面白かった。実際の本人の人格は知らないけどこの映画ではサイコパスぽかった。お金儲けの為というよりは”人間”というものを見下してるような？欲深い人間には当然の報いだという含みが感じられた。凶悪殺人犯と自分を一緒にされて自分は人を殺していないあんな残忍な殺人犯と一緒にするなと言ってたけど、直接か間接かの違いで人は殺してるし残忍さに差は無いと思った。一方で彼の言う事も理解できる。彼の家族は恐ろしいほど裕福な人生を歩んできた。でもそれらは全て投資家から詐欺で盗んだ金で、彼らの人生の犠牲の上に成り立っていた。死体の上に築かれた虚構の富と幸せだった。でもその被害者の投資家だっておそらくは中流貧困世帯や貧困地域から搾取した富で投資して裕福な生活を保ってる。ポンジスキームの被害者さえもまた搾取する側なのだ。だけど彼らは自分らが加害者だなんて思いもせず被害者だと主張している。
