演出が過剰で実際と違うとか、演出された戦後だとか、懐古趣味すぎるとか、そういうの全部置いといて、こういうのが流行れば良い。そういう世の中だと嬉しい
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語りだす「アニメーション」
アニメーションはドキュメンタリーに向いているという話を聞いたことがある。その人自身が見える世界、感じる世界を絵におこして画面に落とし込むことができるからだそうだ。そうする>>続きを読む
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夏映画の傑作。
画面のシンプルさ、わかりやすさが際立っている。日常パートではカメラの動きが抑えられ、fixで遠めからのショットが多く、単純な横へのパンなどが多用される。それにより、日常パートでは絵巻物>>続きを読む
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境界を曖昧にしていく映画だなというふうに感じた。象徴的だと感じたのは、煙と雨だ。この映画には全編において、登場人物が喫煙している場面が多く描かれている。人もレプリカントも同様にである。登場人物にかかる>>続きを読む
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リアル系作画と呼ばれる物の一つの完成系と言える作品。AKIRA以降若手を中心に発展し、パトレイバー劇場版などによるレイアウト制の確立によって広まっていった、空間のパースを正確に意識した画面が最高峰のク>>続きを読む
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イマジネーションの力を存分に発揮した作品。
人間を描くのではなく、人間の内側にあるエネルギーを捉えて描き出しているように感じた。それゆえにキャラクター達は人間の形、空間を逸脱する。時には空間を歪ませる>>続きを読む
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ただしんのすけがタイムスリップをしてドタバタ劇を繰り広げるのではなく、しっかりと当時の生活や戦の描写をすることで、説得力のある地に足ついた映画になっている。本作において最も印象深かったのは影による演出>>続きを読む
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古き良き日本のアニメ。東宝長編映画第一弾『白蛇伝』から20年余り、ディズニーのフルアニメーションとは異なる日本独自のスタイルが一つ完成している。絵はとても平面的で、ディズニーのようなストレッチアンドス>>続きを読む
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絵のグラフィカルな要素を追求したリミテッドアニメーション。海外のフルアニメーションの文脈から外れた日本独自のリミテッドアニメーションの真髄を観ることができる。少ない作画枚数でこうも印象的でメリハリのあ>>続きを読む
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日本が東洋のディズニーを目指していたことを端々から感じる作品。虫プロの鉄腕アトム以後、日本では独自のリミテッドアニメーションによる新たな流れが生まれ、東映動画から連なる長編アニメ作品の流れも、その影響>>続きを読む
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フルデジタルで制作した日本アニメーションのはしり。従来のセル画を用いる方法とは異なり、背景、動画(ここではキャラクター等動く絵という意)の区別が薄い。前者は紙とセルといったように、描かれている媒体から>>続きを読む
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宮沢賢治の小説をアニメーションの手法を使い表現しようとしている。
故郷の場面等の現実世界は、往年の、むしろ少し懐かしさすら感じるセルルックの手描きアニメーションを主として描かれる。おそらく、キャラクタ>>続きを読む
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悪人がいない映画。気分を落とすことなく観ることができる。全体的な淡く明るい色使いや、重要な場面で多用される光の演出など、前編に明るいイメージを感じられる。作劇上、制作上の都合もあるだろうが、意図して、>>続きを読む
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色彩を整え、背景とキャラクターに同様の空気感を生み出すフィルターや、手描きのテクスチャを貼り付けた3DCG等、手描きの2D作画と3DCGを高いレベルで融合させるという絵作りの手法は前作と同じような方向>>続きを読む