suzuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.3

これは……グロ生ポルノにフレンチドレッシングを加えたようななんとも奇妙なお味。最後のオチはちょっと笑ってしまったわ。いやいや、そういう一家かーい!ってツッコんでしまったわ。
主人公栗原類と満島ひかり混
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.4

戦争国家アメリカ国民の悲愴さを描いてる。小さい時から国家への忠誠を誓う愛国教育を受けて銃に触れるのが普通の国。学費を賄う手段として軍に志願する若者が多い国。軍への国家予算が桁違いで国民の健康保健より戦>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

2.9

最後の30分しか面白くなかった…こういう少年漫画ストーリーはアニメかドラマだったら面白いんだろうけど実写映画だと単純すぎて安っぽくてダメだ…朝ドラとかだったらたぶん面白かった

マザー!(2017年製作の映画)

4.2

なんやこのシュルレアリスムな映画めっちゃ面白いやーんと思いながら観てたら途中から機動隊みたいなの出てきてドンパチ始まってもう爆笑。
どうやら我々を救うゲームを無限に楽しんでるらしい。マザー、次こそはハ
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殯の森(2007年製作の映画)

3.8

なんかすごい生々しくてリアルで気持ち悪い。生も死も丸ごと包んでしまう圧倒的な緑、森。怖さと安心感が混ざり合ったような不思議な感覚。息を呑むすごい映画だ。
日仏合作とかもう芸術すぎて最高。

監視者たち(2013年製作の映画)

3.0

緊迫感あって面白かったけど最初から最後まで話が出来すぎてて綺麗に作りすぎ感がある。良かったねチャンチャンで終わってしまうので記憶には残らない。てか黒幕出しといて突き止めんのかーい!終わるんかーいと思っ>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

邦題酷すぎない?タイトルも含めて作品なのによくもそれを台無しにしてくれたなという怒りを感じるレベル。最後にgravityていうタイトルが出るから感動するのになんでそこに正反対の意味のゼロ付けるんだ。>>続きを読む

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.3

終始ハラハラ!グラヴィティのような、最後にタイトルがどーん響くようなオチが良かった。その時歴史が動いた!みたいなワクワク感。
マヤ文明の歴史ほんと謎に包まれてて魅力的だよね。この映画くらいの力があるな
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.1

これぞ映画!って感じの映画。映像の隅々から漂う空気感、匂い、色、音、温度、全てが子供の頃の夏とリンクして懐かしい気持ちになった。菊次郎の夏はこれにインスパイアされたのかな。もう二度と戻る事の出来ない少>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.2

3部作の最終章としてとても満足のいく出来で面白かったー!!
大阪タワーってなんやねん、で結局行かんのかーい!

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.0

醒めない悪い夢みたいな気持ち悪さ。
胸クソ映画としては★5

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

2.9

ふなっしーの爆破ドッキリみたいなシーンでめっちゃ笑いました。

ウィザード・オブ・ライズ/嘘の天才 〜史上最大の金融詐欺〜(2017年製作の映画)

4.5

面白かった。実際の本人の人格は知らないけどこの映画ではサイコパスぽかった。お金儲けの為というよりは”人間”というものを見下してるような?欲深い人間には当然の報いだという含みが感じられた。凶悪殺人犯と自>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.5

めっちゃ好き。ロマンティックアート。lo-fiな映像も美しい。不意に散りばめられた笑いも好き。ふふっと声出して笑っちゃう。
美にとらわれた瞬間ってたしかに時が止まる。瞬間が目に焼きつく。
せっかく詩的
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.0

終始イヤ〜な空気が漂いアメリカへの嫌悪感を誘う映画。
こんなことに何年も費やさなきゃいけない人生って…。
憎しみが連鎖していくだけ。国家の為に個人が損するだけ。ここに正義は存在しない。

パディントン(2014年製作の映画)

3.2

物語の構成が完璧だと思った。起承転結のお手本みたい。なのにベタだと感じることもなく飽きずに最後まで楽しく観れた。色彩豊かな街並みが可愛すぎてあんな街に住めたらそれだけで毎日楽しく過ごせそうだよ。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.0

超王道中の王道ヒーロー物語でセーラームーンみたいな話だった。
あんだけ王道のドヤ顔ドヤシーンドヤドヤドヤッばっかりなのにダサくならないのが凄い。
いや、やっぱダサいんだけど主人公の浮世離れしたイケメン
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砂の器(1974年製作の映画)

3.0

無知が偏見と差別を生むってのを改めて認識させられた。ハンセン病、当時は本当に恐ろしい病気だったんだろうね。たった50年前なのに今とは随分と違う世界のように感じる。当時ハンセン病に罹ること、ハンセン病の>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

主人公はサイコパス?狂ってる?
いやいや。お金や名声のために最近は報道機関だけじゃなく個人もみんなやってるよね。
良い画さえ撮れれば周りはどうでもいいインスタ映え、事件事故を動画に撮ってツイッターにの
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ピクセル(2015年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃくだらなくてめちゃくちゃ面白かった!!家族で楽しく観れるテンポの良いシンプルなストーリーだし、世代だったらたまらない懐かしさと愛おしさだと思う。
笑いのセンスも勇者ヨシヒコっぽくて好き!
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震える舌(1980年製作の映画)

4.0

光や音のちょっとした刺激で痙攣が起こり体を弓なりにしてもがき苦しむ。これって医療が発達してない時代だったら悪霊が取り憑いたかと思っちゃうよね。本人もだけど看てる周りも非常に神経衰弱する。子供がいる親だ>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.0

スポ根混じりの少女マンガストーリー。ベタ中のベタ。始めから終わりまで何のひねりも無いお決まりの展開。でもそれが嫌じゃない。むしろ愛らしい。なぜならこの時代(50年代)の作品へのオマージュだから。ワンピ>>続きを読む

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

2.9

お婆ちゃん版ドン小西みたいだなと思った。
「人と同じは嫌」って感覚はわりと誰もが持ってるし、この方みたいに余生を楽しんでる高年の人って沢山いるから特に特別だとは思えなかった。おしゃれを楽しんでるのはと
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

映画としてなら面白いけど、実際こういうゲームがあって自殺者が何人も出てるのは胸糞すぎる。集団心理怖い。

ツァイトガイスト: 時代が創り出す思想(2011年製作の映画)

4.0

共産主義的と批判する人もいるけれど、個人的には90%同意できる考え方だしわりとホリエモンや落合陽一と同じ事言ってるなあと思った。
ただちょっと違うのは、お金の存在しない完全にテクノロジーベースの世界を
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.2

そういやスノーデン今何してんのかな?と思ったらツイッターでイーロンとアニメ「君の名は」の話してました。
というのは置いといて、Zeitgeistみたいな監視社会に実際になってるのに、それすら大した事じ
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.0

意外とグロい。ゲームファンの人向けかな。あまり入り込めなかった。

百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)

3.0

早見あかりはギリシャ彫刻ですか?「美」を擬人化したような容姿でびっくりしました。純文学的な演出とか撮り方とかこれは早見あかりのイメージビデオに近い。個人的に主人公の男の子の淡々とした喋り方めちゃくちゃ>>続きを読む

(1990年製作の映画)

5.0

子供の頃に観たんだけど物凄く鮮烈に印象に残ってる。着物の鮮やかな色と亡霊の薄暗い色。妖しく美しい狐と不気味で恐ろしい鬼。
厳かで気味の悪い結婚式の夢に始まり、陽気で軽快な葬式の夢で終わる。天才的芸術映
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

なんか物凄くキリスト教くささが漂う映画だなあ、なんでだろなんでだろって考えてたら、ああ分かったこれは罪の償いの物語なんだって気づいた。
嘘。裏切り。もがき。真実。愛。
自分の冒した罪を償って償って少し
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

3.2

ど変態ボケ老人向け性風俗を純文学的に描いた感じ。純文学も、生も死も、グロテスク。川端康成原作だそうで機会があったら読んでみよう。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.0

キモくて純粋なおっさんの惨めな人生。
現代の価値観で観るとロリータはDQN。
思春期をあんなおっさんと過ごしたせい。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ好きなんだよなこの映画。胸にぐっとくるものがある。若さ=美 の魅力満載。
世界がキラキラ輝いていて若いってだけで何でも出来そうな気がしてたあの頃の気持ちを思い出させてくれる。
自分と自分の
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.0

三島由紀夫味溢れる映画。
2010年のドキュメンタリー映画の方がリアルで面白かった。
これはイヴとピエールの恋愛を描いた耽美映画。
美しく脚色されている。

裸の島(1960年製作の映画)

4.8

高木正勝の音楽から知り鑑賞。
舞台は日本なんだけど、どこか遠い国のような、どこにも存在しない心象風景のような、DNAに刻まれた懐かしい記憶のような映画でした。