper(原題)(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的な映画でしばらく動けなかった。トルコのヌリビルゲジェイラン監督の昔々、アナトリアで(Bir Zamanlar Anadolu'da2011年)を観た時と同じようなショックを受けた。それは、私の期>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

スウェーデン映画の方をすでにみて(2016年、『幸せなひとりぼっち』https://filmarks.com/movies/45229/reviews/99141126)いたので、米国版のレビューを書>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

これだけ深くて幅広い見解の映画は久しぶりだ。監督が我々に幾重にも問題意識を与え、監督の見解がコルム(ブレンダン・グリーソン)を通して現れているように思う。なぜこの三人三様の登場人物が必要だったんだろう>>続きを読む