家族関係という<怪物>との戦いと解放という形をとった<秩序の回復>。要するに保守本流家族ホラーでしかないといえばないのだけど、それなりに面白いです。
この手のが好きなマダム向けのかと思わせてまあストイック、ブノワ・ジャコだからな。音楽もほとんど後景に退いていて申し訳程度、大して役に立ってない感じなのでこの際音楽無しのほうが映画としての凄味は際立った>>続きを読む
何も面白くないw
強いて見どころをあげるとすればギター弾きながらビッグバンドをバックにソーラン節歌うシーン。なかなかいいアレンジだった。
伊藤雄之助超シブイな~
関係ないけど男は度胸女は愛嬌坊主はお経漬物らっきょってライミングが心に残る。悪徳金融会社つぶれそうな瀬戸際の状況で佐田&殿山&宮口輪になってラーメンすすってんのがうまそうだった>>続きを読む
宗教映画としての凄味。時代劇としてはちょっとツメが甘いかな〜?ってアメリカの監督にバッチリ決まった時代劇求めてもアレか(笑)
意外と長くは感じなかったな。塚本晋也の気迫が一番ヤバい。そして音楽ほとんど>>続きを読む
感動する映画というのにも2種類あって、鬼のように練られた伏線バリバリの脚本でカタルシス作用によるものと、別に脚本どうこういうのではなく映画を見ていること自体の、映画がそうして映画として成立してることに>>続きを読む
前の職場の同僚に「なにがおもしろいのかよくわかんなかったから見てみて」とすすめられた(?)のをようやく見た。まったく同感だった。なにがおもしろいのかさっぱりわからない。これは困った。たとえ今その子に会>>続きを読む
あまりにもつまらないので完全に寝たけどこの喋くってるオッサン美学理論的にはすげえ保守なこといってるよね?こんな奴の話面白いか?まあ寝ててちゃんと話聞いてないから一方的に文句つけるのもフェアじゃないけど>>続きを読む
ひでえオチだな(全体としてはまあいい映画けど)。
なんちゅうか恋愛映画としての洗練が足りんので、ロメール見て(「夏物語」と「恋の秋」をね!)勉強し直して来い。
ストローブ=ユイレ、オーソン・ウェルズに比肩するカフカ的世界の映像化(嘘)
1935年の時点でミュージカルのすべてが完成されてしまったのではと思わせてくれるほどすごいわ。ストーリーも存外しっかりしてるし。
ちょいと複雑な構成ながらも実は前世紀的・古典的なPTSD/トラウマ系サイコホラー。じっくりジワジワ系だけど油断してるといきなり血がドバーでなかなか見せます。
まあ話としてはなんちゅうことないんだけど、インドネシア産ミュージカルなんて(しかも50年代の)そうそう見れないってことで。歌と踊り(そんなに踊らんけど)はそりゃあハリウッドに比べちゃうと身体性には乏し>>続きを読む
やっぱ脱獄映画はブレッソンの「抵抗」とベッケルの「穴」がおれん中ではベストで、ああいうストイックきわまりないのがよくて、ちょっとこうなってくるといろいろな細部や人間関係とかが余計にも感じられてしまうけ>>続きを読む
なんでおれはこれを今まで見てなかったのかと映画の神に謝りたいものですが、しかし映画熱が全くなかった公開当時に見るより東映やらマカロニやら見まくり修業を積んだ現在だからこそグッときたというのはあるかも。