ぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

X線の眼を持つ男(1963年製作の映画)

3.2

コーマン先生による透視能力もの。
色んなものがスッケスケ。
症状は徐々に進行し見えなくて良いものまで見えてくる。
色々あって気づけばヘリに追われる始末。
透明人間と同じでこういうのには天罰がつきもの。
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アクエリアス(1986年製作の映画)

5.0

フクロウ男のインパクトだけかと思ってたけどこりゃ面白い。
普通のスプラッターだけどテンポからなにから全てが丁度いいバランス。
音楽の緩急が独特で俺好み。
妖艶で甘美な恐怖漂う傑作。

マイク・ザ・ウィザード(1988年製作の映画)

4.0

元ディズニーのアニメーターのマイクジトロフが監督から脚本、出演まで。
コマ撮りのストップモーションでひたすらに映画や特撮への愛を感じる。
どんな妨害にも挫けず立ち向かう映画オタクの勇姿が心に染みる。
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ヘキサゴン 恐怖の館(1972年製作の映画)

3.0

スピルバーグ長編第2作。
激突に引き続きテレビ映画。
vhsのタイトルはヘキサゴン。

エクソシストのような悪魔憑きもの。
激突の構図がジョーズへ引き継がれていくと同様に今作は未知との遭遇やポルターガ
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スウォーム(1978年製作の映画)

3.0

殺人蜂襲来🐝

本物の蜂を大量に使用してるのでパニックシーンはなかなか見応えがある。
科学者VS軍隊のいがみ合いの構造も面白い。
ただやっぱりポセイドンアベドンチャーやタワーリングインフェルノのように
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悪夢のファミリー(1979年製作の映画)

2.0

デパルマのコメディ。

奇妙な一家の奇妙な日常。
話が絶望的につまらなかった。
こりゃこけたのも納得。

長回しや裏窓的なのぞき。
コメディでもデパルマらしさは顕在。
そういうところ全くぶれないのは好
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ボディ・バッグス(1993年製作の映画)

3.5

カーペンターとフーパーのオムニバスホラー。
gas station
hair
eye
の3話。

eyeが好き。
マークハミルが熱演。
ルークよりこういう役の方が似合ってるのでは?
その他サムライミや
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キラー・エリート(1975年製作の映画)

2.5

ロバートデュヴァルに裏切られボコボコにされたジェームズカーン。
手術、ギプス着脱、抜糸、リハビリと医療ドラマばりに長々と見せられる。

敵はなんと忍者軍団。
中国人の組織なんだけどな。
全く忍べてない
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偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

3.0

アンバーソン家の栄枯盛衰。
もともと2時間以上あったものをかなりカットしたため話の展開が説明不足でダイジェスト版のような仕上がり。
それでもカメラワークからはウェルズを感じられる。
市民ケーンとはまた
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キャット・ピープル(1942年製作の映画)

3.5

猫人間の末裔に起こる悲劇。
気持ちが昂ると猫になってしまう恐れから旦那とセックスできない!
そんなもんだから旦那も別の女に惹かれていく。

見せない演出が上手い。
現実とも妄想ともとれる。
成長しても
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007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

3.5

ロジャームーア初ボンド。
完全におバカ路線に振り切り笑える映画に。
未来予知のタロットカード。
ブードゥー教の不死男。
圧縮ガス弾による死に様。
今のボンドとは対極にあるリアリティの欠片も無い描写の連
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ゾンビ・アイランド・マサカー(1984年製作の映画)

2.0

南の島にブードゥー教の儀式を見に行こうツアー開催〜🥳
気づいたらツアーガイドがいない!
なぜかツアー客が次々と謎の殺人鬼に殺されていく。
あれっゾンビは…?

ゾンビはちょろっとだけ出るけどメインは1
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魔獣星人ナイトビースト(1982年製作の映画)

2.0

田舎町に宇宙人襲来。
怪力な上に当たると光と化す光線銃を打ちまくり。
完全に鬼に金棒状態。
つえ〜w

こういう映画って多少なりとも怪物の生態なりバックボーンが見えてくると思うんだけどそういうのは一切
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悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークス(1974年製作の映画)

3.0

トロマ作品がたくさん配信開始したのでしばらくはトロマ祭り。

拷問におっぱい。
ひたすら悪趣味に四肢や色んな部位が血みどろに。
能天気なBGMが不気味さを引き立てる。
やりすぎて拷問仲間が微妙にひいて
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

ややこしくてめんどくさい。
考えれば考えるほど今どうなってるのかよくわからない。
タイムパラドックスの解釈が作品によって違うように、逆行の解釈もこの作品ならではだと思う。
このややこしいギミックがスト
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.2

他人への変身願望の行き着く先。
理屈があったり無かったりとチグハグな世界が面白い。
人の本質を感じる話は好きだけど哲学的なとこまで突き詰められるとそれはそれで鬱陶しかったりもする。

ビルの不思議空間
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呪いの家(1944年製作の映画)

3.2

幽霊屋敷ものの古典。
雰囲気はレベッカに似てるけど早い段階でしっかり幽霊がいることが分かる。
どちらかというとたたりや回転へ続く系譜。
ただおかしいのは当人なのか周りなのかというせめぎ合いはほとんど無
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サマー・ストック(1950年製作の映画)

3.8

ジュディガーランドのMGM最後の作品。
農場を経営するジュディの元に妹が劇団一座を連れて現れる。
動物との戯れや作物の収穫をしながらも劇団の成功に奮闘する様子をドタバタと。

薬のせいでかなり太ってし
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異国の出来事(1948年製作の映画)

3.8

戦後処理さなかでのロマコメ。
敗戦国ドイツのボロボロな街並。
まだまだアメリカ兵がたくさん駐留している。
視察に来たジーンアーサーと現地の飲み屋で歌うマレーネデートリヒ。
テーマは重いが二股に勘違い溢
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上海から来た女(1947年製作の映画)

3.8

三つ数えろ程ではないにしろ細かく見ていくと決して分かりやすい話ではない。
でもいいんです大筋だけなんとなく分かれば。
話そっちのけになるぐらいウェルズの映像に対するセンスが爆発している。
ミラーハウス
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0

ジェニファーロペスのポールダンスだけでお釣りがくる。

嗚呼人間はなんてお馬鹿な生き物なのか。
愚かなり。
実話ベース故なのか馬鹿が馬鹿のまま終わらず泣きを入れてくる。
ストリッパーがどう生きていくか
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ピクニック(1936年製作の映画)

-

人間も恋愛も自然の一部であり川の流れや太陽の光のように右から左に通り過ぎ去っていく。
面白いのかは分からないが綺麗な映画。
父ルノワールから影響された印象派の感覚ってのがあるんだろう。
未完成ながら感
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四十二番街(1933年製作の映画)

3.5

レビューの舞台裏に男女のすったもんだ。

これが噂のバークレーショットの元祖。
上からダンサー達を見下ろした構図が幾何学模様のようで美しい。
これによりミュージカルを映画でやることに意味を与えた。
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

-

よくわからないが
胸は尻であり、尻は胸であるということだけは理解した!

さすらいのガンマン(1966年製作の映画)

3.5

主人公がインディアンのマカロニ。
にしてもバートレイノルズが若い。
インディアンメイク似合うな。
それもそのはず本人もチェロキーの血を引いてるのね。

本当のアメリカ人はインディアンであることを訴える
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ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

4.5

小さな街でのナチ残党狩り。
ヒッチコック的なサスペンス。
シンプルで決して先が読めない訳ではないが常にある緊張感が最後まで心地よい脚本。
オーソンウェルズ作品のクレーンを使ったカメラワークは面白い。
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.0

よくある人間狩りに政治思想を当てはめて風刺。
政治的メッセージがありそうでたいしてない。
映画そのものより公開が延期になった経緯やトランプがブチ切れた理由を調べてる方が面白い。

豚ちゃんかわいかった
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キャビン イン ザ スカイ(1943年製作の映画)

3.5

ヴィンセントミネリのデビュー作。
オール黒人キャストによるミュージカル。

冒頭に黒人差別がうんちゃかんちゃら〜と注意書きが入るのでその視点でばかり見てしまい表面的な話はあまり気にならず。
それにも関
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自由を我等に(1931年製作の映画)

4.0

監獄を脱獄して社会的に成功した男と、失敗して引き続き監獄暮らしを余儀なくされた男。
資本主義社会における労働者、囚人の立場や運命に対する皮肉を軽快なコメディタッチで。

チャップリンのモダンタイムスほ
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ダウンタウン物語(1976年製作の映画)

3.5

ギャングの世界を全て子役だけで描く。
基本はコメディだけど完全に虚構という訳ではなく現実的な視点もありつつと微妙な感覚が面白い。
それでもラストは子供としての本質に集約されていくのが微笑ましい。
全体
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続・荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)

3.2

続だけど関係ないやつなので1ドル銀貨も関係ない。
故郷に帰ってきたら妻が知らんやつに愛人にされとる!許せん!
利き手を封じられてもジェンマは強いのであった。

モリコーネの楽曲がこれまた名曲!
マカロ
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SF/ボディ・スナッチャー(1978年製作の映画)

3.5

56年版は複製の過程は極力見せずによく分からないものへの恐怖があったが今作はそこがメインと言わんばかりにがっつり過程を見せられる。
そのせいで不気味さも緊迫感もだいぶ削がれてるように思う。
純粋に周り
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SFソードキル(1984年製作の映画)

3.0

藤岡弘のぶらりお散歩inアメリカ(カルチャーショック編)
400年の時を超えて冷凍の眠りから醒めたfrozen SHOGUNが現代のアメリカを闊歩する。
思った程ヘンテコ日本描写は無く藤岡弘の顔面力で
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肉体の冠(1951年製作の映画)

3.8

見つめ合う映画。
一目惚れからラストまで2人の視線に釘付け。
シモーヌシニョレの美しさが引き起こした悲劇を残酷且つオシャレに描く。
やたらめったらビンタしまくりで音がとてもいい。

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

3.5

吸血鬼というキャラクターが光と影の対比やモノクロ映画の題材としてこれでもないくらいにピッタリであることを再認識。
襲いくる姿をシルエットだけで写すシーンにとてつもないセンスを感じる。
吸血鬼の見た目は
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荒野の1ドル銀貨(1965年製作の映画)

3.8

分かりやすい復讐劇だがフックが効いた展開がなかなか面白い。
1ドル銀貨、銃身の無い銃と小道具の使い方や伏線の貼り方が上手い。
メインテーマがこれまた名曲。
タイトルシーンもとてもカッコいい。

こうい
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