きょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

きょん

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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.5

ただただ重い。
一番苦しいのはニコラスだけれど、母親も父親もそんな我が子を見ているのはもっと苦しいだろう。
何かニコラスのためにできることはないか、どうすれば救えるのか、考え続ける日々。そしてあの究極
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天国からの奇跡(2016年製作の映画)

3.6

事実を基にしているのがとにかくすごい。
神と信仰そして奇跡。
何を信じるかはその人次第。
ただ、コップの水をこぼして少し話しただけのスタッフと仲良くなって一緒に出掛けてしまうってアメリカ人ってそんなに
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.7

イタリアの小さな街って本当に美しい。
それが丘の上にあるのだから素敵に決まってる。
特別な出来事が起きるわけではなく、静かに淡々と町の人たちとリベロとで物語は進んでいく。
エシエンのいかにも聡明そうな
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.2

個人的に評価しにくい映画。
雰囲気はとてもいいんだけど。
突然姉を、母を亡くす。その哀しみの描き方はいいが、フランスの家族関係とか人との距離感がわかりにくく全体的に盛り上がりに欠けるかな。
ただアマン
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.2

舞台は南仏の別荘で登場人物も少ない。
特別なことが起きるわけでもない前半。
それが徐々にミステリアスな雰囲気になってきてラストは謎。
ラストを観客に委ねる捻りあるストーリーは苦手だけれど
シャーロット
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりにいい映画を見たなと
しみじみよかったし、泣けた。
実際のご近所付き合いはいいことばかりじゃなく面倒くさいこともたくさんあるだろうけど、こんな素敵なお付き合いができれば生きる意味もあるってもの
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.4

一見するとマッツさんとは思えない坊主頭と髭面。
でもあの渋さはマッツさんならではて
軍人らしい狙撃手ぶりと不器用なパパという役どころ。
登場人物たちが個性的で銃撃戦もありながらもユーモアもあり不思議な
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.6

シングル・ファーザーの奮闘記。
近くに頼れる祖父母がいないシングル・ファーザーは本当に大変だろうと思う。
実話を基にいているからありきたりなストーリーだけど、いろんな問題提起はされていてシングルで子育
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

単なるホラーではなく、ファンタジーのようでもありサスペンスのようでもある作品。
残念ながらイーサン・ホークは主演じゃなくて少年フィニーのほうだった。
いじめられっ子だった彼が黒電話にかかってくる少年た
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

酒は飲んでも飲まれるなということわざがあるが、まさしくそのまんまを描いてる。
デンマークは高校生から酒が飲めるのも驚き。飲んでレースするのもすごい。
国が変われば飲酒に対する考え方がこうも違うのか。
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.2

実話を基に作られた作品なので、面白いというより、こんなことが実際にあったんだという気持ちで鑑賞。
個人的にはバルビーが恐ろしくて、彼が出てくると緊張感漂う雰囲気がなんともいえず怖い。
戦争映画を観てい
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心の指紋(1996年製作の映画)

3.5

ナバホの聖地に目を奪われる。
壮大かつ雄大な景色の中を馬たちが駆け抜けるシーンは圧巻。
ブルーの演技が素晴らしく、顔つきが段々優しくなるのがよくわかる。
末期ガンのブルーと医師のマイケルが次第に心を通
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

愛と奇跡の物語
人生は試練の連続であり、過酷な運命を人に与える。
ニューヨークとスペインでの出来事が繋がり、未来へと続き希望を与えてくれる良作。
アントニオ・バンデラス演じるサチオーネがいい人すぎる。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.0

理解できないまま終わってしまったけれど、これがコーエン兄弟作品なんだろう。
登場人物のキャラクターが凄すぎて
もうなにがなんだか。
それも面白さのひとつなのか。

未来は今(1994年製作の映画)

3.0

正直よくわからなかった。
コーエンらしいと言えばいいのか
期待して観てしまったせいか
この独特の世界観は合わなかった。

恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.8

笑って泣いて恋をして、ダイアン・キートンがとにかくチャーミングで魅力的。
63歳と37歳の男を二股かけるってすごいし、20歳も年下から惚れられるって羨ましすぎる。
50歳を過ぎても恋して嫉妬してセック
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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.3

母を探しに行ったら、父に出会えた
みたいなセリフが印象に残った。
キリアン・マーフィがとにかく美しい。
生きづらさを抱えながらも暗くならず
漂うように生き抜くキトゥンの姿が不思議な魅力を放つ。
英国と
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.0

実話かどうかはさておき、映画としてよくできた作品。
因果応報だけど正直言えばすっきりはしない。
殺されたのは殺していいような人間だけど、それでも殺人は殺人で事実なのにそれを揉み消してるわけで。
ケヴィ
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.0

かなりの衝撃作。
映画というより舞台劇を見ているかのよう。
舞台の絢爛豪華さ、色使い、衣装の華やかさ、それだけで目が離せない。
対比してアルバートの下品さと暴力は凄まじくゲンナリする。
ラストシーンは
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秘密への招待状(2019年製作の映画)

3.3

こんな偶然に実の娘と、それも娘の結婚式に会ってしまうなんてことがあったら驚きすぎて心臓止まるな。
ストーリーがどうこうより
ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズの演技に魅せられた。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.5

特別な出来事があるわけではないのにモーガン・フリーマンとダイアン・キートン2人の夫婦の演技がとてもよく安心して見ていられる。
夫婦の若い頃のシーンや愛犬やテロリストの逮捕劇などが同時に描かれ、売るだけ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

本を読みながら想像していた湿地と大自然の風景が美しい。
一人で生き抜いてきたカイアへの偏見と裁判の行方。
テイトとカイアの恋がメインで時折挟まれる裁判のシーンというこの構成が絶妙。
重要なシーンはあえ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

原作は読んでないけれど、やはり村上春樹作品は苦手なんだなということを再認識させられた。
苦手だと言いながらも何冊かは読んでる。
その度に不思議な作風だなと、自分には合わないなと感じてる。
でもこれだけ
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シャンドライの恋(1998年製作の映画)

3.3

雰囲気のある映画。
シャンドライが掃除してるシーンが多く、そこにピアノが重なり掃除も楽しそうに見えるから不思議。
独特のカメラワークに色使い、キンスキーとシャンドライの言葉は少なめながら表情と目の演技
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幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

3.3

結婚生活29年の夫婦に突然訪れた危機。
夫に別の好きな女性ができ家を出る。
納得がいかず攻める妻。
よくありがちな内容なのに目が離せない。
とにかく、白い断崖と青い海と街並みが美しくカメラワークもいい
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

ガイ・リッチー監督にマシュー・マコノヒー主演というだけで期待。
でも正直登場人物が多くて、関係もよくわからないまま終わってしまった感じ。
ヒュー・グラントがすっかり渋いおじさんになってた。
ボクシング
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.7

ラファエル演じる俳優が素敵だし
オリヴィア演じる女優も可愛く
ずっと気分よく見られる。
失ったものの大きさに気づかせてくれるというベタなストーリーだけど、それがシンプルに心に響く。
ラストは一体どうな
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.4

どこからともなく現れるトム。
彼の正体がとにかく気になる。
事実が明らかになると、なんとも切ない気持ちに。
クリスマスショップがとにかく素敵で
イギリスへ行った時、ここまでじゃないけど素敵なクリスマス
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.3

ちょっと不思議な物語。
自分のことしか考えてない母親と暮らすボビーと2階に越してきたテッドとの交流。
アンソニー・ホプキンスがいい味出してる。
彼がテッドを演じるだけで特殊能力みたいなものも納得してし
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.4

実話なのがすごい。
こんなに器用な人がいるなんて。

いろんな脱獄映画を見てきたけれど、こんなに地味でコツコツ計画実行するストーリーは初めてかも。
大胆な行動に最後までハラハラドキドキするするが、終わ
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.4

実話をもとにした作品でなかなかの衝撃作。
時代もあるのだろうが、外国で麻薬所持で捕まるとこんな目にあうのかというのがよくわかる。
トルコの刑務所が集団住宅みたいになっているのが興味深い。
主人公が自分
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.6

シンプルなストーリーでハラハラドキドキ、面白かった。
復讐の鬼と化す役をやらせると右に出るものはいないんじゃないかと思うくらいハマってるリーアム・ニーソン。
「96時間」「スノーロワイヤル」を彷彿とさ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

伊坂幸太郎さんの原作は未読。
舞台が東京発京都行きの新幹線内でブラッド・ピット主演、これは見なきゃ。
突っ込みどころ満載だしはちゃめちゃだけど細かいところはもうどうでもよくなってだんだん笑えてきて面白
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マザーズ・デイ(2016年製作の映画)

3.3

それぞれの母の日
登場人物が多くて最初わかりずらい。
特に女性陣の関係がよくわからないまま進む。唯一わかるのはシングルマザーのサンディ。
終盤、ジュリア・ロバーツの過去話と対面でウルっと。

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.0

アメリカの選挙、民主党共和党とか
アメリカ文化を知っていればもっと興味深く見られたかも。
アメリカのジョークも面白くないし。
スティーヴ・カレル目当てだったが
彼の演技はやはりいいし
最後はオチもよか
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大いなる遺産(1998年製作の映画)

3.6

大好きなイーサン・ホーク主演で言うことなし。
美しいエステラに翻弄されるフィンをイーサン・ホークが好演。
最初に出てきたデニーロが後からこういう展開で再び現れるとは。
そのまま終わるとは思ってなかった
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