兎人らびっとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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このハンバーガー、ピクルス忘れてる。(2023年製作の映画)

3.8

すべての食べ物には隠と陽があると知ってしまったので、
この先の人生「この食べ物はどっちだ?」なんて考えてしまうだろう。

そして自分ならあの質問になにを答えただろうか?


中島歩が出てきたときの(ク
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

3.7

木村聡志監督の出世作(になるのかな)

お得意の会話劇。

あえて時系列テロップを入れないのは
ラストの展開に驚きを持たせるためでしょうが、
しっかり見ていないと時系列のバラつき具合についていけない観
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

上映時間3時間、登場人物たくさん、時系列バラバラ、専門用語多め。
…という映画としての見やすさはゼロです。

なので気になる人は配信で観ようなんて思わないで下さい。たぶん寝ます。

まさかこの映画でエ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

原作未読。

謎の宇宙船が飛来しディストピア化した東京を、女子高生の日常と共に描く終末系SF物語…

ネットから飛び出してきた台詞表現の応酬と、
原発事故やコロナという"非日常"を経て一般市民が各々の
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

公開初日3月22日に鑑賞。

結婚式目前で姿を消した彼女と、昔の彼女が繋ぐ不思議な運命……

下調べ無しに見たので私的には豪華キャスト。

ワンシーンだけの出演とは言え
河合優実の存在感はさすがでした
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.4

フィンランドを舞台にした、枯れた中年男女の恋愛模様を通して人生を描く。

美術的にめちゃくちゃ前の設定かと思ったら、限りなく超現代の話。
ヘルシンキの住宅が古良い時代に見せるのだろうか?
欧州の建物は
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

9歳の少女コットが、親戚夫婦のもとで夏休みを過ごし、生きる喜びを実感する物語。

主演子役の美しさ(撮影当時12歳らしいけど)が目を惹く。

将来この女優の初主演作品を観たという自慢が出来るレベルの美
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

3.5

eスポーツの大会を目指す高校生の実話。

好きな俳優である奥平大兼が目当てだったけど、
昨年のマイベスト邦画『遠いところ』の主演・花瀬琴音がやはり良かった。

『遠いところ』とはまるで違うハッピーで等
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

中国の原作小説の日本リメイク。
掘り出し物と噂のサスペンス。

何を書いてもネタバレになりそうだけど、観客に予想された展開をミルフィーユのように何層も重ねて裏切ってくる快作。

ヒロシ役の少年のキムタ
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スポットライトを当ててくれ!(2022年製作の映画)

3.0

映画業界を干された男の元に
謎の少女から持ち掛けられる映画制作の話…。

地元で撮影されているうえに
馴染みの映画館でも撮影されているのめあって鑑賞。

監督の周りで実際に起きたことを中心に構成されて
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

タリバンから自分を救ってくれたアフガン人通訳を、米兵が救出に行く脱出劇。

なんでもっと早く観なかったのだろう。

物語の展開は読めるものの、終始緊張感と迫力がある戦闘シーン、ロケ地のリアルさとスリル
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソン最新作。
家族から、世間から、愛する人から疎外された、半身不随・車イスのダグラスを救ったのは女装と音楽と犬。

うん、辛かったね、ダグラス。

『DOGMAN』の由来はお見事だと言う
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

認知症で亡くなった妻の遺灰をイギリスの湖に散骨しに行く親子再生ロードムービー。

まさかの劇中で20回ほど私の名前が連呼されるという、私が助演男優賞を受賞してもおかしくない展開に🐇

94分という短い
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

カンヌ映画祭2023パルムドール作品。

タイトルとキービジュアルから連想されるミステリーサスペンス感は薄く、実際は法廷闘争劇。

152分あるようだが、そこまで長く感じなかったのは、その法廷劇にのめ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

元ハガキ職人ツチヤタカユキの物語。

私の同族嫌悪だろうけど、
以前見たNHKドキュメントと同じで全く応援したくないタイプの人。

笑いのカイブツというより
カイブツの笑いが適切だろうと思う。

春日
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.7

人類史上未曾有の大災害で唯一崩れなかった巨大アパートの住民と周辺部外者による、災害被災地版バトルロワイアル。

あまりにも公開タイミングが悪すぎて関係者は可哀想だが、作品として満足度高め。

クオリテ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

アトロクポッドキャストの年末映画特集でやたら名前が出てた本作。

映画館ではタイミング逃して見れなかったんだけど、家で見てよかったかもw

「説教上映」したいという宇多丸さんの気持ちがとても分かるw

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

偶然にも「コンクリート・ユートピア」に続くユートピア作品。

ある閉ざされた国(北朝鮮)からの脱北に密着したドキュメンタリー。

もう2度と撮れない映像であるが
もう2度とこのルートでの脱北は
難しい
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

やりたいことは分かる。
キャストも悪くない。
なんだろう、ちょっと物足りない。

もっとくれもっとくれと思っちゃった🤲

ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

3.6

北海道での選挙演説中に安倍総理(当時)ヤジをしたりプラカードを持っただけの人が、次々と警察によって排除されていった「事件」

政権を応援するプラカードは良くて異議を唱えたプラカードはNG。

そこに明
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凪の憂鬱(2022年製作の映画)

3.7

高校生編、大学生編もYouTubeで配信されている本作は社会人編ですね。

主人公・凪の日常切り取り系映画。
故にコロナ禍で撮影された本作はほぼマスク着用。

小林未奈さんのED曲目当てで鑑賞。

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

監督山下敦弘、脚本野木亜紀子に興味を持ち鑑賞。

綾野剛演じる歌下手ヤクザが合唱部部長に歌唱指導してもらい組内のカラオケ大会に出る…話

鑑賞後はカラオケに行きたくなる。

でもそもそも綾野剛の歌がそ
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弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

3.5

ダウン症として生まれた弟のことを隠したくてついた嘘がやがて大きく広がって…

使われてる音楽が好みだったのと、良いセリフが多くて良かった。

弟の動画でバズってからの話かと思ったら、バズるまでのドラマ
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女優は泣かない(2023年製作の映画)

3.9

不倫スキャンダルで活休した女優と伸び悩みテレビマンがドキュメンタリー番組を作るが…

とても好きな作品だった。
配役が絶妙で笑いと泣かせの比率も良い。
三倉茉奈の芝居が良かった。

オール熊本ロケの風
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フィリピンパブ嬢の社会学(2023年製作の映画)

3.3

春日井市制80周年記念事業なので、ほぼ愛知ロケ。

ロケ地が分かる場面もチラホラ。

フィリピンパブ嬢の実態を解き明かす社会モノかと思ったら普通にピンパブ嬢との恋愛映画なのねw

急に俺の青春・宮本忠
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

原作未読。
評判の良さと大好きな山田杏奈を目当てに鑑賞。

戦闘シーンがいろんな映画のオマージュみたいな展開でずっと笑ってた。

あれはもう邦画版RRRですやんw

現代劇以外で矢本悠馬を初めて見たけ
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.4

役者がセリフを覚えて『役』になっていく『役作り』をずっと撮り続けたモキュメンタリー?作品。

とにかくセリフが反復されるだけなので、ストーリーが進む訳でも無い斬新な作品。

2017年撮影の作品が何故
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.8

映画としては凄いことやってるなとは思う。

でも魚眼レンズの撮り方とか
シンプルに気持ち悪くて仕方なかった。
(酔いそうという意味で)

エログロ耐性は普通にありますが
感情を揺さぶられることも無く。
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ティル(2022年製作の映画)

3.8

1955年、アメリカで起きたエメット・ティル殺害事件を題材に描くヒューマンドラマ。

当時の黒人差別は知識として知ってはいるけど改めて映像として見ると家畜以下の扱いで辛すぎる。

そしてそれがまだそん
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.6

韓国の6億円の当選ロトが風に煽られ北朝鮮へ…

分刻みで笑わせてくれるコメディかと予想してたけど、思ったより堅実なコメディだった。

この邦題は素晴らしいと思った。
不時着という言葉でどこの国の話か分
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

『ケイコ目を澄ませて』の三宅唱監督の最新作。

互いに持病を持つ同僚同士を描いた人間ドラマ。

観る人が安易に予想する展開を裏切った展開で、映像は三宅監督らしくマッドな質感。

病気を持つ人に寄り添う
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.7

韓国宮廷ミステリー。
謎の変死事件の"目撃者"は盲目の鍼灸師だった…

全編通して淡々とした薄暗い映像のため睡魔を誘うが、途中から面白くなった。

キービジュアルの怖い場面は一瞬だけ。
王様の芝居がと
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.4

どう言語化して良いのか、なかなかに難しい作品だった

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.7

視点が変わるシーンの演出は
リアルなバレーボール選手目線で良かったですね。

エンドロール後の映像が過去1長かった映画かもw

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

言いたい事はたくさんあるけど、マブリーが元気そうで良かったです💪

公開初日に観に行けて良かった。

来週だったら「いつも遅い」って言われちゃう。

カーチェイスがほとんど無かったのが意外だった。

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.7

傑作台湾映画『あの頃、君を追いかけた』の監督による作品。

ラブストーリー、コメディ、青春、アクション、ホラー、日本愛、動物愛、マルチバース…などテンコ盛り。

ほぼ台湾版「ブラッシュアップ・ライフ」
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