たこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

たこ

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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

4.0

心が洗われました。どうやら疲れていたみたいです。僕は炊飯器とすらうまくやれませんが、まあなんとかやっています。生まれ変わったらこの村で象たちと暮らしたいな。素敵な映画でした。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

どうやったってエドワード・ノートンの家は爆発する運命にあるみたいです。朝は起きて、夜は眠るものですが、悲しみに浸る心地よさを懐かしく思うこともあります。

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

2.0

ショットガンで死ぬ人間もいれば、生まれる人間もいます。深層心理では破滅願望が根強く残ってるみたいです。最近は飲んだらすぐに忘れてしまいます。これもコロナの後遺症かなあ。

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

2.0

やっぱり日本人には馴染みのない話です。ブラックミュージックと同じように、わかったような顔ができないように思います。主演がジェラードン西本だったのがせめてもの救いでした。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

ここ数日、弟からもらったコロナに冒されております。想像以上にしんどくって、舐めてたなというのが正直なところです。熱に浮かされて見る夢には、小学校、中学校、高校時代の友だちが代わる代わる顔を出してくれて>>続きを読む

ディスタービア(2007年製作の映画)

2.0

例えば、バスで2人掛けの席に座っていたら、隣に好みの服装をした女性が腰を下ろすとき。例えば、カフェでコーヒーを飲んでいて、恋愛とは何かを語る男の声が、後ろの席から聞こえてきたとき。例えば、イヤホンをし>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.0

三部作とは知らずに見てしまいました。そういうことは先に言うといてほしいです。最後の最後に気づいて、ちょっとだけ複雑な気持ちになりました。例えるなら、友だちと遊ぶ約束を進めていたつもりが、最初からその友>>続きを読む

Untold:AND1旋風と夢の跡(2022年製作の映画)

2.0

何事も、いい時もあれば悪い時もあります。僕個人としては、今絶賛よくない時期です。振り返ったときに、あの時は全然あかんたれやったって言えたらいいなあ。

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.0

腰が大きく曲がっていたり、歩くのが遅かったり、そんな老人を見かけると、何かグロテスクなものを見ているような気持ちになってきます。無常感からくる悲しさと混同しているのかもしれません。どれだけ憎い人でも、>>続きを読む

リディームチーム:王座奪還への道(2022年製作の映画)

3.0

先日、喫茶店でゆっくりしていると、仕切りを隔てた隣の席で、何やら怪しげな会話が繰り広げられていました。スーツを着た男性と、人生に少しの迷いのありそうな女性の2人組です。男性は一応の博識を披露し、女性は>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

2.0

脱毛ツルツル男子が主流の世の中ですが、僕は髭が好きです。髭を蓄えた屈強な肉塊こそが男だという感じがします。不要な毛など身体に1本たりともありません。そんなことを言っていますが、当の僕は毛が薄くヒョロヒ>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

関係ないんですけど、弟の友だちのお母さんが、二丁拳銃の小堀に瓜二つです。浮気したとかなんかで今は離婚されたそうなんですが、二兎を追ってしまったんですね。二丁拳銃だけに。

リマスター サム・クック(2019年製作の映画)

2.0

黒人にかかわらず、この年代の人たちは、何かを勝ち取るために命懸けで生きていたというイメージがあります。今よりも生き死にが身近にあって、必死に食らいついていたのではないかなと思います。精神を病めるほどに>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

3.0

記憶って結構いい加減で、自分の都合のいいことばっかり覚えているもんです。された善よりもしてあげた善が、してしまった悪よりもやられた悪が強く残って、時間が経てばそれ以外のことは忘れてしまいます。だから僕>>続きを読む

ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

3.0

真面目に働くのが最悪だとは思いませんが、必ずしも報われるわけではありません。正直者がバカを見ることもたくさんあります。それにヘソを曲げるのか、それでも正直に生きるのか、結局は自分次第です。僕は働いてい>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

最期はこれが理想だと思いました。深刻になりすぎず、自嘲的にもなりすぎない、ちょうどいい塩梅で、この手の題材とは思えないくらいにおもしろかったです。教養のある口の悪さはいいですね。僕もおじさんになったら>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.0

乗用車を運転していた人みたいに神経質だと、なかなかに傷つくことも多いでしょう。でも人より気がつくのはいいところです。きっといいことがあります。そんなタイプだというあなたのラッキーアイテムはお香です。ト>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.0

僕が最近抱いた怒りは、美術館で展示物を見ていたときに、割り込んできたおばあさんが足を踏んできたことです。決まった列があるというわけでもないし、かなり混んでいたので、見やすいところに入り込むというのは問>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

僕は逆に、好きな子には何もできず、その子以外にちょっかいを出していました。恋心って複雑ですね。結局初恋のあの子とは、中学で離れ離れになり、その後ヤンキーと付き合ったと聞きました。成人式で見かけたけれど>>続きを読む

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

茹でたとうもろこしは少し苦手です。味は好きなんですが、歯に挟まるし、どう食べても汚いし、薄皮はどの程度食べれば終わりなのかわかりません。他にも考えたら、ピラフに入れるのもやめてほしいし、缶のコーンポタ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

3.0

土埃に塗れた服、焼けて強調される顔のシワ、汗で乾燥した髪。あるべき男の理想像のひとつです。酒はバーボンでなきゃ話になりません。フロンティアの消滅と共に、男のロマンも駆逐されつつありますが、僕はアンチ脱>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

首なし騎士の歯を見て、小学生のときに爪をヤスリで尖らせて学校に行ったことを思い出しました。爪ならまだしも歯は痛そうですね。知覚過敏も悪化しそうです。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.0

死ぬことがわかってからも、ビルが変わらず毎日を過ごしていたのがかっこよかったです。その時がわからないだけで、人間いつかは死にます。死神が人の姿を借りてやってきたというのはありえないけれど、これは例えば>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

小学生の頃の将来の夢は教師でしたが、気がつけば夢ではなくなっていました。理由として大きかったのが、通っていた中学校の先生です。ある時、僕が問題を起こして学年集会が開かれました。そこでその件について思う>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.0

サム・ライミ監督の『スパイダーマン3』を見たときにも思ったんですが、詰め込みすぎてもったいなく感じました。欲を言えばもっと分けてほしかったです。この感情に既視感があるなと思って考えたんですが、うちの晩>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

2.0

オシャレで丁寧な暮らしをする人は優しく、常識がありそうな感じがします。でもそんな自分に酔ってるだけのパターンも少なくありません。子どもが人の邪魔になっていても叱らなかったり、会計の時に後ろが詰まってい>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.0

シアトルの旧市街は初めて知りました。地下っていうだけでワクワクするのに、街がそのままあるっていうのはロマンの塊です。酒場や喫茶店も、地下にあるっていうだけでなんとなくちょっとかっこよく感じます。店へ入>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

服飾系の勉強をしてる人はオシャレでいいなと思います。僕もセンスを磨きたいものですが、きれいな服を着ようと思うと、なんだか息苦しくなります。一切の下品な振る舞いが許されないような気がするのです。気がつけ>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

2.0

どれだけ綺麗事を並べても、間違いなく容姿で得すること、損することはあります。実際のところ、多くの人がフーシのような人とは仲良くなれないことと思います。現代の多様性を重んじるという考え方は非常に便利で、>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

僕は無宗教です。とはいえ、神様だったり、人智を超える存在は心のどこかで信じています。それは唯一のものかも知れないし、そこかしこに宿っているものかも知れません。もしかしたら、さっきすれ違ったオバハンもそ>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ(2003年製作の映画)

3.0

リバイバル上映を見てきました。劇場はあの頃よりも小さくなっていて、空中戦は記憶よりずっと短くて、グラードンも怖くなくなっていて、時の流れを痛感します。でも相変わらず、マサトは好きになれませんでした。あ>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター/おどるポケモンひみつ基地(2003年製作の映画)

2.0

公開当時、サントラを買ってもらって、車でよく聞いていたのを思い出しました。子育てって大変ですね。リバイバル上映を見てきたんですが、前列のちびっ子が一緒に踊っていて微笑ましかったです。僕も負けじと、ウィ>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

2.0

愛だの恋だのと難しいことはよくわかりませんが、それ以上に他人のケツばっかり追いかける楽しさがわかりません。それは普段から人に愛されているからだと言われたことがありますが、周りから認められない原因は自分>>続きを読む

シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1985年製作の映画)

2.0

男でも女でも、ノーラのような人は、何がしたいのかがよくわかりません。どんな形であれ、求められるのは嬉しいことです。でもその一瞬の愉悦のために、大切なものを失うのはすごくもったいないことだと思います。悪>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

1.0

黒人への差別の問題は、日本人には馴染みがないのでわかりづらかったです。何にでも共通して言えるのは、見た目で判断するなということでしょうか。ただ、生活している上に限っては、やっぱり見た目通りの人だなと思>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.0

自分のことを誰よりも不幸だと思ってそうな人がよくいます。しかも結構な幸せ者です。みんな同じように、それなりに不幸だと思います。それを所与として生きています。誰かを羨むのに時間をかけるのではなくて、自分>>続きを読む