トシオ88さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

しあわせはどこに(1956年製作の映画)

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コロンビアローズ🌹の歌声で始まる本作。メロドラマの王道の母娘ものストーリーだけど、最後まで観てしまうのは、やはり芦川いづみの可憐さの為か、それとも最早、失われつつある古き良き日本の姿の所為か🥲。
芦川
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レオン(1994年製作の映画)

3.7

今ではBS放送映画のご常連になってしまったけど、まだスリムで不器用なジャン・レノ、幼いけど美しく鮮烈な演技のナタリー・ポートマン、そして新進気鋭の若手だった頃のブチギレヒャッハーのゲイリー・オールドマ>>続きを読む

祈るひと(1959年製作の映画)

3.7

1時間半足らずのストーリーの中に私小説の如く芦川いづみの独白が混じりながら、過去と現代の様々な出来事がレイヤーになっていて見飽きない。
俳優達のお芝居がきちんと出来ている所為もあるのだろうけど、日常の
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ブラックサン(2023年製作の映画)

2.5

スペイン🇪🇸産のNetflixホラー。本作のパコ監督はあのRECの監督!😃。でも今回はホラーというには怖くなく、心霊ドラマといった感じ。他のスペイン産ドラマのようにドンデン返しがあるのかなあと思って観>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

ガイ・リッチー監督の切れ味の鋭い演出が楽しめる娯楽作品😆。1960年代を映像に復活させるのは、デジタルの世界ではもはや容易な事なのかもしれない。ベルリンやローマをその時代の風俗やファッションと共にスク>>続きを読む

扉の影に誰かいる(1970年製作の映画)

3.2

チャールズ・ブロンソンがドーンとジャケ写に載っているので、彼が主役のサスペンスと思いきや…。あれこの人どこかで?アンソニー・パーキンスが登場…。どちらかと言えばパーキンスが主役のちょっと不思議な感覚の>>続きを読む

影なき声(1958年製作の映画)

3.5

松本清張原作、鈴木清順監督のサスペンス。
新聞社の電話交換手役南田洋子が偶々、殺人犯の声を聞いてしまったことから始まる悪夢のような日々💀。やがて旦那が他の殺人事件のホシとして捕まり一層追い詰められてい
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誘惑(1957年製作の映画)

4.0

まだまだ映画的幸福を得られる作品ってあるんだなと深く実感できた物語。中平康監督作品で一番好きという方もいらっしゃるけど、成程と得心😃。
物語は千田是也演じる妻に先立たれた50代の男とその娘左幸子が東京
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若草物語(1964年製作の映画)

3.3

日活を代表する4人の女優が華やかな姉妹を演じる1960年代の作品。サムネイルはモノクロ調だけど鮮烈な色彩が印象的なカラー作品。
芦川いづみ、浅丘ルリ子、吉永小百合、和泉雅子が各々の個性を魅せてくれる🥰
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アジア秘密警察(1966年製作の映画)

3.6

昭和を代表するダンプ・ガイ二谷英明を主役に迎えたアクション巨編。共演は日活でお馴染みの宍戸錠、浅丘ルリ子、そしておやっさん小林昭二の若かりし日の勇姿も鑑賞できる😆。 
ストーリー自体はジェームス・ボン
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黒い潮(1954年製作の映画)

3.8

国鉄総裁下山事件、戦後日本の闇とされる事件の一つ。事件発生直後から真実を追い求める新聞記者役の山村聰が辿り着く果てにあるものは…。
井上靖原作を、俳優山村聰が監督も務めたドキュメンタリー的な作風だが骨
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

ようやく鑑賞😆。長い長いと聞いていたので、大臀筋をよくストレッチして鑑賞したが、お尻の痛さなんかそっちのけの、あっという間の3時間だった。
真田広之、ドニー・イェンという豪華な配役の中、大阪、ベルリン
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銭形平次捕物控 女狐屋敷(1957年製作の映画)

3.0

メモです:誰が呼んだか〜銭形平次〜😆
ご存知平次を大川橋蔵ではなく、長谷川一夫で描く大映時代劇。銭形平次第12作だから当時は長谷川一夫人気が凄かったのでしようねー😆。
新興宗教を巡るドラマは今のご時世
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殺意の夏(1983年製作の映画)

3.7

イザベル・アジャーニ主演の1980年代のミステリー。フランスの片田舎に現れる、とてつもない美人。街の男たちは皆惹かれるが、やがて1人の男と結婚。しかし彼女には心に秘めた暗く熱い秘密があった…🔥。
憑依
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空港の魔女(1959年製作の映画)

3.7

高倉健と久保菜穂子のサスペンスロマンス。
昭和34年の東京を舞台にした偽ドル札を巡る愛憎劇。高倉健もまだデビュー3年目。新東宝で鍛えられた久保菜穂子との演技力の差は如何ともし難い。そして久保菜穂子は当
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黄金バット(1966年製作の映画)

2.7

黄金バット・ザ・ビギンズ😆。彼が何者なのか今明かされる!同じ蝙蝠🦇の由来ながら、東西の世界でこれほどまでに違うとは😆。
テレビ📺放送の為に作られた映画版だが、結構TV版と違う箇所ありあり。
惑星イカル
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.6

暗くて重いけど、面白い。でもやはり少し長い…。映画館で観たら終盤お尻が痛くて、鑑賞継続大変だったかもしれない😨。
あのジム・キャリーの、ある意味強烈なリドラーが印象に残っているおっさんからすると、今作
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追いつめられて(1987年製作の映画)

3.7

若かりしケビン・コスナーとショーン・ヤング、そして黒幕にジーン・ハックマン親分が絡むポリティカルサスペンス映画。若い主役2人の美男美女ぶりは他に類を見ないけど、ショーン・ヤングは既に後年の奇天烈な気質>>続きを読む

13日の金曜日PART7/新しい恐怖(1988年製作の映画)

3.5

13日の金曜日だったので、13日の金曜日を久々に鑑賞😆。どれを観ようかと悩んだけど、ラッキー7、且つサイコキネシスのティナが闘う本作を選択😠。前作の闘いで、クリスタルレイクの奥底に沈んでいたジェイソン>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.7

Netflixの配信終了が間近ということもあり鑑賞。相変わらずよくわからない国際組織や企業が暗躍する中、ゴジラとコングにxxが絡んで香港が大変なことに😆というストーリー。
CGの無駄遣いというくらい全
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.0

アナベルちゃん、お久しぶりっス😆🪆
死霊館最新作を観たら、お勧め作品として提示されたので、ウン年振りに鑑賞。もう制作されてから10年近く経っているのかぁ。お人形ホラーの主役は最近の歌って踊れる、しかも
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.5

死霊館ユニバースももう何作目だろうか👻。
wikiによると8作目らしいけど、何だかもっと沢山あった気もする😅。そして…街でカラオケ館を見ると、つい死霊館を連想してしまうのは自分だけだろうか😅。たぶん自
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

世間は空前のエクソシストブーム😆!、かどうかは知らないけど、来年にかけて続々とエクソシストムービーが上陸。その嚆矢とも言うべき作品がこれかな😃。かってローマ帝国を震撼させたグラディエーターが転生輪廻し>>続きを読む

宇宙快速船(1961年製作の映画)

3.2

ソニー千葉真一を正義の味方アイアン・シャープとして主役に迎えた一大冒険活劇😆
千葉ちゃんの眉毛がデューク東郷みたいに太くて、おまけに両さんみたいに繋がりそうなのが常に気になる。もともとテレビ番組ナショ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

邪悪な黒い絵を巡る岸辺露伴の物語。
若き岸辺露伴の描写も興味深かったが、パリとルーブル美術館を舞台にした後半も映像が美しく楽しめた。そしてルーブルのドラマの後に更にもう一幕用意してあるのは、やはり脚本
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囚われの美女(1983年製作の映画)

3.7

繰り返される不条理劇。冒頭のクラブのシーンから妖しい洋館に怪我を負った女を車で運び込むまでの流れまでは時間列は正常のように思えるが、この後、混沌の中に巻き込まれていく。
タイトルはルネ・マグリットの「
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.7

山田太一原作、市川森一脚本、大林宣彦監督の異色作。夏の終わりに、その昔よくテレビで放送していた。風間杜夫演じる脚本家原田が体験するひと夏の出来事。風間杜夫の両親役にに秋吉久美子と片岡鶴太郎が出演。切な>>続きを読む

影の車(1970年製作の映画)

3.6

松本清張原作「潜在光景」をベースにした作品。昭和45年に上映。東京郊外の公団団地に暮らす生真面目なサラリーマン役の加藤剛が、偶然通勤のバスで出会った幼馴染の岩下志麻との不倫に溺れるが、やがて冷たい瞳を>>続きを読む

狂ったメス(1967年製作の映画)

3.7

強烈だけどどこか懐かしいポスターアート。
でも、内容は邦題通り狂った映画でした😆
60年代のロンドン。ピーター・カッシング演じるのは著名な外科医。若いモデル出身の女と結婚するつもりだったのが、カメラマ
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.4

ダリオ・アルジェント監督の久々の新作😆
理不尽な殺人鬼に追われるヒロイン、周囲も次々に不幸になっていく鉄板ストーリー。
観光地目線でなく、住んでいるローマのリアルな感じが、恐怖感を煽る。実際ローマ、夜
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.6

1980年代を代表する熱い映画🔥。
冒頭のコンサート乱入シーンからラストの熱唱と別れ💧。今観てもやっぱり熱かった!😆
際立つ美しさを炸裂させるダイアン・レイン、いつもサラサラヘア、演技が出来ない分、台
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.6

くねくねしていてもキレのあるダンスを予告編で見せていたミーガンとは如何なるドールなのか、この度ようやく本編鑑賞。精度の高い生成AIが自立歩行のできる人形に積まれたらこんなのばかり歩き回る世の中が来るの>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

2.5

巷で話題のコワすぎ!シリーズを鑑賞。口裂け女を捕まえるの巻だったけど、謎解きのあたりはまぁまぁ。そして皆様書かれているように、工藤Dの立ち振る舞いがなかなかにワイルド。手持ちビデオ📹、カンパニー松尾監>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.2

観る人全てに解釈を委ねる作品。創造力って素晴らしい。終幕近くに全ての出会いと人生が繋がるシーンに泣けてきた🥲。モザイクの欠片のような日々の現実と夢想、良心と後悔、本音と嘘…言葉と文字でしか表現できない>>続きを読む

女吸血鬼(1959年製作の映画)

3.5

中川信夫監督による島原の乱伝説も交えた怪奇奇譚。原作は橘外男。タイトルにあるような女吸血鬼🧛‍♀️は何故か出てこない。
主役は天知茂、そして元祖ヴァンプ女優三原葉子、そしてカツオ風味のほんだし池内淳子
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ピラニア(1978年製作の映画)

3.0

軍の秘密兵器研究所で飼育していたピラニア軍団が、お姉さんのミスで下流に放流され、オープン初日の河川リゾート施設は阿鼻叫喚に😆。
ジョー・ダンテ監督の出世作品。クレジットタイトルの関係者の名前の中にはロ
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