まことさんの映画レビュー・感想・評価 - 117ページ目

まこと

まこと

映画(6583)
ドラマ(0)
アニメ(0)

純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.4

SNS上における恋愛ごっことヤクザのやり取りとを混ぜ合わせたこれはもうある種コメディですね

野村周平って「ちはやふる」の太一みたいな役よりも多分こういうチンピラ役の方がずっとやりたかったんちゃうかな
>>続きを読む

ミスエデュケーション(2018年製作の映画)

3.3

これで結局良かったのかどうかは今後の彼ら彼女らが決めていくこと

正解も間違いもない禅問答なのだから自分自身に問い続けていくしかない

たとえそれが一生涯かけてもこれだという答えに辿り着けないものだと
>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.1

頼むからすっこんどいてくれって思われる主人公もこれまた珍しい笑

いつも結果オーライに救われてる英国人スパイのジョニー・イングリッシュ

トムとジェリーみたいなアニメチックなお笑いが意外とマッチしてる
>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.7

我慢に我慢を重ねてきた感情が遂に決壊して堰を切ったように涙が流れ出す

冒頭から集中して観ている人ほどそのシーンに自分の涙を重ね合わせることができるはず


幼き子どもといえどこの世に生まれてきた一人
>>続きを読む

ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.8

若い時分からずっと人生を走り続けてきた人間がようやく一息ついて落ち着けた時期にふと見えてくる新しいものや新しい気持ち

ロンドンの外れを舞台にした驚くべき実話をもとにベテラン女優のダイアン・キートンが
>>続きを読む

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.6

密室で巻き起こるサスペンス劇場

これにはどんなに凡庸なストーリーでも最低限の及第点は叩き出せる映画的土壌が最初から存在していると言っても過言ではない

それほど緊張感と面白みに溢れた設定だと思うし、
>>続きを読む

ハード・コア(2018年製作の映画)

3.7

オレたちの山田孝之がここでも降臨!!笑

「本人は真剣に演じてるけど観ているこちらは思わず笑ってしまう」

いつからこんなオンリーワン役者になったんやろ!?少なくとも当初は違うかったから笑

でも個人
>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.5

なるほど、確かにひねりが加えられてるからそれを螺旋と表現したいのもよくわかる

双子を利用したトリックは過去に使い古されているけれど、何度観ても面白いし楽しめる一つの素材ではある

フランソワ・オゾ
>>続きを読む

TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

3.3

コメディ映画というよりもうスラップスティック映画の域に達してると思う笑

やってること自体は凄いんですけどね笑

ボケを何個詰めれるかみたいな制作会議がされてそうで想像したらそれはそれでおそろしいです
>>続きを読む

ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.7

身の丈以上の生き方はそぐわないってことですね

頂上から見下ろす景色と頂上を見上げる景色

道は険しいけど下を向いて歩くより上を向いて歩く方が生きてる意味や意義を感じられそうな気がします

フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

3.4

三部作を経て遂に調教完了となったアナスタシア、クリスチャンよりどちらかというとアナの方が終盤は引っ張ってた気がする笑


まあ結末はそれになるんだろうなとは当然わかっていたので良い意味での予定調和的な
>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

3.4

「マジカル・ガール」でセンセーショナルなデビューを飾ったカルロス・ベルムト監督待望の新作

「マジカル・ガール」が特別に最高な一本だとは思ってないけど、その監督の新作ということで食指が動いていることは
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

ヨルゴス・ランティモス監督は鬼才だ変態だと言われてますが、彼の作品の最大の特徴はやっぱり音の使い方なんだなと今作を観て改めて再確認


必要以上にいやらしくて粘着質なBGMとサウンドは何か良からぬこと
>>続きを読む

ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

3.3

アンセル・エルゴート × タロン・エガートン!!


投資や資金運用から組織が巨大化していき遂には・・・的なストーリーですが、最初から砂上の楼閣なのが見え見えだったから笑

築き上がったものが朽ち果て
>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

官能的領域に数歩足を踏み込んでいるのに、それでいて純粋さが全面的に溢れ出ている大人のロマンス映画


愛を貫くこと

無言の瞳が語ること

そしてなにより主役の女性が口がきけないということ

さらに異
>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.5

呆れて物も言えない偏愛映画だけど観るぶんには楽しめる映画、でも実際に自分が巻き込まれたら最悪中の最悪なストーリー笑

恋に落ちたときの盲目的描写とペタジーニ的恋愛模様の成れの果て


山内ケンジ監督や
>>続きを読む

ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.2

井浦新→スープ

窪塚洋介→牛肉

市川実日子→白ネギ

倉科カナ→麩


こんな印象かな

ヘッドハンター(2012年製作の映画)

3.8

映画慣れしてる人がなにかサクッとサスペンス映画を観たくなった時なんかには今作は最適な一本だと思います


スピーディかつコンパクトにストーリーがまとめられてるから観てて間延びしないし、100分のやや短
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

「刹那性」

青春映画に不可欠なこの要素を、これでもかと言わんばかりに全面的に押し出しながら表現している

菅田将暉と小松菜奈の演技は今作でも平常運転だけど、この重岡大毅の演技は好きになれん笑

キネマの天地(1986年製作の映画)

4.3

映画を愛する人ならこの作品を観ないわけにはいかないだろう


中井貴一、渥美清、倍賞千恵子、松坂慶子、笠智衆、岸部一徳、笹野高史、前田吟、吉岡秀隆、松本幸四郎、柄本明、平田満、堺正章、ハナ肇、石倉三郎
>>続きを読む

愛と喝采の日々(1977年製作の映画)

3.8

"人としてどう生きるかよりも女としてどう生きるか"

女性にとっては何かしらの白書だったりバイブルともなり得る作品なのではないかなと思ったりもします


懐古主義に浸るのは別にいいけど浸り過ぎにはご注
>>続きを読む

コクーン(1985年製作の映画)

3.3

自分の子どもや孫を二の次にしてまで不老不死を求める老人たち

生への渇望は残りの余生が少なくなってきた者たちにこそ多く沸き立つものなのだろうか


ハッピーエンドじゃない気もするけどハッピーエンドな気
>>続きを読む

コクーン2 遥かなる地球(1988年製作の映画)

3.9

世の評価に反して個人的にはこの続編の方が前作より遥かに好きなんです


前作ではただただ異星人の能力を羨ましがってそして求めるストーリー展開だからどうしても急ぎ足でバタバタした流れになってしまってたけ
>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

「戦争」


そんな最悪なことを

面白おかしくコミカルに


ただそうするだけじゃ芸がないから

風刺とブラックジョークをたっぷりと


スタンリー・キューブリックの悪戯心が光るキューブリックSF映
>>続きを読む

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.3

「好きー!!」って面と向かってはっきり言われたら、たとえ人面魚だろうと愛着が湧いてしまうものです

宗介の夏休みの宿題の絵日記のテーマが十分過ぎるほど事足りて良かった笑

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.7

日本興行収入歴代一位の金字塔を打ち立てた不滅の作品

あまりに突き抜けた現実離れした架空の設定にさえも没入感を抱かせてくれるスタジオジブリの見えざる力

種々雑多な個性溢れるキャラクターの中でも釜爺が
>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.4

メタ構造を模した脚本の妙を読み取れるか

「スリー・ビルボード」で高い評価を受けたサム・ロックウェルやウディ・ハレルソンはこの時からマーティン・マクドナー監督ファミリー

お米とおっぱい。(2011年製作の映画)

3.1

くだらんなあ笑

キャストは全員男、そりゃそうでしょう


討論合戦、論破合戦、持論合戦の競り合いは見ものですがいかんせんテーマがテーマなので笑


「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の作品でなか
>>続きを読む

眼下の敵(1957年製作の映画)

3.7

南大西洋で巻き起こる鬼気迫る攻防戦

チームとして、艦隊として、そして国家を代表した組織として

戦争の基本的構図を大切に扱った半世紀以上前の隠れた戦争映画

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

物事がトントン拍子に運ぶのも、全てがあっけなく散ってしまうのもそれは良くも悪くも青春時代の一つの大きな特徴


繰り返す激動の刹那の連続から何を得られるか

繰り返す激動の刹那の連続からどう成長してい
>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.4

「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が他二名の映画監督と共同監督した新作

やっぱり空前絶後の大ヒットを記録した前作同様、上田監督は「ライブ感」を最も大事にしている人なんだろうなと感じた

こちらと
>>続きを読む

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.6

ストーリーの運び方はやや大股で進めている感は拭えないけど、楽しいかと聞かれればだいぶ楽しい映画

主演の三吉彩花の頑張りには素直に拍手と賛辞を

聞き慣れた音楽が耳に飛び込んできたらリズムを取っちゃう
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.6

伝えにくいこと

内に秘めていること


そういうものみんなそれぞれ持っている

でも伝えなきゃ

不器用なら不器用なりにそれでも伝えなきゃ


その表現方法がやはり卓越している京都アニメーション
>>続きを読む

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

3.5

自分たちにとって関係の無い人たちとの世界や空間の乖離が激しければ激しいほど二人だけの世界はより強固なものになる

ニコラス・ケイジは本当にこれでアカデミー賞主演男優賞を取ってて良かったと思う、今からじ
>>続きを読む

ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

3.6

設定的に絶対に悪者だろうという凝り固まった考え方の持ち主ギルド・テゾーロ

ゴルゴルの実ってすごい贅沢な悪魔の実っぽいけど観てたら使い勝手悪そう笑

この時からもうサボって出てたんやなあ

0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.6

悪意に満ち満ちた善意が第三者にとってはすこぶる善行に映るんだから、これはとんでもないやり口だなと思いながら観ていたのは最初の前半だけ


下心満載で老人のもとに入り込んできた主人公が、結局その老人たち
>>続きを読む