Halskeハルスケさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Halskeハルスケ

Halskeハルスケ

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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.5

チャンドラーの原作のイメージとは違うマーロウだけど、別にそれでいいと思う。
ガラスに反射させることで、主題と同時に並行する別のシーン、波の数を数えるマーロウとか笑えるシーンも多かった。

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.6

ガラス越し、鏡越しで映し出し、内面までも露わに表現されている。目隠しのシーンでは影を利用して官能と不穏さが同居していた。“私は孤独なのでしょうかー” 恐い。

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.8

崖から別荘を見るシーンがめちゃくちゃ恐い。
現代の映画はエグい系多いけど、こういう、え?どういうこと?みたいな恐さのほうが圧倒的に恐い。

マリとユリ(1977年製作の映画)

4.0

マリナ・ヴラディは『彼女について私が知っている二、三の事柄』の印象が強く、あのときの彼女のイメージでどうしても見てしまうので、身勝手にも違和感を持ったまま見ていた。

少年、機関車に乗る 2Kレストア版(1991年製作の映画)

5.0

最高。デブちん、だいすき。全体がキアロスタミ的な雰囲気に包まれている。ガラス越しのショット、機関車に走りながら乗り込むところもすごくいい。

海を待ちながら(2012年製作の映画)

4.7

フドイナザーロフにしては真面目な映画。かなりセンチメンタルな思いで本編が進む。何年後かにもう一度見て、自分がどう感じるか。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.8

構図が良いと評判をきいて、みましたが本当でした。おんなのひとはすごい色気。かわいいギャルより、こういう色気がいい

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.5

演出なのはわかるけど、ちょっと退屈でした。

アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

4.4

工場、薄曇りの空、狭い家。

淡白な感じのセリフの言い回しが、一層に感情を想像させる。まなざしは何を見ているのか。

最後のバスに乗り込むショットよかった。

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.8

よかった。ユリの表情。ユリの目。
抱えている不安や切なさをいっしょに感じることができた。ラストにビビった。

ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)

3.1

途中ウトウトしてたら話がよくわからなくなってしまったのは、全体にストーリーがあるからでした。
しかし、イザベル・ユペール美しすぎる

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.4

ケイト・ブランシェットの緊張している顔や動作、ちょっと調子に乗ってるとき、自己嫌悪になっているとき、迫真の演技だった。

バーンスタインのビデオをみながら、初心に立ち返っている姿。

少年と犬(1975年製作の映画)

3.8

普段ならまったく見ないタイプ…というか、このような作品はそんなに多くないような気がします。共感とか、映像美とか、そういうものはない。

『少年と犬』というタイトル、そしてアドベンチャーというキーワード
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.6

いまでいうVlogのような撮り方。同じような毎日に見えるが、少しずつ見過ごせない崩壊の予感が見えがくれする。
表現し得ない苛立ちや葛藤が、電気を付けたり消したり、アルミホイルをたたんだり、ボタンを探し
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.3

これを見たら確実に飲みたくなる。
私自身もお酒を控えているけど、なんでお酒控えているのだっけ?と改めて考えたり、お酒との向かい合い方を見直すこととなった。
ほんの少し(ヤクルトくらい)のお酒をのんで、
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.5

エマニュエル・ベアールの深夜ラジオめちゃくちゃ聴きたい…なんであんなにかっこいいんだ。

途中、エリック・ロメール『満月の月』、『北の橋』などみんなでみたりするシーンがあって、私は誰と見たんだっけ。と
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ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

4.8

初期のゴダールはかっこいい、1980年代〜のゴダールは本当に唯一無二という感じがする。なんだったのだろう、と何度もみたくなることが醍醐味。

ゴダールのマリア(1984年製作の映画)

5.0

よい。新しい世界が目の前に広がっている、と感じる。色彩の色づかいや、美しさの定義がとても伝わった。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.5

途中までは見ていたけど、半分くらいから、早送りして見たくなった。

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

最後のシーンがよかった。

女のワタシも、レア・セドゥの身体に夢中になりました。

冬の旅(1985年製作の映画)

5.0

もう一度すぐにみたい、とは思わないけど今まで見たアニエス・ヴァルダのなかでは1番好きだ。すごくいい。目が離せない。

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.5

中学生頃“ミニシアターコーナー”にあったので借りて観た記憶がある。なんとなくフランス映画の雰囲気のスタンダードだ、と記憶していた。
中年になった今みるとかっこよさや憧れは感じなかったが、社会にたいする
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

イザベル・ユペールはすごい存在感。

音楽がすごくよかった。Paweł Mykietyn(パヴェウ・ムィキェティン)

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

再見。ラスト泣きながらみているとトラヴィス・スコットの曲が流れてきて泣いてんじゃねーと言われている気がする。すべて好き。

1PM-ワン・アメリカン・ムービー(1971年製作の映画)

3.8

ゴダールが演出している姿を見ているだけワクワクする。また、初めて映画の面白さを、知ったワクワクした感じも思い出す。そして、これから知らぬ世界を見せてくれるワクワクする感じも。
終盤のJefferson
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.3

ちょっと、フェリーニ的ではないですか?
よかったです。エンディングのLCDサウンドシステムに合わせて踊るのもめちゃくちゃオシャレ。好きです

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

2.8

ソクーロフ好きなんですけど、これは私には合いませんでした。。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.0

分析やマネジメントで、組織をつくりあげることが野球にとってどれだけ重要かをイメージできた。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

映画はふつう。しかし、読書好きのための映画というか、文学を評することの意義や志しはわかりみ。娘の書いた白鯨のエッセイはめちゃくちゃ良い。

淪落の女の日記(1929年製作の映画)

4.5

そういえば、サイレントだった。と終わった後で気づいたほど、すんなり観ました。ルイズ・ブルックスが、最高にかわいい。困ってる顔がきれい。

ミス・ヨーロッパ(1930年製作の映画)

4.5

ミス・ヨーロッパになって、専業主婦ではなく挑戦してみたい気持ちの葛藤が表情によくでていた。それが美しかった

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

スピルバーグについて何か言えるほど他の作品を見ているわけではない。ただ、映画に関する映画だったので見ました。
ミシェル・ウィリアムスの眉をしかめる表情は若いときから変わらない気がした。

ジョン・フォ
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Winny(2023年製作の映画)

3.2

全体が長くたるむけど、社会問題として大切な視点。東出昌大、よい

インディアナ州モンロヴィア(2018年製作の映画)

4.6

冒頭や合間に入るカットになぜか涙を誘われた。トウモロコシ畑、養豚場、町の片隅にあるカフェに集う人々。みんな肥満型。ピザ、ポテト、ステーキ。