MSTshoziさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

MSTshozi

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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

子供達の日常。彼女らにとっては楽しい、夏の日常が描かれる。友達と毎日遊んで、お母さんとお出かけして。
そこで見えてくるズレと歪み。それによって徐々に彼女らの置かれた状況が見えてくる。
誇張して描かれが
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

たまらねぇよ…
前作以上のメタイジリや笑いがありながら(これがもうクソみたいに面白い)、何よりストーリが真面目にヒーローを語っているところが素晴らしい。ヘタなヒーロー映画よりよっぽど核心に触ろうとして
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.8

映画としては通して楽しめるようになっており、スターウォーズ初見でも楽しめる作りになっている。なによりこの後にEP4観ても楽しめそうに作ってあるのが良い。
列車強盗、ギャンブル、裏切り、室内での対峙とい
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.2

前作より良いところはほぼない、のでは?
キャラごとの味付け、描写でキャラに寄り添えない。
イェーガーのアクションも重さが中途半端で痺れない。
ストーリーも冗長。
よくわからん人の顔のアップで一言コメン
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.8

今までの作品はこの作品のために、とまで銘打たれた作品。
全作品を追っかけている自分は、クロスオーバー作品については、クロスオーバーの熱さを楽しみ、割とその分だけ評価が高くなってしまう。言ってしまえば、
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.5

このテーマを示すに当たって、用いた設定、モチーフの鮮やかさ、華やかさが非常に良く、「死」、から連想する悲惨さをしっかりと置いてけぼりにする死のアイコン美しさ。それでいて生者との関係の示し方も押し付けが>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.2

ここまで想いを寄せざるを得ないヴィランは初めてで、それを超える主人公はヒーローになっていく。
その上で出す結論とスピーチのメッセージ性の高さ、種族としてのプライドをさらに広い輪へ。
もう何もかもかっこ
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.6

メインのテーマも良く、描写も良い。
なにより街の遠景にはワクワクした。
アニメ映画として、商業的なことを考えれば仕方ないのかもしれないが、最終的に不要なキャラが多かったように思われたのが残念。
余白で
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

正に今の日本にこそ必要なテーマに思える。
役者の力も大きいが、ドラマとしての仕立てが良く、展開に巻き込まれながら観ることができた。
印刷機のカットが印象的で、それにより生み出された記事の重さが増してい
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.4

カットは良いものからチープなものまで多々あったものの、全体の展開のバランスは良かった。
一番良かったなのはストーリーなのだが、それはまあ、原作が良いだけってことか?とも思ってしまった。
斎藤工がハマっ
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.7

クソッタレ邦題シリーズ
それぞれのキャラとその感情を展開とそれぞれの会話でうまく掘っていくので、キャラが多くても飽和していない印象で飽きずに観られた。
ベタなエピソードがそれぞれに分配されている分、ベ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

三枚看板、劇場に足を運ぶにも、劇中の開幕にも掴み抜群。
全編を通してモノローグがなく(多分)客観的な視点で進んで行くのだが、それぞれの会話、カットからしっかりとそれぞれのキャラクタが滲み出す。そしてそ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

テーマ性やらなんたらはしこたまどこにでも載っているので特に感じたところを。
全体としての時代、雰囲気、世界観の作り方が丁寧で、これだけでしっかりとストーリーに引き込んでくれる。
様々な人々が権力・現実
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犬猿(2017年製作の映画)

3.9

4人の市井の人さがありつつ、しっかりとキャラが立っている。その上で笑えたり、テンポのいい展開とカットで引き込んでくれる。
情と妬みとが行き来するこの感じは、同性の兄弟姉妹を持つ知人の話にあった、あの感
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

曲よし歌よし。しかしそれに留まる印象。
最初のオープニング的な、夢があるよ!的な2曲にミュージカル映画はこれだよ!と胸が踊るも、後半それが活きなかった。
言ってしまえば、主人公の魅力って何?(ヒュージ
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羊の木(2018年製作の映画)

3.9

それぞれの転入者への疑念、違和感、好感を平等に演出していたのが印象的で、それは作品の本旨に関わるものなので味が効いている。
その演出もしっかりとこちらを笑わせ、ほっこりさせ、不安にさせるものとなってお
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

もはや猿たちはそこにいる。そう思える映像力だ。
どうしようもない遣る瀬無さを湛えながらストーリーは進んで行き、キリスト教的なラストを迎える。そんなラストにせずとも、シリーズ大枠でそれを示せていたような
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.6

丁寧さ。これに尽きる映画。
ドラマティックに描きつつも過剰な演出を避けているのは、ドキュメンタリー的に観て欲しいという意図もあるのだろう。
ただそこに違和感がなくもない。やはり一方的なのだ。もはや勧善
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

松岡茉優ありきなのは間違いないが、それを差し引いても良かった。
各シーンで様々な演出(それぞれはありがちではあるのだが)を使うのだが、どれも自然な流れの中に織り込まれ、必要な要素を満たし、ハズれない。
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.8

展開のバランス、演出のバランス、何より力の入れどころと抜きどころのバランスが不思議な映画。
微笑ましいところは微笑み、笑えるところはクスりと、中指を突き立てるところでは両手を挙げかけながら観てしまう。
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.3

前段として、私はスターウォーズファンである。EP1〜3くらいなら、なんだこのクソダサいシーンは!と言いながらニヤニヤと愛でてしまう系のファンである。
公開直後に観た際にはまだ落としきれなかった感想を、
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.1

笑えるけど笑えない。
笑えないけど笑える。
展開と音楽に心地よく振り回され、合間合間の動物たち。
ストーリーやら演出やら個々の歯車が噛み合い、それで何ができてるかはわからないが、その歯車の一部にされる
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.1

ストーリーは王道ながら、終始テンポ良く進行し、他作との絡みも全体を通しギャグに振っている分、進行を邪魔せずいい推進剤となっている。
スタンリーの出所は笑えた。
一方でさっくりと旧作からのキャラが退場し
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.2

人として街に生きる人生から隔離されるも、人としての思考を持ち合わせるメニーという死体を通し、ハンクは一から人生を考えていく。
彼の語る人生は誰にでもありそうで、でもままならないようなこと。
ほぼ人の声
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

IMAXで観る価値のある作品。
序盤効果音、タイミング、カメラワークによる緊張感が尋常じゃない。
しかし、その後はしっかりとBGMで煽ってくれるので、緊張感は保ちながらも心臓に悪くはないというか、ビッ
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

4.0

単なる少年の成長物語、ではないのだろう。
人間などうしようもなく湧いてくる、そこにある、憤りや、不安、不満、妬み、愚かさ、無関心、そんなものが具現化されてそこにある。それを受け入れるような話。
少年は
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.1

オープニングはとにかく最高だ。たまらない。
前作の雰囲気を崩さずに、前作の補完、登場キャラの成長をしっかり描いている。
それぞれのキャラの想いだとか、心情の変化を、演出や最低限のセリフのやりとりで済ま
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.3

MCU見直しシリーズ
最初のオシャレインセプションで酔いかけるくらいになったので期待したものの、後半に行くにつれてこの演出の感覚が薄れたのが残念。
ストレンジの絶望から、修行に赴くまでの流れ、引き込み
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.2

MCU見直しシリーズ
ほぼアベンジャーズなのでは?というほどの登場人物を抱えながら、しっかりとキャプテンアメリカを軸に据えてストーリーを展開している。
アベンジャーズのストーリーを受けた上でそれをバッ
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アントマン(2015年製作の映画)

3.8

MCU見直しシリーズ
とてもストレートに作られたヒーローの映画。
大筋は薄いのだが、特訓シーンが魅力的で飽きさせない。こっちにまで蟻に愛着を持たせる演出。
敵の説明不要のわかりやすさも良い。
バトルも
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.2

MCU見直しシリーズ
序盤の導入からのファンサービスシーン、それは良い。
問題はウルトロンで、敵に脅威を感じられない作りになっているのが致命的。
全体的にストーリーは山がなく、それぞれ見せ場をもらって
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.1

MCU見直しシリーズ
とにかく宇宙が舞台でとっちらかりそうなところを、往年のファンク等を踏んだんに使うことで地球の我々との接点をしっかりと作っているのが見事で、冒頭でしっかり物語に入り込ませてくれる。
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.1

MCU見直しシリーズ
とても個人的で主観的なアレですが、とにかくキャプテンアメリカの盾アクションが好きだ。守れてないようなサイズの盾で銃を無効化、体当たりで壁ぶっ壊す、しまいにはぶん投げる。たまらない
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

2.9

MCU見直しシリーズ
ナタリーポートマンがかわいい。
浅野忠信のスタイリッシュフェードアウト。
全体的にヤマなしオチなし。
シリーズにおんぶに抱っこ。
ファンサービスのギャグ。
ロキ以外キャラに興味な
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.1

MCU見直しシリーズ
アイアンマンシリーズの完結編
シリーズの中ではとにかくこれが一番と言っていい。
お決まりのスーツの進化にはとにかくワクワクさせられる。遠隔装着を使い倒した展開から生身を織り交ぜて
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

MCU見直しシリーズ
ここまでの作品を観てるか否かで楽しさが何十倍にもなる。そもそもそう作られている。
ブラックウィドウとホークアイの職人感が良いアクセントになっていて、チームとして成り立っていること
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