けーはちさんの映画レビュー・感想・評価 - 53ページ目

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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

『アベンジャーズ』続編は、宇宙の総人口を半減したいサノスが、これまで小出しにされてきた宇宙の全てを司る秘宝インフィニティ・ストーンを集める話。『アイアンマン』に始まるMCUの10年の集大成。

確固た
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

京都アニメーションによるアニメ作品『響けユーフォニアム』のスピンオフ。女の子同士の同性愛かそれに近いニュアンスを扱う、いわゆる「百合」というジャンル。タイトル「リズと青い鳥」は、劇中劇として登場する童>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.3

会社や家族に軽んじられながら余命幾ばくもない身体をひきずって懸命に生きる老いた会社員の犬屋敷(木梨憲武)。不幸な生い立ちから社会を憎悪する高校生の獅子神(佐藤健)。二人の男が宇宙人にさらわれ、超能力&>>続きを読む

欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.5

禁酒法時代、バージニア州フランクリン郡で密造酒を売る三兄弟のクライム劇。主人公ボンデュラント兄弟は実在の人物(原作者は三男の孫)。圧政に楯突き続けた反体制ヒーローとして描かれ、地元には記念館まであるよ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

う~ん、個人的にお酒はさほど呑めないし(下戸が泥酔しようとも体力でごまかせるのは若者の特権)、母校である京大や京都の街にあまりに摩訶不思議エキゾチックなファンタジー乗せすぎているこのノリはあまり好きで>>続きを読む

明日の世界(2015年製作の映画)

3.0

「きっと全て大丈夫」3部作の壮大さとかドン・ハーツフェルトの棒人間らくがき絵柄を逆手にとった表現がすごかったのでオールナイトで一気に観たらインパクトは薄れるがこちらも古典SF的な良作。でもアニメーショ>>続きを読む

なんて素敵な日(2012年製作の映画)

3.8

「きっと全て大丈夫」「あなたは私の誇り」からの三部作の締め。棒人間らくがきアニメーションの認識世界から、実写の世界に戻ってパッと色鮮やかさを取り戻す、その過程で自分が死なない、永遠に生きる、すべての言>>続きを読む

あなたは私の誇り(2008年製作の映画)

3.2

「きっと全て大丈夫」のつづき。ノリは1作めと同じで、主人公の親との関係や遺伝などがつらつら語られる。遺伝は絆であり、呪いでもある。

きっと全て大丈夫(2006年製作の映画)

3.5

ノートの隅っこの落書きみたいな棒人間調の絵と、監督ドン・ハーツフェルトのマシンガンのごときナレーションでモリモリ描写される、冴えないオッサンの奇病・脳内大迷走。アニメと実写の組み合わせは「この絵柄だか>>続きを読む

サティの「パラード」(2016年製作の映画)

3.5

元ネタは1917年初演のバレエで音楽:エリック・サティ/美術:パブロ・ピカソ/脚本:ジャン・コクトーという当時の最先端(!)のコラボレーションなんだけど、これをアニメ化。いやもうシュールで。わからん。>>続きを読む

水の夢(2017年製作の映画)

3.3

古生代の海中での生命誕生を描く(最終的にはクジラへの進化までをやるらしい)。神秘的で綺麗なイメージ。

鐘声色彩幻想(2014年製作の映画)

2.8

ノーマン・マクラレンの『色彩幻想』の引用で教会の壁にプロジェクションする前提で作られたので縦長の映像。何か音ゲーのようだった……(現代人的感想)

five fire fish(2013年製作の映画)

2.5

McLaren's WorkshopというiPadのアプリで作ったノーマン・マクラレンへのオマージュ?(ちょっと理解らない)

干支1/3(2016年製作の映画)

3.3

2016年のトロント・リールアジアン国際映画祭20周年を記念したイベントで披露されたアニメーション。60歳のことを「還暦」というが、十干十二支は60年で1巡なので20年が干支の1/3というわけ。十干十>>続きを読む

古事記 日向篇(2013年製作の映画)

3.6

古事記のエピソードのアニメ化。国つくりの神話なのでイザナギ・イザナミの一挙手一投足でポコポコ子供の神さまやいろんなものが生まれるダイナミックなところがあるし、現代人感覚だと分からなくて不条理なところも>>続きを読む

鶴下絵和歌巻(2011年製作の映画)

2.9

俵屋宗達の「鶴図下絵和歌巻」のアニメーション化。淡々として短くすぐ終わってしまうが蒔絵がそのまま動いているようなイメージは美しい。

Fig(無花果)(2006年製作の映画)

3.0

「東京の夜」の擬人化アートアニメーション。涙が電線を伝わって電球に溜まり無花果になる、というイメージ。

怪物学抄(2016年製作の映画)

3.6

架空の中世ヨーロッパの怪物学者による架空の生物(怪物)を記した文書、という設定のアニメーション。コラン・ド・プランシーの「悪魔の辞典」とかが下敷きになっているんだと思う。ファンタジーアートとして面白い>>続きを読む

年をとった鰐(2005年製作の映画)

3.7

フランスの作家レオポルド・ショヴォーによる創作童話「年をとったワニの話」のアニメ作家・山村浩二によるアニメ化。同類喰い・恋人喰いのワニが、人間に神として祀られて幸せに暮らすという、因果応報・勧善懲悪と>>続きを読む

頭山(2002年製作の映画)

3.7

アニメ作家・山村浩二による落語「頭山」のアニメ化。男の頭に木が生えてそれを抜くと池ができて、男は自分の頭の池に飛び込んで死ぬというすごい不条理ネタで、アニメにすると本当シュールで楽しい。講談の語りと和>>続きを読む

話の話(1979年製作の映画)

3.7

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。このハイイロオオカミの絵もよく見るなぁ。彼(?)が狂言まわしになって、話はあってないような断片的なものでい>>続きを読む

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.6

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。これが一番メジャーなノルシュテイン作品なのかな。未知への好奇心と憧憬に満ちたユーモラスなハリネズミ🦔の五里>>続きを読む

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.7

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。互いに好きあっているのに両者ともツンデレであることで一向に結ばれなくて行ったり来たりを繰り返す、アオサギと>>続きを読む

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.3

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。初期作とは変わって一気にかわいらしい童話調になったが、ズルい貴族主義のキツネが民草のウサギから搾取するのは>>続きを読む

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.2

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。中世ロシアのモンゴル人による支配を「タタールのくびき」といってロシア史的に大きな意味を持っているのだそう。>>続きを読む

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.0

ユーリー・ノルシュテイン作品をHDリマスターした「アニメーションの神様、その美しき世界」より。キュビズムで描かれた「白黒」の背景に共産主義の「赤」がドドッと入ってくるソ連のプロパガンダ色の強い作品。ロ>>続きを読む

大魔神(1966年製作の映画)

3.7

本格時代劇にモンスター特撮を融合させたのが『ガメラ』に次ぐ大映特撮の代表作たる本作。

下剋上で国を獲った不心得な暴君が魔神を納める山の武人像を傷つけたところ、血を流し怒りの力を発揮、そこへ亡国のお姫
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

いきなりジョン・トラヴォルタが「ハリウッドはクソみたいな映画ばかり作ってる」「問題はリアリズムの欠如だ」というメタなセリフで、葉巻を余裕綽々に構えるシーンから始まり、緊迫した睨み合いから、人間爆弾がド>>続きを読む

くろねこルーシー(2012年製作の映画)

3.3

地方の港町で占い師を営む、妻子と別居中のダメなオッサンがひょんなことから黒い子猫を拾って、成功する人情物。もの言わぬネコ側にもきちんとドラマがあって、それを通じて成長するまでの主人公のダメなオッサンっ>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.3

コナンファンではないがまだまだ評判が上り調子なので3年連続で観る。今作ではコナンくんは小五郎のオッチャンの関係上、まきこまれ型の進行役で、真の主人公はアムロということで公安刑事ドラマの趣が強い。犯罪の>>続きを読む

やっさだるマン(2018年製作の映画)

3.3

ゆるキャラのくせに濃いめのオッサン顔なのでイマイチ人気がない、広島県三原市の御当地ゆるキャラ「やっさだるマン」をメジャーにするために、市役所の若手職員がPR動画を作るべく奮闘するっていう映画。

「幼
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最後のマイ・ウェイ(2012年製作の映画)

3.7

超名曲「マイ・ウェイ」の作曲者であるフランスの人気歌手クロード・フランソワを描く。原題『Cloclo』は彼のあだ名から。

父親がスエズ危機(運河を巡る戦争)で失業。モナコやパリで演奏家として働き、次
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ハンコック(2008年製作の映画)

3.5

超人スーパーマンが、品行方正なクラーク・ケントではなく、独善的に自分は正義の味方だと信じこみ法を踏みにじり私刑に興じるモンスターだったら?──そんな藤子・F・不二雄の怪奇SF短編漫画「ウルトラ・スーパ>>続きを読む

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.5

『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。今度の舞台はロンドンだ!英国首相の葬儀に参列する各国首脳を襲うテロ!大聖堂、ウェストミンスター橋、寺院は爆破!まさかの警察の半分は敵!たった一人の大統領警護官!>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.6

「俺はガンダムで行く‼」

2045年の荒廃世界、現実の問題の解決を諦めた人々はVR(仮想現実)世界「オアシス」で生きていた──1分1秒も退屈する暇のない圧倒的な映像空間、ぼんくらオタクの夢のような版
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.6

珈琲☕屋を営み裕福ではないが幸せな家庭を持つ平凡な男性トムが凶悪な強盗🔫に襲われる。しかし、鮮やかに返り討ちに仕留め、一躍、英雄扱いに。連日うるさい報道陣に混じり、顔に傷痕のあるマフィアがトムを訳知り>>続きを読む