けーはちさんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

けーはち

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デビルクエスト(2011年製作の映画)

2.3

仕事を選ばなさすぎてクソ映画請負人というイメージがついてしまったニコラス・ケイジだが、特に毛のある時の彼には要注意だ。本作もその面目を遺憾なく発揮している。物語は中世、教会の力が絶大であった時代、十字>>続きを読む

マンハント(2018年製作の映画)

4.1

ジョン・ウーの香港映画、魔都Osakaを舞台に、come back‼︎‼︎……だってのに「違和感がある」とか「話が無茶苦茶」だとかそんなことで評価を低めるのはおかしいヨ?

とは言え、珍奇な個性で固め
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

3.9

『LEGO ムービー』コンビのフィル・ロード&クリストファー・ミラー初監督3DCGアニメ作品。元ネタは絵本らしいのだが、映画化にあたって空想科学テイストが加えられた。主人公の発明家が何の資源もない地元>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.9

基本的には「田舎で閉鎖的な人間関係で雁字搦め」「一族総出で暴力団まがいの闇ビジネス」「厳格な掟による内部粛清や他氏族との抗争で血が流れる」田舎怖い系ホラーの犯罪サスペンス版「カントリー・ノワール」とい>>続きを読む

ゾウを撫でる(2013年製作の映画)

2.8

タイトルに惹かれて鑑賞。元ネタは「群盲ゾウを撫でる」というインドの寓話。

目が見えないままゾウの鼻を撫でた人と、尻尾を撫でた人では、感覚は全く違うわけで、ゾウという生き物の全体像はそれでは掴み得ない
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

3.7

名作スーパーロボットアニメ『マジンガーZ』から10年後の世界を描く続編。本編自体は全く世代でなくスパロボ(ゲーム『スーパーロボット大戦』)でしか知らないけど、オープニングから剣鉄也が必殺技名をガンガン>>続きを読む

LOFT 完全なる嘘(トリック)(2010年製作の映画)

-

ベルギー映画をオランダでリメイクしたもの。さらに米国でも『パーフェクト・ルーム』(邦題が原題と違いすぎるので検索に困る)としてリメイクされたバージョンを鑑賞済。その時の感想は下記。

https://
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わらの犬(2011年製作の映画)

2.9

'71年サム・ペキンパーの同名映画のリメイク。「都会者が妻の田舎に住んだら酷い目に遭う」という、いわゆる田舎者怖い系レッドネック映画で、最後には自宅が襲撃され、やるかやられるかの攻防戦に至るホーム・イ>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.3

昔『ひぐらしのなく頃に』って同人ノベルゲームがあって、「正解率1%」とか本格ミステリー風の謳い文句を出しておきながら、フタをあけてみれば「実は神と政府の仕業なんだよ」「な、なんだってー!」なオチだった>>続きを読む

モーテル(2007年製作の映画)

3.2

泊まったモーテルが殺人鬼の狩場でヤバい👹😱というスリラー映画。部屋にこれ見よがしに置いてあるビデオを再生すると殺人現場のスナッフ映像で、主人公夫婦は顔をしかめながら見るが次第に「これよく見たら俺たちの>>続きを読む

不能犯(2018年製作の映画)

3.4

『貞子vs伽倻子』で一躍Jホラーのスターダムにのし上がった(!?)白石晃士監督作品。松坂桃李演じるウソブキは、人間観察のために無償で殺人依頼を受ける歪な笑みを浮かべた狂気の男。彼はマインドコントロール>>続きを読む

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

多元宇宙(スティーヴン・キング作品群)の中心にある〝塔〟が攻撃・破壊されることで様々な世界が異形の存在に脅かされるというメタ的な存在を巡る、キングのライフワークと言うべき超大作SFファンタジーの映画化>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.3

東京・日本橋が舞台のご当地ミステリー「新参者」劇場版。最新作『祈りの幕が~』の後、振り返り鑑賞。刺された男が助けも呼ばずに八分間歩き続け、日本橋の翼の生えた麒麟像の下で死亡する異様な事件。その被害者の>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.9

認知症が進んでまだらボケになっている英文学者の夫。末期がんで限界が来ている妻。二人が古いキャンピングカー“Leisure Seeker”でフロリダの南端キーウェストにあるヘミングウェイの家まで旅する。>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

新参者・加賀恭一郎シリーズ完結編の映画化。東京・日本橋を舞台にしたご当地ミステリーの本作は、聖地付近のTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞。主な舞台となる東京、被害者が住んでいた滋賀県彦根市、そして加賀の亡>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

4.1

類例通りの凡庸なB級ホラー映画のような出だしから、いわば“裏方”とも言うべきメタなある種の存在が現れてくる。多くを語りたくなるも語らない方が良い作品のような気がこれはする。この手のジャンル映画にマニア>>続きを読む

その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)

3.1

ウクライナ出身のミステリアス美女、元ボンド・ガール、オルガ・キュリレンコ主演。とある事件を理由に引退した女スパイが陰謀と戦う話。事件の発端は銀行強盗を依頼された元彼が強奪品をネコババし裏で糸を引く大物>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督。黒人の不満が爆発した1967年のデトロイト暴動を元にした映画。タイトルから暴動を概観的に描く作品かと思いきや、「おもちゃのピス>>続きを読む

ダークマン(1990年製作の映画)

3.6

リーアム・ニーソン主演、アクション・ホラー映画。人工皮膚研究者がマフィアのイザコザに巻き込まれ間一髪のところ逃れるも醜悪に顔面を焼かれ、緊急手術で脳神経の一部を失い、狂気と怪力を発揮。人工皮膚を駆使し>>続きを読む

クリッシュ(2013年製作の映画)

3.8

インド産スーパーヒーロー映画。実はシリーズ3作目で、1作目は宇宙人を助けて力を授かる少年の『未知との遭遇』『E.T』じみた話、2作目は彼の息子が超能力に目覚め人助けをしてヒーローになる話らしい。で、日>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

3.8

近未来、完璧な天候操作を行うシステム、「ダッチ・ボーイ」が暴走、このままでは世界中がパニックに‼︎🌪🌊 東京に巨大な雹が降ってきたり、南米のリゾート地の海が凍ったり🏄‍♂️❄️、ドバイに津波🏜🌊が押し>>続きを読む

ズーランダー NO.2(2016年製作の映画)

2.0

キメ顔「マグナム」するとオーラで物体が動くというかつてのカリスマ的モデルがドタバタ大騒動を巻き起こす。監督・主演ベン・スティラーのコメディ第2弾。「創世神話にはアダムとイヴ、それとスーパーモデルの先祖>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

短期的な記憶喪失を時折起こす少年エヴァンは治療の為に日記を書く。やがて大人になって日記を読み返すと、その記憶が飛んだタイミングの過去に戻って、未来に影響を及ぼすことができるように。彼はとある悲劇をきっ>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

最ッ高。これは評価★4は堅い……もう、満点つけちゃえ‼💯ペルーからの移民🐻パディントン、おばさんへのプレゼントである飛び出す絵本を買う為にバイトに勤しむが、それが実は宝の地図💰💰だったことに気づいた黒>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.7

愛した男の嘘から始まる、ミステリー&サスペンス。主人公は大手バリキャリ女子(長澤まさみ)。3.11震災時に助けてくれて以来付き合う研究医を名乗るヒモ彼氏(高橋一生)がクモ膜下出血で昏睡。数年信じた彼が>>続きを読む

パラノーマル・アクティビティ5(2015年製作の映画)

2.9

ホームビデオ風フェイク・ドキュメンタリー心霊ホラーで、一世を風靡したシリーズの完結編らしき本作(調べてみたけど、日本語Wikipediaも無いやないかーい‼)。過去作を1作も見ずに挑んだけど、ザ・B級>>続きを読む

JOY(2015年製作の映画)

3.8

自作のモップをQVCで売りまくった主婦発明家、ジョイ・マンガーノの伝記映画。『世界にひとつのプレイブック』などのデヴィッド・O・ラッセル監督。ジェニファー・ローレンス主演、ロバート・デ・ニーロとブラッ>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.0

最後の最後になって知らない女が出てきて重要人物と抱き合って再会を喜びあい……あっ、ひょっとしてシリーズで話が継続してる作品なのか……と愕然。そこは別として最新作から見ても概ね特に何も考えず楽しめるエン>>続きを読む

セルラー(2004年製作の映画)

4.2

冒頭ヒロインのキム・ベイシンガーが悪人ジェイソン・ステイサムに誘拐監禁され、部屋で壊れた電話を必死に繋いだら何と見ず知らずのチャラ男(後年のキャプテン・アメリカことクリス・エヴァンス)の携帯に着信。彼>>続きを読む

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.0

ボスニアの紛争介入に赴いていたシールズの精鋭に持ち掛けられた依頼。湖からナチの金塊をサルベージせよ!──ザ・B級な邦題がついているのに割と豪華な、冒頭ドンパチ賑やか見ごたえあり、最後のちょっと盛り上が>>続きを読む

96時間(2008年製作の映画)

4.2

言わずもがな、the・さえないオッサンが実はものすごい怖い人だった映画の決定版。愛娘を奪還すべくパリの犯罪組織を一人でぶち壊すパパのお話。いやぁ~~~~実に気持ちE。仕事ひとすじで家族から厄介払い、孤>>続きを読む

マシニスト(2004年製作の映画)

3.7

役づくりのために4ヶ月かけて30㎏近く体重を落とした(次の作品が『バットマン・ビギンズ』でまた4ヶ月かけて増量した)役者魂を見せるクリスチャン・ベール。拒食、不眠、幻覚、白昼夢──誰が観てもすさまじく>>続きを読む

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

3.2

今年のセンター試験(地理B)に登場したらしい、フィンランドの妖精ムーミン・トロールのパペット・アニメ。ほのぼのした絵本的な世界観なのに真っ赤な彗星が落ちてくるので天文台まで確認しに行って、どうにもなら>>続きを読む

バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

3.3

秘密情報部MI5が王室の醜聞暴露を阻止するため、カネに困った素人を強盗団に仕立てて証拠が保管されている銀行の貸金庫を襲撃──1971年のロイズ銀行強盗事件の背後に疑われる国家の陰謀を描き出す英国映画。>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

マシュー・ヴォーン監督『キングスマン』の続編。総じて楽しめたが、スタイリッシュなエグ味、趣味の良い悪趣味⛪️🎆の極みを見せた前作からのパワー不足は否めない。コリン・ファースがさすがの豹変の演技を見せる>>続きを読む

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

3.4

講演会に訪れた4人の女性ファンからドラマのネタを得ようとインタビューする女性脚本家・矢崎。実は4人の体験談に登場する男は全て同一人物で、矢崎の開催するセミナーの生徒。「痛男」伊藤くん──複数のドラマが>>続きを読む