まことさんの映画レビュー・感想・評価 - 119ページ目

まこと

まこと

映画(6595)
ドラマ(0)
アニメ(0)

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.6

離散と集合を繰り返してきた彼らのグランドフィナーレ作

悪人に最後まで見えなかったところが良かったかな、だって悪人に見えてしまうと一番大事なところで感情移入できなくなるから

三作通して観た結果、テレ
>>続きを読む

ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

3.7

ウェイン・ワン監督の傑作「スモーク」の正当な続編作品


一作品なんかじゃ収まりきれないほどにブルックリンの煙草屋では日々あれやこれやが巻き起こっているんです


店に集った人たちは皆、その場に居合わ
>>続きを読む

まともな男(2015年製作の映画)

3.5

"一度歯車が狂ってしまったら二度と元には戻せない"

散々言い古されて散々聞き慣れた文言がこれほど似合う男もまた珍しい、でも実際の世界ではこういう男は山のように溢れかえっているんだろうな

てかこの男
>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

3.6

世界の偉人伝 76人目


第二次大戦下の架空の村のジオラマ作りを通して、暴漢に襲われた記憶障害の後遺症を少しずつ回復していった男、マーク・ホーガンキャンプの伝記映画


現実と空想とを巧みに融合させ
>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.8

父親を観察し、母親を観察する

それが子どもというもので特に兄弟のいない一人っ子にはそれが強く当てはまる

片田舎のモンタナ州を舞台にしているから都会の堅苦しさなんて関係のない土地のように一見思えるけ
>>続きを読む

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

メンタルが堕ちている時に観ようものなら、そのままズルズルとダークサイド的世界観へと引き摺り込まれそうになるようなラース・フォン・トリアー監督十八番のげんなり映画


ここまでいったらもう病的な次元にず
>>続きを読む

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.6

オダギリジョーって絶妙に生々しいキャスティング、だって新宿二丁目でランキング上位に名前が堂々とあったアンケート何度も見たことあるぞ笑

柴咲コウも上手い、やっぱり昔から上手い人は上手い

施設で生活し
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.1

スマホの天気アプリのアイコン

太陽と雲のデザインが描かれたその四角を見る度にこれからしばらくは何かしら心に思うことがあるだろう


映画を見終わって劇場から外に出てきたときに

晴れてても

曇って
>>続きを読む

ローグ アサシン(2007年製作の映画)

3.3

「エクスペンダブルズ」の2番手と3番手が敵同士になってアジアを背景としながら相まみえたアクション映画

寡黙でならず者だが仕事を確実にこなしていくジェット・リー

それを長きにわたってほとんど意地と執
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.3

映画は時に魔法をかけてくれる


無機物なプラスチックの塊に命を吹き込み

感情の共有体験を同一線上の次元とベクトルで我々に体験させてくれる


映画という魔法


解けないでいられるなら

いつまで
>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

出会う人たち関わる人たちをうっとりさせ、まるでたっぷりと残り香を振りまくように犯罪現場を後にする紳士で老練な銀行強盗

ロバート・レッドフォードの引退作とされてますが本当に身を引かれるんでしょうか・・
>>続きを読む

インサイダー(1999年製作の映画)

3.6

これも一つの闘いのかたち


自分を待ち受ける結果に満足するか後悔するか、それはまず行動を起こしてから

行動を何も起こさずに満足などありえない

日本より何倍もタバコにデリケートなアメリカならではの
>>続きを読む

バウンティー・ハンター(2010年製作の映画)

3.5

ブラピとアンジーの「Mr.&Mrs. スミス」に似ている印象は拭えないが、本作の方がもう少し軽いタッチとアプローチで製作されたアクションコメディ

くっついて離れてまたくっついてという王道路線のきっか
>>続きを読む

マイヤーリング(1957年製作の映画)

3.2

悲恋物語は世界中に多々あれど、その数多のストーリーの土台となっている作品は数えられるほどのはず

今作はその数えられる中の一つに該当する映画でしょう

こうするしかなかったようにも思えない結末を選んだ
>>続きを読む

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

生中継下で巻き起こるリアルタイムな犯罪劇

犯人の全てが番組の画面を介して至るところに晒されているにもかかわらず、後手後手に回って主導権をなかなか握れない被害者側の立場がどこかもどかしくもありそしてリ
>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.6

欲を取るのか

義を取るのか


当時誰もが追い求めた金(ゴールド)を手に入れたというのにどこかにふと漂う寂寥感

西部劇はやはり男が主導となるドラマなんだなという再確認も

また徐々に活躍の場が表舞
>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

ヌーヴェルヴァーグを代表するフランス映画で、その後の様々な作品に多大な影響をもたらしたと言われるマイルストーン的ムービー

アート映画特有の観ているこちら側の観念性やセンスに問いかけてくる作風なのでな
>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

「砂糖の一粒までもが俺に従う!!」

言い切ってみたいものです笑

圧倒的な自信とそれを裏打ちするかのように専用ダイナーに集まってくる海千山千の殺し屋たち

蜷川実花監督独特の彩色美は相変わらず健在で
>>続きを読む

ゲッタウェイ スーパースネーク(2013年製作の映画)

3.0

すごいな

自分じゃ絶対にできないようなカーアクションシーンが60000くらいあった笑

超絶ドライビングテクニックを持つドライバーと助手席に座る超敏腕な少女


ここまでカーアクション映画がたくさん
>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.8

過去三作とは打って変わって魔法学校対抗戦というテーマを主軸に置いてるのが、イギリスらしさも感じられてなかなか興味深い

やっぱり対戦形式っていつになってもどんなときでもとにかく観やすいし、それこそが作
>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

映画界という名の激しく回り続ける超巨大な渦

周囲の激流とは打って変わって、その大渦の中心部分はほとんど乱れることは無い

その位置にいつまでも留まれる作品はほとんど運命的と言っても過言ではないほど本
>>続きを読む

ジョイ・ラック・クラブ(1993年製作の映画)

3.8

まるで一つの中国大河を観ているよう

時代や人は流転しながらも、決して変わらないものもある


母たちの思いと娘たちの思い

連綿と続くその一定の感情は

絶大なる普遍性を伴う

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.2

おもちゃという無機物

そんな彼らの気持ちなんて、今まで考えたことがなかった

それを初めて考えさせてくれただけで、このシリーズの価値や意義は余りあるのではないでしょうか

特に我々大人にとっては本当
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.3

ダメでどうしようもなくてろくでなしな人間なんだと自分でわかってる

自分でちゃんとわかってるからこそあえて近しい人たちとの距離をこちらから置こうとしてるのに、それでもそういう人たちはまさにそんな時こそ
>>続きを読む

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

4.3

"母親ってどうしてこんなに強いんだろうか"

そう思わせる映画が最近特に多い気がしてて、そんな思いにさらにダメを押してきたのが今回のこの作品

嫌がらせができるのも、その背景と根底に確固とした揺るがな
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

アベンジャーズ関連の小ネタと、なんだかんだで学生身分なヒーローだから学生気分で事態を判断しがちな姿と葛藤に笑いが止められない

異空間&異次元バトルの "良い意味での" 節操の無さは、MCUシリーズの
>>続きを読む

張り込み(1987年製作の映画)

3.8

この知名度の低いでこぼこコンビも、これまた最高なでこぼこコンビ

特にリチャード・ドレイファスが芸達者でいろんな感情を抱く人物を好演

だいぶ前に知人に薦められて当時も観ましたが、また観直してみても十
>>続きを読む

張り込みプラス(1993年製作の映画)

3.7

でこぼこコンビの驚異的な成熟スピード笑

彼らが成熟するということは、でことぼこの差が大きくなるということ

大きくなるということは二つが噛み合ったときに最強のハーモニーが生まれるということ

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.8

故人の遺志を継ぐことは決して簡単なことではない

それでも継ごうとするのは自分にとって故人があまりにも大切な人で影響力のある人だったから

世界は広い

けれどもいわゆる暗部の深部という部分は多くの人
>>続きを読む

パピヨン(2017年製作の映画)

3.9

実話としてはエグいことこの上ない話

希望を見出すことの方が困難な環境下なのにこの男は諦めなかった、映画史のキャラクターにおいても相当強靭なメンタルの持ち主

ラミ・マレックのフレディじゃない役は初め
>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.9

驚愕の猫舌スーパーヒーロー!!

今まで真面目な役が多かった岡田くんだけどこの役は一風も二風も変わってて面白すぎる!!笑

宮部久蔵役で嫌というほど泣かされた自分が恥ずかしくなるほど笑


なんでオレ
>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.8

3作目まで観た現在、お気に入りなゲイリー・オールドマンが出てるということもあってこのアズカバンの囚人が一番おもしろい!!

時間巻き戻し演出も昨今の一二を争う映画界のトレンドだから抵抗がなくて観やすい
>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.9

つながりにくいものでつながれたら喜びや多幸感もひとしお


ゲーム映画と思って侮るなかれ

父と息子の絆とつながりに泣ける一本

ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.3

どこの世界でも新人さんは忙しい

東奔西走するなかで「急がば回れ」な方法を見つけていかないといけない

実際の法律事務所の内情の知識が少しでもあればそことの比較でもっと楽しめそう

トム・クルーズがイ
>>続きを読む

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.3

このブルース・リーはキレさせたら相当にヤバい

立ち会い、間合い、体幹

洗練された格闘技術に未だ匹敵する者現れず

バレバレなCGにはうんざりだけど、飛び蹴りや回し蹴りがものすごいので良しとします

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.7

一度完全に崩壊してしまってもやはり家族というのは最後の最後まで家族

その唯一無二な共同体は、形が崩れてしまっても途中の経緯や過去のいざこざなどお構いなしにせっせと修復作業を自ずと繰り返す

実話とい
>>続きを読む