MSTshoziさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

MSTshozi

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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

MCU見直しシリーズ
時代設定と史実との絡みでアメコミ世界を現実世界と結び付ける。
まさに戦時中にその役割をコミックが持っていたことと合わせて考えるとそこも受け止めに行っている展開。
華奢な姿から主人
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.4

MCU見直しシリーズ
ナタリーポートマンがかわいい。
アスガルドとの常識のズレ感、通じ合うところの距離感が割と絶妙だなと感じる。
科学と魔法の境目がない、なんてのは割と乙なセリフで、今思えば、今後のM
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.1

MCU見直しシリーズ
今思えばの感想になるが
MCUへの繋がりを考えた時あまり活きていないのが勿体無い。(俳優問題。ラストカットのワクワク感返せ問題)
スマッシュ!のアメコミ感。
序盤の引き込みは良か
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.4

MCU見直しシリーズ
導入でワクワクさておきながら敵が圧倒的に地味。動機も語られたようで伝わりづらい。鞭マン。地味。個人的には好きだけど。ラストの締めも地味。
ただ順当に進化するスーツ、アベンジャーズ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

MCU見直しシリーズ
これが第一作目とすると、MCUの現在は順当に達成されたたのだなと思う。
ヒーローの誕生を丁寧に描きつつ、そこで主人公の試行錯誤を共にトーレスする事で一気に愛着が持てる。
スーツの
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

終始曲とともにストーリーが進み、ショット内の動きだけでなくクローズショット切替で映像のテンポを作っていく。
冒頭こそあからさまに煽ってまさにこの映画はコレだから!と印象付けていながら、いつの間にかナチ
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.2

地味ながらも丁寧に作られていた。
スタンドもなかなかイカしてたし、役者の演技も熱があって良かった。
原作キャラクタの人間的ドラマ的側面を掘り下げて、間を埋めた印象であるが、その方向性は間違っていないし
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.9

ご存知スパイダーマンがMCUにやってきた!という映画。
つまり、スパイダーマンもMCUもわかってることが前提で最大限楽しめる映画だ。
しかし全体を通して主人公の若さ、成長、をテンポ良く展開してとおり、
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

山も落ちも弱い印象。
全体を通して行ったり来たりしているので、異世界との距離感を感じられず、何より魔法学校に魅力がない。絵面にも、中身にも魅力がない。
そしてそれを通して、主人公が得たらしいこと見えず
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メメント(2000年製作の映画)

3.9

とにかく構成とテンポが絶妙で、主人公の感覚を味合わせながら逆流させて行く様は見事。
モノクロのカットと始点との結合をわかりやすくしてくれているのは、それ以外の点の少々の難解さへのせめてもの配慮か。
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.2

前半の主人公の自分の変化への苦悩の掘り下げは見事だった。
特に美味そう、不味そうの描写が観てる側出も逆転させられるような演出と演技は見事。
終盤の膨らましがいのある戦闘シーンが実に小さく収まっており、
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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

3.7

シリーズに抑えなければならない要素(配布ポケモンの活躍等)を抑えつつ、今までを詰め込みに詰め込みまくった作品。
ポケモンと共に育った自分にはまあ刺さります。
一応ポケモンをよう知らん人でも観れるくらい
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銀魂(2017年製作の映画)

3.6

漫画実写化における配役の重要性を再認識する。
原作にある部分は至極原作に忠実に、オリジナル要素は原作を大切にしつつ自由に。
おそらく、漫画実写化において原作ファンにガッカリされにくいやり方であり、原作
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

劇場での再上映を観て。
絶妙に配置され飽きることを許されない緊張感と展開。おまけにバットモービルのカーアクションまでアツイときてる。
ジョーカーの虚実の狭間の存在感。何の特殊な力もない、ただその者であ
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

残念邦題シリーズ。
理想的な生活、憧れの生活を思わせつつも、そこには過酷さもあり、徹底した軸を持ち生活を送る。そこのでの長たる父。
その価値観を笑えるもの、感心させられるもの、異常なものとしてみせつつ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

序盤の展開から中盤と、それぞれのセクションでそれらしい演出、展開で丁寧に描いている分、終盤の展開に効果的。
時間をかけている分効果がある。
贋作と偽ったものを贋作として落札された、そんな彼が賭した最高
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.4

序盤の導入、引き込みには力があった。
大展開のテレビ番組シーンがピーク過ぎて、その後の展開が見え見えで冗長。
原作未読ではあるが、この原作、この配役ならもっと緊張感、展開力を期待したい。
エンドロール
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真白の恋(2015年製作の映画)

4.3

人と人の関係性の中でそれぞれのキャラクタが見えてくる展開が良い。
丁寧な描写の積み重ねで皆の心情がそれぞれダイレクトに届く。
主題歌が非常にマッチしており、ニクい。
美しい景色と、流れる時間と、全て気
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

シーン転換時に挟まれる街並みや海。海辺の綺麗な、少し寂れた街。物語がここで起きていることを徐々に実感していく。
リーのやるせなさ、パトリックの青年らしさには人がそこに居ることを実感させられ、笑えるシー
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(2017年製作の映画)

3.8

被写体に寄りすぎたカット、ピントのずれたシーン、映画の音声解説の場面では映画の映像とは別のカット、といったうるさいと取られかねない演出で様々な方面から視覚体験を投げかけられる。あんでは聴覚に感じたもの>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

展開はベタにベタをうわ塗るぐらいのものなのだが、シリーズ通してのこの2人に想いを馳せると節々の台詞やら描写の重みが尋常ではない。
彼らのここに至るまでの過去は詳細に語られず、断片的な言葉から拾い集める
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美しい星(2017年製作の映画)

3.7

原作を映画化したい、がありきで出来ているように思われ、設定を変更したことにより、終末への危機感、政治論といった部分が削ぎ落ちてしまった印象。そして、宇宙人視点からの論争も、既に様々なSFやらファンタジ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.9

原作をうまく再編し、軽快に面白く仕上がっている。
原作なくとも、原作の面白さが伝わる作りになっている。と思う。
四畳半神話体系のアニメも踏まえてだが、原作者と監督との親和性がここまで見れるのもなかなか
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.7

ブラック企業のブラック感、バヌアツの楽園感、実家の安心感等設定、絵面がベタ。
役者の演技が秀逸で、自分の身の周りのことのように思わせる。その上で重くし過ぎないという意味で上記のベタさが一役買っている。
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標的の島 風かたか(2017年製作の映画)

3.5

反戦争、ではなく飽くまで沖縄における基地等反対であり、その活動している人を、それちら側から撮った作品。
ただ、相対する主張を入れてみたり、語りでの主張を抑える等、押し付けが過ぎもせず、今起こっている事
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

多種のモチーフに様々なテーマが織り込まれている。
自然と人、内と外、自己の喪失と獲得等々。
マウイの立ち位置が面白くもう少し深く考えられればと思う。本音の現れのようなタトゥーとすったもんだする、主人公
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

時代やらなんやら設定を、もろもろ曖昧にしていることからなんとも言えない浮遊感がある。しかしなんとも現実的と言うか。
まさに現実と夢の行ったり来たりをドラマパートとミュージカル的演出でみせながら、主人公
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

もともとの世界観がある前提で説明が省けるうえに、そもそも映画のためのストーリーといった点で良くまとまっている。
魔法の演出も派手だし、魔法動物も魅力的。エンターテイメントとして楽しめた。

なんだかん
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

実際と体感での時間の経過にズレがある。面白くてあっという間に、冗長ゆえに長く感じる事は多々あれど、このように映画を長いと感じたのは初めてである。
主人公の境遇生い立ちから考えられる様々な要素への対比的
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.9

ツボを押さえながらもうるさ過ぎない、そんなキャラたちを既存の世界観、時間軸、設定。
冗長だがラストの展開だけでお釣りが来る。
シリーズのお決まり要素をおさえまくりつつ、随所、そしてラストのファンサービ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

2.9

特に新しさのないストーリー、演出、展開。ラプトル隊イカスくらいのもの。
新種の設定は良い気がしたが、活かしきれてないような。

PK(2014年製作の映画)

4.4

複数ジャンルの良いところが、まさにストーリーを、その軸を語るために編まれている。
複数の綺麗な糸で編まれた、その色の組み合わせも煩くなく、鮮やかな布というか。そしてそれはただその布を作るためではなく、
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.9

それに係る作品をいくつか鑑賞し、書籍、資料を読んでいても、それで感動し、涙したとしても、どうしても他人事であった。
この作品で主人公の日常を共に過ごす事で、はじめて、それが、その時に日々暮らしていた一
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バースデーカード(2016年製作の映画)

4.1

とある一人のアルバムを、その一枚一枚にまつわる話を聴きながら眺めた。そんな気分にさせられる。
その家族も家もエピソードも景色も、少し綺麗すぎたりするが、まさにアルバムの中の写真とすれば、自分らの身の周
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.9

これを観たアメリカ人の話をきいてみたい。以前そう思ったが今回もそう思う。
様々な皮肉を、それらしくなく、人に沿った目線で連ねていく。
押し付けがましくない。
もう一本の方が刺さるのは自分が単に日本人で
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.2

それぞれの登場人物への寄り添い方、バランスが絶妙。
双方同じ人間だというシーンがあるが、作り方の段階でまさにそれを体現する寄り添い方。
凄惨さ、カタルシス、狂気、それが演出ではなくそれぞれのシーンごと
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