kurinさんの映画レビュー・感想・評価

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ブーメランのように(1976年製作の映画)

3.3

題名は過去のあるものはその世界に戻ってしまうという意味だろうか。犯罪を犯した息子を窮地から救い出そうとする話。アラン・ドロンが主役でなければ成立しない話だろう。息子の手紙を見てのドロンの反応が凄いのと>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

J・デップはよくこんなシリアスなドラマに出たもんです。水俣の話は辛く厳しい現実であり、よく携わってくれました。クレジットを見るとB・ナイやJ・デップは製作にも関わっている様子。さすがと思いました。日本>>続きを読む

ボディガード(1992年製作の映画)

3.4

当時30年前この映画は流行りました。ポスターも記憶にあります。コスナーがストイックでカッコ良さ満点。今見ると前半はなんとなく停滞している感じだけど、ラスト15分あたりから急激にサスペンスが高まるところ>>続きを読む

あ・うん(1989年製作の映画)

3.6

高倉健と板東英二の友情物語。富司純子が美しく、可愛らしい!哀しくもいい話だった。

時間離脱者(2015年製作の映画)

3.5

興味を引く時間SFで、スリラー要素もあり主演男性2人も熱演で面白かった。ただ2つの時間空間の理屈の細かいところが2度観たが私はわからず。気にするのはやめました。イ・ジョンスが劇中何度も殺害されてしまう>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

巨大配送企業とその配送基地の描き方が面白くスリリング。外資の想像される雰囲気がよくでてます。また、そこで企てられた爆弾テロという発想も秀逸と思います。私としては主人公の動き方が今一つ理解しにくい感じで>>続きを読む

ザ・シークレット・サービス(1993年製作の映画)

3.4

過去の失敗をトラウマにもつ年配シークレット・サービスが執念で病的犯人を追い詰める。老いてあがくイーストウッドの描写も多いものの、その執念が熱い。そこがこの映画の1番のポイント。普通に考えるとシークレッ>>続きを読む

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.5

引き取り手のない仏様を預かって面倒をとことん見る男の話。俗世の人ではないような主人公を阿部サダヲが好演している。メンバーから喜劇を想像するが意外にストレートなファンタジーだった。満島ひかりが可愛らしい>>続きを読む

なくもんか(2009年製作の映画)

3.6

立て続けに不幸な環境となった主人公が八方美人の笑顔を武器に逆襲!阿部サダヲではなくてはできないコメディ。頑張りすぎて少しきつい感もあったがさすがの演技。いしだあゆみの認知症の母親役が最高です。今はなき>>続きを読む

帰れない二人(2018年製作の映画)

3.9

チャオ・タオの姐さんぶりが良きかな。中国の2018年頃の話とは思えない、殺伐ぶり。根っからのハードボイルド。悲恋ぶりが熱い。面白かったが、渡世人の世界のよう。

ラブストーリー(2003年製作の映画)

3.8

親子2代に渡る話としたことと要所に戦争の跡を挟むことで、この大悲恋物語がソン・イエジンの熱演と合わさってとても締まった。昔の韓国の郊外の村や学校などの描写も丁寧。名作です。

火花(2017年製作の映画)

3.3

特段大きな出来事があるわけではないが、不幸な結末を予想させる暗いトーンで話は進む。若い時にある試行錯誤をまじめに続けるが実りそうにない。桐谷健太演じる神谷が明るいキャラだけに落ちぶれた後に哀愁が漂った>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.6

神経が疲れたような母親が、ふとしたことから自分の疑問にこだわり、歴史的大発見に至るお話。憑かれた主人公の演技もいいが、家族のさりげない協力の描写がとても良い。手柄を表向き全部持っていかれるところは現実>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.7

第一章の使者たちの過去と因縁を描く。どれも悲惨な運命なので悲しみ深く。戦国時代のチョ・ジフンの武将ぶりが素晴らしい。壮大なファンタジーの大団円と思う。

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

韓国霊界ファンタジー。ハ・ジョンウとチョ・ジフンが使者として無実者の転生をサポートする。使者はマトリックスのような衣装で壮大なCG世界を展開させている。根本はベタなメロドラマだけどその苦労のしっぷりが>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.4

違う世界に行って、何が人生で大事なのかを知るという話。自分には今一つわからず。ティア・レオーニとちびっこたちはなんとも愛嬌たっぷりでした。

トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トンネルに入った時にもし崩れてきたらという悪夢を映画化。崩壊に閉された環境は本当に恐怖そのもの。そこはなんとかハ・ジョンウの生命力で乗り切る。オ・ダルスの消防長も誠実でとても好感。隣のトンネルの工事は>>続きを読む

ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

3.8

ベイルートへ人質救出作戦へ出向くまではまどろっこしい進行だったが、ハ・ジョンウとチョ・ジフンが出会ってからは救出脱出アクションとして俄然面白くなる。2人の掛け合いはよく、特にあんちゃん風のジフンが愛嬌>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.6

最初のうち、なんだかわからない話だったが、後半いろいろ伏線回収され納得の内容になった。瑛太と松田翔平はこの時もコンビだったとは驚きでした。名コンビだと思います。岡田将生や濱田岳があまりに若くてきれいで>>続きを読む

熱烈(2023年製作の映画)

3.8

ブレイキング・ダンスは凄まじいの一言。ストーリーもひねらず、素直で悪いやつもでてこないので気分もいい。映像もど迫力で爽快な気分になった。もっと話題になってほしい作品です。

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

アメリカの名優共演の政治サスペンス。出足に関係者の名前が多数出てくるところで、ついていけるか不安になるが、2人が中心になる頃から急速にサスペンスに突入し、面白さが深まる。ホフマンとレッドフォードが若く>>続きを読む

あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

3.7

生きていくのがやっとの状況でひたすら仲良く協力して、とにかく生きてゆく。身体も頭もうまく動かんし大変です。いいお話だけどやっぱり辛くなります。お亡くなりになるのも現実に撮ったのだろうか。それほどよく撮>>続きを読む

想いのこし(2014年製作の映画)

3.6

死者にたのみごとをされる話はあると思うが、これは頼まれる岡田将生くんの演技がよくて活きている。今ほど手練れではないが振り幅が大きくて楽しい。木南晴夏や広末涼子、松井愛莉のポールダンスもなかなかお見事。>>続きを読む

パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

これはとってもハートフルで面白い!寺田心くんもいいけど、なんといっても棚橋選手の演技(存在かも?)がいい。ほかの出演者の演技が浮いてしまう感じがしました。感動の一作です。

EXIT(2019年製作の映画)

4.0

突如発生した有毒ガスから高度の高い方へ逃げまくる。主人公がなんだか冴えない設定にされておりコメディ色がついて展開する。気の強そうなユナとはいいコンビになってた。相当シビアな環境だが、映画は楽しくエンタ>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

韓国内政事件を迫真の映像で描く。1987年はつい37年前の話。当時私も社会に出て働いているが全く知らなかった。政治事件はやはり怖いものだ。キム・ヨンソク、ユ・ヘジンはつい最近も別の作品で見たばかりだが>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

これは面白かった!ハートフルでヤクザギャグもいっぱい入ってた。綾野剛はいい男だね。

ボールズ・ボールズ(1980年製作の映画)

3.0

メンバーからみて、ものすごく面白そうなのだけどあまり盛り上がらず。グリーンにトンネルを掘るモグラくんもあまり活躍しない。ただ、なんだかガチャガチャしていて楽しそう。下品なロドニー・デンジャーフィールド>>続きを読む

クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.6

死んだ他人の脳を無用な囚人に移植して、その記憶を探るという発想。他人の細胞を移植するとその記憶に混乱するという話は過去あったが、これはそこを逆手に取った作り。工夫度高い。役者陣は凶暴なコスナーや妖艶な>>続きを読む

ファンダンゴ(1985年製作の映画)

3.5

本作は公開時に観て以来、約40年ぶりに鑑賞。人生のモラトリアムをやってみたいことをやってみた夢のような印象。冒険もあてのない旅も美しい景色や映像もないけど、何故か余韻が残る。コスナーは想像上の主人公の>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

オペレーターと電話だけで物語を作るところはすごいと思う。また、オペレーターがその判断が誤ってしまうところがサスペンスを増幅させた。緊張感が継続して、目(いや、耳か?)が離せなかった。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.3

ユマ・サーマンをはじめスターが沢山登場。日本のサムライアクションをやりたかったのか、どのシーンも思い入れが強い感じがした。刀を使うと切断と出血が発生するがどちらも派手に誇張されていて、残虐度を高く感じ>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.8

ロバート・D・Jrは(劇中でも彼女に言われていたが)自己中で攻撃的、機関銃のように喋りまくる役が多い気がする。今回は彼のそんな性格と厳格な父親(R.デュバル)との和解を描いたように感じた。デュバルの老>>続きを読む

プロミス ~氷上の女神たち~(2016年製作の映画)

3.7

ガラクタのメンバーを集めて強くなってゆくという話はよくあるが、韓国代表なので規模は大きい。前半のメンバー集めやトレーニングはいささか不発気味だが、選手権が始まるあたりから俄然面白くなった。アイスホッケ>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.4

瑛太と松田龍平の屈折した便利屋バディもの。2人がそれぞれ重いテーマを心に持っており、底を流れるトーンは暗め。エピソードはそれぞれ面白いので続きが見たくなった。松田龍平の風変わりな助手が面白い。

滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.4

素人に演じてもらったものだそうですが、なんとなく面白いです。奇妙な味わいがあって、彼女らの活動を眺めていたという感想です。