マグロさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ドン・ファン(1970年製作の映画)

3.5

お人形チャンバラ劇場

等身大の人形を用いて撮影されたドラマ。
サイテーカス野郎のドンファンが親や恋敵を殺していく話。
因果応報でとっても楽しい。
「これで縄を2本買え!!」

人形なのに着ぐるみなん
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レオナルドの日記(1972年製作の映画)

2.5

ダヴィンチの絵が動く。

なめらかに動くのはすごいけど他のシュバンクマイエルのと比べると大人しくて少し物足りない。

アッシャー家の崩壊(1982年製作の映画)

3.3

土くれの家

シュバンクマイエルの描くアッシャー家。
人は出さずに土や家具のミニチュアとナレーションだけで構成される画。

アッシャー家の前衛表現はエプスタインでやり切ったと思いきや、こんなんをぶっ込
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エトセトラ(1966年製作の映画)

3.2

フロッタージュで描かれた背景の中を飛んだり、人と犬が鞭で調教しあったり、家描いたりするやつ。

オープニングとエンディングと幕間のエトセトラの出し方がいちいちオシャレ。

コストニツェ(1970年製作の映画)

3.7

フス戦争の遺骨を収めてある納骨堂のドキュメンタリー。

もちろんシュバンクマイエルが普通のものを撮るわけがなく、人骨で作られたオブジェをスタイリッシュに切り取っている。

あんなアート作品みたいな人骨
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棺の家(1966年製作の映画)

3.2

モルモットを巡って人形がバトルする話。

モルモットのアホ面の前で割りかしバイオレンスな対決をしているのがシュールで楽しい。

ヘラクレス 魔境の女戦士(1994年製作の映画)

2.4

ドラマシリーズを再編集して映画にしたやつ。

ヘラクレスが女だらけの村に出くわす話。
神話にさっぱり明るくないので、神話にあるのかオリジナルストーリーなのかはよくわからぬ。

男だけが戦士なのか〜みた
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ゾンビ・オブ・ザ・デッド 夕陽の決闘(2009年製作の映画)

2.6

ゾンビオブザデッドシリーズ最終作。

内容はいつものごとくカスゾンビにカス吹き替えぶち込んだやつ。
ウエスタンな田舎町に怪しげなおっさんがやって来て、そいつの売った不死の水を飲んだらみんなゾンビになっ
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ボトム・プレデター 地底に潜む生命体(2006年製作の映画)

3.3

なんか人型でかわいくはないやつ

マフィアが博士をいじめてたら薬打った博士が化け物になっちゃった!!な話。

思いの外クオリティ高くてびっくり!!
火傷ハゲのボスや、アホ丸出しの青年、カンフー使いの側
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チェスティー・モーガン in ダブル・エージェント73(1974年製作の映画)

2.8

73インチの驚異的な胸囲の爆乳エージェントのチェスティ・モーガンが麻薬の密売人を地獄に落としていく話。

彼女の左乳にはカメラが埋め込まれていて、胸を持ち上げるとカシャリとシャッターが切られる仕様。
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.0

戦慄レズNTR

愛(山田杏奈)はクラスの地味イケメンのたとえ君に片想い中。しかしたとえには病弱の恋人美雪が。困った愛は美雪に近づくことに…

愛ちゃんの行動がよくわかんなかった。感覚的なもんなんだろ
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猟奇殺人の夜(1980年製作の映画)

3.5

退廃、破滅、純愛。

10分前のことすら忘れてしまう記憶喪失の美女エリザベートは道で彷徨っていたところを青年に出会う。
2人は一夜をともにしたが、エリザベートは医師によって精神病院に連れ戻されてしまう
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ディープ・スロート(1972年製作の映画)

4.0

人生ではじめて観たポルノ映画で、はじめて映画で致したとても思い出深い作品。

不感症で悩むヒロインが病院に行ってみたらなんと性器じゃなくてノドにクリトリスがあることが判明。ラヴレースよ、チンチンをしゃ
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淪落の女の日記(1929年製作の映画)

3.4

上流の娘のルイーズ・ブルックスが薬局のクズ男に孕まされて矯正所に入れられる…。
身勝手でサイテーな男たちに振り回される女たちの連帯を描いた作品。

矯正所がジェスフランコみたいでめちゃくちゃ笑ってしま
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人生の乞食(1928年製作の映画)

3.5

大乱闘スマッシュホームレス

養父に暴行されかけて殺してしまったルイーズ・ブルックスが浮浪者(ホーボー)の青年と一緒にカナダに逃げようとする話。

前半はブルックスのある意味ファムファタール的な逃避行
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チェスティー・モーガン in デッドリー・ウェポン(1974年製作の映画)

3.3

あの手この手でチェスティ・モーガンの爆乳を魅せるだけの映画にして、ドリス・ウィッシュマンの代表作。

夫を殺されたチェスティ・モーガンが「身体を使って」復讐していく話。
男を胸で押しつぶして殺す。文字
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(1928年製作の映画)

3.9

リリアン・ギッシュ顔芸選手権

TMばりの風が吹き荒れる閉鎖的な砂漠で、男女のもつれを描いた傑作!!
ヒロインのレティーはいとこの家に呼ばれて住み始めるが、いとこの奥さんがレティーに嫉妬し追い出そうと
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危機(1946年製作の映画)

3.5

母は偉大なり。
ベルイマン監督のデビュー作。

スウェーデンの田舎で若く美しい娘ネリーは義母のインゲボルグさんと暮らしていた。村には少女の頃から彼女に目を向けていたスウェーデンの光源氏ことウルフおじさ
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エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

4.6

インモラル詰め放題セット

個人的コメディホラーの最高峰。
香港でボスの妻を寝取り、それがバレてボス夫妻を殺害して南アフリカへ逃亡。南アでは雇い主の中国人夫妻を殺害&飲食店を乗っ取る。現地人をレイプ殺
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真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

1.2

は?

前作よりもスプラッタ成分増えてて良い。が、そこ以外は完全に終わってる。何これ。
やりたい放題と言えば聞こえはいいけど、やりたい放題やってるからと言って面白くなるわけじゃない。
1はまだ映画とし
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.2

英雄は死んだ。

主人公の父親はファシスト政権に抗い、クーデター前夜に謎の死を遂げた英雄。
彼は父親の死んだ町に訪れ、父親が何故殺されたのかを探る…。という話。

原作はボルヘスの「英雄と裏切りのテー
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アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)

3.3

品行方正なネクロマンティック

写真家の主人公のイザクは仕事で大きな屋敷に呼ばれます。
内容は若くして死んでしまった娘のアンジェリカ(既婚)の死体を記念撮影すること。
イザクは撮影しようと死体にカメラ
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Galileo Galilei(原題)(1909年製作の映画)

3.1

地動説を提唱したガリレオ・ガリレイが異端審問にかけられ、その後失意のうちに亡くなるまでをテンポよく切り取った歴史短編。

100年前からガリレオの決めゼリフは「それでも地球は回ってる」だったとわかって
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.0

でっかい船の中ででっかいミミズみたいなモンスターが出てきてさあ大変な話。

ちっこい頃に見たっきりなのでほとんど忘れてたけど終盤あたりはあーなんかあったなーと微妙に懐かしくなった。

鶏ガラみたいな死
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アクエリアス(1986年製作の映画)

3.8

フクロウホッホー大虐殺

殺人鬼が出てくるヘンテコなミュージカルのリハーサル中に、ガチの殺人鬼がやって来た!フクロウのマスクを被ってホッホッホーな話。

デモンズ3,4,95でおなじみのミケーレ・ソア
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天井(1961年製作の映画)

3.2

自我のめばえ

主人公のマルタは学生モデル。色んな男たちからやれこうポーズを取れ、こういう風に動け、おれの言う通りにしろと指示されてはその通りに生きていた。
ある時、ふと言いようのない虚しさを覚えて…
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袋いっぱいの蚤(1962年製作の映画)

3.5

女子寮ドタバタコメディ

ヴェラ・ヒティロヴァの初期中編。
紡績工場で働き始めたエヴァ。彼女の眼を通して、女子寮で巻き起こるトラブルを写し撮った作品。

主人公のエヴァの視点がそのままカメラワークとな
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ボアVS.パイソン(2004年製作の映画)

2.5

バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!!(ヘビ編)

天然育ちの巨大パイソンが人々を襲っているから養殖巨大ボアを使って捕獲しよう!な話。
ヘビたちは全部CG。クオリティはぼちぼちな感じ。
ヘビ同士の対決
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ゾンビ・オブ・ザ・デッド 沼からきた緑色のヤツ(2005年製作の映画)

1.7

稀代の悪ふざけ配給会社JVDが贈るチープゾンビシリーズ(シリーズじゃない)
吹き替えは毎度のごとく悪ふざけ極まって滑り倒しているし、そもそもの映画も全く面白くない。

それだけならいつものJVDね、は
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

殺人未遂事件により視力を失ってしまった娼婦を狙う変態殺人鬼から逃げるジャッロ。

ヒロインが盲目というハンディを負っているため、行動に制限がかかっていて緊迫感がある点はとてもよかった。
あと、ホラー映
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ゾンビ・オブ・ザ・デッド2(2001年製作の映画)

2.2

衝撃のエンディング

大人気ゾンビオブザデッド2作目。
怪しい研究してる施設でなんかヤバいのが漏れて施設内がゾンビでいっぱいになる話。

前作(といっても前作じゃないけど)のゴミ吹き替えは影をひそめ、
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.0

エロよし、グロよし、テンポよし、まさにお手本スラッシャー✨✨

パジャマパーティで集まった女の子たちに変態ドリル男の魔の手が迫る…!な王道スラッシャー映画。
なわけだけど女の子たちはみんなかわいいし、
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ゾンビ・オブ・ザ・デッド(2000年製作の映画)

1.5

伝説のはじまり。

大人気ゾンビオブザデッドシリーズの映えある一作目。
どこぞの国の学生の低クオリティ自主制作映画にゴミ吹き替えをぶち込んだJVDの代表的作品。

映像は終わってるし、吹き替えも終わっ
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父と子(1929年製作の映画)

3.0

フィルムは現存しているらしいが、どうやらそれが公表されてはいないらしい。
なので、Slavko Vorkapichによるコラージュ短編「Prohibition」でのみ一部鑑賞可能。

こちらはそれのレ
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ウォール街の狼(1929年製作の映画)

3.2

フィルムが失われてしまっているため、視聴不可。
Slavko Vorkapichによるコラージュ作品「Money Machine」でのみ一端を観ることができる。7秒だけど。

ニューヨーク証券取引所に
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マンハッタン・カクテル(1928年製作の映画)

3.1

残された断片。

こちらの映画は元々は長編作品であったが、フィルムは失われてしまっているため、現在本編を観ることは出来ない。
唯一、Slavko Vorkapichがこの作品の一部をモンタージュした短
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