けーはちさんの映画レビュー・感想・評価 - 60ページ目

けーはち

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きんいろモザイク Pretty Days(2016年製作の映画)

3.0

4コマ漫画原作テレビアニメの劇場版。本編のプリクエル+文化祭のエピソードと実質2話サイズ、1時間程度のお話で構成されている。基本的にはオタク男が2次元女子の(時には同性愛的に親密な)イチャイチャしたや>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.0

前編を劇場で観て以来の後編をAmazonプライムビデオにて。「昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件、通称“64”を模倣する誘拐が平成14年に発生した」という筋書きで、“64”と今回の事件の真相、父親>>続きを読む

スペシャルID 特殊身分(2013年製作の映画)

3.2

潜入捜査官ドニー・イェンを主人公とするアクション刑事ドラマ。刑事でもマフィアでもあるしどっちでもない、謎の「特殊身分」ド兄さん。今作は功夫控え目、ムエタイの強者に対しては寝転がり猪木vsアリ状態、逃げ>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

原題「A Dog's Purpose」──イヌが生きる目的とかを哲学しながら🐶❓転生を繰り返す動物(ファンタジー)コメディ・ドラマ。様々な飼い主との経験をつんで、いちばん大好きな昔の飼い主とまた巡り逢>>続きを読む

26世紀青年(2006年製作の映画)

3.5

邦題のつけ方から何からバカで良い。『20世紀少年』が流行ってた頃なんだろう。軍の実験で冷凍睡眠にされた凡人が26世紀で目覚めると、そこはバカばかりの世界となっていたので、相対的に彼は世界最高の天才とし>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人里離れた無人島で『キャスト・アウェイ』状態になって死にかけた主人公ポール・ダノが、ダニエル・ラドクリフの死体と出会い、その尻から放たれる屁(腐敗ガス)を推進力にして離島から脱出。そして次第に心(?)>>続きを読む

ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)

3.6

近未来、超犯罪都市の治安を守る裁判官+陪審員+処刑人の超権限を持つエリート、通称「ジャッジ」、中でも超凄腕のドレッドを主人公に描く英国コミック『ジャッジ・ドレッド』。95年スタローン主演で映画化された>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.7

オフビートな北野武印の和製ノワールは、まさしく「全員悪人」の煽りに相応しい。カジノや麻薬の利権を狙う血で血を洗うヤクザの抗争。ただし、それは身内同士の権力闘争である。昭和の親子・兄弟の絆、義理人情も何>>続きを読む

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)

2.9

人間が遺伝子操作で感情を消した未来世界。遺伝子異常で感情を取り戻す病SOSに罹ると隔離され死ぬ。そんな世界で感情を“発症”した男女は密かに愛し合い逃亡を企てる──ディストピア・ユートピアSF系恋愛ドラ>>続きを読む

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

3.3

行定勲監督、板尾創路主演、日活ロマンポルノ・リブート企画第1弾。淫行で逮捕歴がある板尾のポルノ起用は適役かと思う(?)。かつて有名な国際映画祭で賞をとったが長年鳴かず飛ばず、ただ何だか知らないが女には>>続きを読む

ブレイク・ビーターズ(2014年製作の映画)

3.1

80's東独で西側から伝わった最新鋭のダンスに憧れた若者達──路上で踊ることも許されず、国家公認の体操として型にはめられたアクロバティック・ショーとしてのみ許されたダンス集団ブレイク・ビーターズ。色あ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

英ミステリー作家サラ・ウォーターズの「荊の城」の舞台をイギリスから日本統治下の韓国に移した映画化。「日本人の令嬢をコマして資産かっぱいでやる」という詐欺師が伯爵に扮し、相棒が令嬢の侍女として仕えるが、>>続きを読む

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

3.5

『ザ・レイド』続編、前作終了直後から汚職警官ブチ殺す特殊部隊に勧誘された主人公のラマ(イコ・ウワイス)は、家族の安全をタテにとられ、やむなく刑務所入り、マフィアのバカ息子に急接近する。日本ヤクザと現地>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

3.9

麻薬王が支配するヤクザマンションにSWATチームが飛び込んだら待ち伏せされていて大苦戦。何とか脱出しなければ──というインドネシアのジャカルタを舞台に繰り広げられるシンプルなアクション映画。ゾンビ映画>>続きを読む

17歳(2013年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フランソワ・オゾン監督の、思春期の自我とセクシャリティをテーマにした青春ドラマ。十七歳のおマセなフランス娘が、ドイツ男との一夏の体験後、何か物足りず隠れて売春を繰り返す。希薄な感情、齢に見合わぬ成熟さ>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

TVドラマ化もされている、コーエン兄弟の代表作。素朴な暴力描写を突如バンバンぶち込んで乾いた空気で引いた笑いを誘い、あえて意味が分からないエピソードを散見させ、迷走する群像悲喜劇を描くクライム・サスペ>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.6

80年代に農村で発生した未解決の連続強姦殺人事件をモチーフにしたポン・ジュノ監督のスリラー。特徴的で異様な犯行を繰り返すシリアルキラーと、容疑者を捕まえては自白を引き出すため拷問にかけてボコる警察、当>>続きを読む

ダークシティ(1998年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『アイ、ロボット』『キング・オブ・エジプト』のアレックス・プロヤス監督。『ヘルレイザー』っぽいハゲ黒ゴスの異星人が『AKIRA』っぽい超能力で造った昼のない箱庭世界に閉じ込めた人間の記憶を混ぜ混ぜして>>続きを読む

旅の重さ(1972年製作の映画)

3.6

今の日本に足りないのは少女の裸だ。あっ、おまわりさん違うんです、映画の話なんです👮👮👮👮🚓🚓🚓🚓

本作は当時ひらがな名義のよしだたくろうがテーマ曲を歌う72年松竹映画。16歳の少女が自分探しの旅に出
>>続きを読む

ビリギャル(2015年製作の映画)

3.4

邦画流行ド真ん中すぎて観ていなかった件。“偏差値40のギャルが慶応合格”という話題性で一世風靡した書籍の映画化。原作本がどうかは知らないが、本作はコテコテのファミリー・ドラマと師弟スポ根サクセス・スト>>続きを読む

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.6

前作で人間が創造主・エンジニアに迫り、本作でAIが創造主・人間に迫る。そして、創造主に敬虔な者と、不敬な者のいずれが勝るか?──前作『プロメテウス』との入れ子構造のテーマは明確。今作ではエイリアンが出>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

静岡某所の田園風景とは対照的な、エイリアンの侵略が密かに進行する。彼らが人間から奪うのは、“概念”。調べて見るとやはり原作は舞台演劇で、SFショートショートめいた小ぢんまり感はあるが邦画でやるには丁度>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

淡々と叙情的な作風で描く是枝裕和監督のヒューマン・ドラマ。エリート高給取りの福山雅治&尾野真千子 vs 庶民のリリー・フランキー&真木よう子。接点もないはずの2組の夫婦だが同日誕生日の6歳になる息子の>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

2.9

地球人とエイリアンの創造、その主たる知的生命体「エンジニア」の謎を解き明かす為、未知の惑星へ。『エイリアン』の前日談にして宇宙冒険SF大作というガワで、内部はモンスター映画という構造。異星冒険からのエ>>続きを読む

キアヌ(2016年製作の映画)

3.7

仲良し従兄弟の2人が子猫の為に犯罪組織に潜入──というドタバタのアクション・コメディ。

冒頭、教会⛪を改造した麻薬工場に伝説の殺し屋コンビが乱入、コメディ映画とは思えないくらいスタイリッシュなアクシ
>>続きを読む

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.4

仕事一筋モーレツ社長、事故でネコの身体に入れ替わっちゃった⁉🐾😺ケヴィン・スペイシーとクリストファー・ウォーケン、アクの強い個性派名優の共演作だが、トランプ風の富豪親父がネコになるというギャップ萌えと>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

ゲーム会社のCEOのミシェル(イザベル・ユペール)は白昼突如自宅でレイプされ、犯人捜し……かと思いきや、実は彼女の父親は連続殺人犯で警察やマスコミに複雑な思いを抱えていて通報したくない。そこでキレたヤ>>続きを読む

DOG×POLICE 純白の絆(2011年製作の映画)

2.7

警備犬を扱った刑事ドラマ。警察で使う犬は「警察犬」と一般に言われるけど厳密には日本では「警備犬」というのがいて、人の捜索以外に警備犬は爆発物探知や犯人制圧、災害救助など複数任務をこなす。警視庁警備部と>>続きを読む

シャークネード4(2016年製作の映画)

3.8

天候安定システム(??)でサメ竜巻が抑えられてから5年、再び起こったサメ竜巻は砂漠、岩、雷、溶岩など巻き込んだものを取り込んで進化(??)。原発を飲み込んだシャークネードはニュークリアネード(????>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

『Vogue』を元ネタにした一流ファッション誌の編集長アシスタントの熾烈なお仕事奮闘記。業界は特殊ではあるものの、仕事と生活のバランスといったテーマは社会人には普遍的で、映像はテンポ良く都会的なBGM>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.5

結婚する親友のために男ばかりでベガスに寄って乱痴気パーティをしたら、当の本人が行方不明、全員ドラッグをキメて昨夜の記憶は無し、さあ3人でどうしよう(デブに歯抜けの相棒達に、一人だけイケメンのブラッドリ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヒューマン・ドラマに定評のある是枝裕和監督、初の法廷心理サスペンス。仮釈放中の前科者の身でありながら強盗殺人を行い、ほぼ完全に死刑確定の容疑者・三隅(役所広司)を担当する弁護士・重盛(福山雅治)は、殺>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

1940年のダンケルクからの撤退作戦を描くノーラン監督の激ヤバ戦争映画。「ドーバー海峡で重油がドバーッ!」みたいなことを書こうと思ったが、できなかった(書いてるやん)。戦地から脱出したい兵士(1週間)>>続きを読む

バトルシップ(2012年製作の映画)

3.5

宇宙人が襲来しハワイを包囲。残された兵器はパールハーバーに展示された戦艦ミズーリのみ。退役軍人の力を借りて骨董品で宇宙人とガチンコ勝負──基本は金のかかった馬鹿映画なのだが、戦闘員以外は極力殺傷しない>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

難病ALSに冒された天才物理学者スティーヴン・ホーキングと、彼の妻ジェーンの関係にスポットを当てる伝記ドラマ。ホーキング博士をエディ・レッドメイン、ジェーンをフェリシティ・ジョーンズが好演。

★軽や
>>続きを読む

リンカーン(2012年製作の映画)

2.9

スピルバーグ監督のリンカーンの伝記映画。リンカーンと言えば、ゲティスバーグ演説と奴隷解放宣言だが、この宣言によってすぐ解放された奴隷の数は少なかったし、あくまで戦時措置であるから、戦後効力は失われ、州>>続きを読む