けーはちさんの映画レビュー・感想・評価 - 59ページ目

けーはち

けーはち

映画(3047)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.3

自身に関する未来(2分先まで)予知能力を持つが、面倒を嫌ってそれを日銭稼ぎ以上に使わず隠して生きる主人公。そこへ彼の能力を利用したいFBIとテロ組織がやってきて三つ巴の追走劇が展開される。FBI捜査官>>続きを読む

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

MCU『マイティ・ソー』の三作目は超強力な敵と滅茶苦茶な危機とそれに反してやたらコミカルな路線に舵を切り、ひたすら肩の力を抜いて楽しめる娯楽アクション活劇。ヒーロー同士のシリアスな内輪揉め『シビル・ウ>>続きを読む

マチェーテ(2010年製作の映画)

3.9

タランティーノ製作、ロドリゲス監督のコンビで、悪趣味爆発のおふざけエログロバカアクション。メキシコ警察と癒着した麻薬王に妻子を殺された捜査官はテキサスに流れ着き、無気力に過ごす日雇いの身だったが、ある>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.9

えっこれ平均点☆3.4か。面白いのに。

戦争映画製作中に本物の戦場に!──という豪華キャストによる映画・役者ネタ&ベトナム戦争映画パロディのメタフィクションなコメディ・アクション映画。何かと言えば『
>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.7

ソ連時代のモスクワ在住の男が謎の宇宙人に出会い、惑星キン・ザ・ザへ空間転移される。そこは文明が崩壊寸前で辺り一面砂漠の世界。身分・人種差別が厳しく、役人は贈収賄にまみれ、思考を読む超能力者同士なので罵>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

フランク・ダラボン監督。原作は「ホラーの王様」S・キング。現在上映中の『IT』もイイけど、個人的には本作や『スタンド・バイ・ミー』みたいな話の方が好き。

脱獄モノとしてあまりに有名だが、その描写自体
>>続きを読む

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.9

名作SF『ガタカ』を撮ったアンドリュー・ニコル監督。80~90年代の冷戦終結前後の国際紛争の影に暗躍する「戦争の支配者」と称された男──複数の武器商人への取材を元に作られた「死の商人」を描く戦争ドラマ>>続きを読む

スパイ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.6

元CIAの主人公がピアース・ブロスナン、ヒロインはオルガ・キュリレンコという配役で、奇しくも元ボンド&元ボンド・ガールのスパイ・アクション映画。主人公がプライベートな動機から大きな陰謀に絡んでのCIA>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.7

“ホラーの王様”スティーヴン・キング原作。地方都市で巻き起こる連続行方不明事件。その元凶たる超常現象ホラーピエロ、ペニーワイズに立ち向かう少年少女の奇妙な冒険。正体不明の悪霊めいた存在に、町の設立当初>>続きを読む

ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

2.5

「公言してたライブをバックレる方がパンクじゃねぇ?」”卒業式の日にゲリラライブをやるぞ!”と息巻いていた少年達が、結局ダラダラ無軌道に遊んでしまう青春ロードムービー。ちょこちょこ面白いシーンはあったも>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.3

クリント・イーストウッド監督。舞台は1994年の南アフリカ共和国。初の黒人大統領マンデラ就任後、ラグビーワールドカップで代表チーム「スプリングボクス」が優勝するまでを描くノンフィクションの政治+スポ根>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

アフリカ系アメリカ人のカメラマン青年。初めて白人の彼女の実家に。白人たちはみな友好的で「オバマに3期目があれば投票していた」等リベラルな価値観を口にしつつ黒人を褒めそやす。一方、使用人の黒人たちはおか>>続きを読む

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

2.7

おい、タイトル詐欺か。ジェイソン・ボーンが出てこないじゃないか!(そのボーンじゃないよ?)

残酷な猟奇殺人の現場発見者となった少年課の警官アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)が、事故で半身不随となっ
>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

横浜を舞台に身代金誘拐を描く、黒澤明監督の現代劇。貧富の差、麻薬中毒、エリート会社員の泥沼社内派閥政治、等の現代の闇が散りばめられ、また誘拐罪の量刑が軽かったのを告発する意味もあるという。

黒澤にと
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

いやぁ、2~2048を見ていないせいか難しかった!(定番のボケ)

P. K. ディック原作、リドスコ監督という巨匠のSFジャンルクラシックの続編。その重責を受けて立ったのは近作『メッセージ』で静かな
>>続きを読む

真昼の用心棒(1966年製作の映画)

3.3

地元に帰ってきたらウチの牧場が乗っ取られてるやんからの復讐劇。原題は全く違うし主人公=用心棒でもないが、西部劇の邦題に「用心棒」をつけなきゃ死ぬ病でもあったんだろう。怪しい中国人が孔子を語りながら棺桶>>続きを読む

ラスト・ウィッチ・ハンター(2015年製作の映画)

3.2

魔女とハンターの闘いを描くダーク・ファンタジー。マイケル・ケインやイライジャ・ウッドといった名優を脇に揃え、主演ヴィン・ディーゼルが製作にも関わり、タイトルから正に厨二病全開の俺様カッコイイ映画。中世>>続きを読む

ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.0

若い頃、刺激的な旅行記で大人気となったが、今や完全に“過去の人”扱いされ、トークショーでへたくそなお喋りをさせられるなど、不遇をかこつ老作家ビル・ブライソン(ロバート・レッドフォード)。友人の葬式の帰>>続きを読む

ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

2.9

原題「La loi du marché」──市場の法則、市場原理ということかしらん。51歳でリストラされたエンジニアのおじさんが若者にバカにされながら再就職活動したり、スーパーの警備員になって万引き捕>>続きを読む

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

3.5

レゴを題材にしたCGアニメをまさかの実写パートと組み合わせ、創造&想像の楽しさと父子のドラマを詰めこんだ『レゴ ムービー』、バットマン等の有名キャラをレゴの身軽さで共演させヒーロー/ヴィランの関係を活>>続きを読む

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.4

『トイ・ストーリー』の玩具たちが食用品&日用品だったらアレだよねっていうおバカおフザケ満載大人向けフルCGアニメ。お下品エログロ不謹慎ナンセンスを全盛り、途中でおなかいっぱいになるが、ここまでやったア>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.6

義理人情を尊ぶ時代遅れの任侠ヤクザ・大友は1作目で死を迎えたハズだったが、2作目では出所後カタギにはなれず周囲に焚き付けられる形で東西の組織抗争に便利な遊撃隊として使われて前作のケジメをつけてしまい、>>続きを読む

亜人(2017年製作の映画)

3.6

不死身の超能力を持つ新人種「亜人」は、その特性から無限に人体実験の標本にされ続け、恨み骨髄のリーダー佐藤(綾野剛)を中心に東京を壊滅させるため武装蜂起。彼らに与しない亜人の永井(佐藤健)と人類は手を組>>続きを読む

ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.1

海のマッドマックス。水上生活に適合したカッパ風ミュータントのケヴィン・コスナーが主人公。幻と化した陸地「ドライランド」への地図のタトゥーを背中に宿した、謎の少女を争奪して荒くれ海賊達と闘う。地球温暖化>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.2

ホラーの王様S.キング原作。「先住民族ミクマク族のミステリーサークルに埋められた死体は○○○になって○○○!」というだけの凡庸なボンクラホラーなんだけど、愛別離苦のヒューマンドラマと、禁忌を犯すことに>>続きを読む

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

3.4

原案は「子連れ狼」らしいので冥府魔道=“Road to Perdition”で、劇中でPerditionは地名でもあるので、さしずめ「地獄谷巡り」といったところか(温泉旅行じゃないか)。アル・カポネ時>>続きを読む

コナン・ザ・バーバリアン(2011年製作の映画)

2.9

シュワちゃんの出世作のリ・イマジネーション作品。DC映画アクアマンに内定しているジェイソン・モモアが主役コナン(頭脳は子供、身体は大人、ムキムキマッチョマン)。古代ギリシャ・ローマ辺りを基にした古典的>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.3

プレゼン直前の瞬間を切り取る珍奇な視点で描くダニー・ボイル監督の『スティーブ・ジョブズ』(2015)と違い、本作はスタンダードな伝記風。「一生砂糖水を売って生きていきたいか、それとも僕と世界を変えない>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

3.7

保険金殺人がテーマであるサイコ・スリラー。保険会社員が主人公で、得体の知れない狂気の一家が物語の軸となる。「サイコパス」なる言葉が日本で流行り出した頃だったか。「環境汚染のせいでそういう人間が増えてい>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.6

Filmarksティーチインつき試写会にて。登場人物共感度0がウリのイヤミス(後味の嫌なミステリ)恋愛劇。0は盛り過ぎと思うが普通に9割くらいは付き合いたくないヤバキャラ達。蒼井優演じる自堕落身勝手ク>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

4.0

南アに現れたエイリアン難民。彼らを隔離しようとする機関の担当者シャールト・コプリーが事故でエイリアンのDNAに侵食され──難民政策やアパルトヘイトを戯画化した皮肉の効いたブロムカンプ監督のSF映画。「>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.4

吃音症に悩む国王ジョージ6世(コリン・ファース)に言語療法士ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)が治療を試みる。独り言でドモる人はいないので吃音症はメンタルな疾患(必ずしもそうとは言えないらしい>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5

本作は前作の四コマ漫画のようなスピーディな起承転結暴殺展開は鳴りを潜めたが、最終章の大抗争への繋ぎのような展開で、山王会としのぎを削る関西の雄・花菱会の登場や、前作からの因縁にケジメをつけるのに軸を絞>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.7

園子温監督。埼玉で起きた愛犬家連続殺人をモチーフにペットショップを熱帯魚ショップに翻案して映画化。家庭生活のひずみにつけこむサイコパス男による洗脳、心理スリラーと、エロ・グロでテンション落とさずに楽し>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

大阪の男子高校生二人が川べりでダベるだけ。でも結構おもろい。漫才かと言うと違う。漫才と言うほどライヴ感に富んでスピーディじゃない。自然。ドラマと言うほどドラマもない。あまりにも普通に男子高校生の日常が>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

甘いマスクと歌声、そしてクールなトランペット🎺で人気を博したチェット・ベイカーの伝記ドラマ映画。奇しくも同時期にドン・チードルの自作自演体制で撮られた『マイルス・アヘッド』も上映していて、あっちはチョ>>続きを読む