あさおみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

レディ・バード(2017年製作の映画)

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ブックスマートのお気楽具合というか、場としての進学校がどんな構造的背景をもっているかみたいなことに思いを馳せた。志村貴子の初期作品みたいなティーンの悩みっぷりがいい。

怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと時間ください

(ちょっと時間もらってようやく書く)
花恋の麦くんと絹ちゃんは大卒だし、健康だから醜くい有様でもやっていけるんだろうなという前提条件(心理的安全のセーフティネット)を置いた上で
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

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冒頭の両親爆破シーンが面白いのは言うまでもないんだけど、最後の方でキャロルの手術を終えた医者の額帯鏡がずりおちるところが衝撃的によかった。

映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

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みんながバイトしだす所までしか原作しらなかったけどそこまでで大丈夫だったぽい。このほんとうのお父さん?って原作にも出てたのかな。罪滅ぼしの駒になりませんって打倒してやがてケコーンへと至る構成よかったと>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

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タイプの女の本棚にコニーウィリスとか趣味の本入れるんだ、オタクくん! これがウケちゃったのにちゃんと君天すで大人になろうとしてるのは本当に涙ぐましいよ、えらい!

犬王(2021年製作の映画)

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記録がないから何でも詰めてしまえる、って結構なことをしてる……。面白いことには面白いんだけど、肝心の湯浅があんまりすきくないのかも。てか呪いのお面が結構な代償を強いてる割りにお父さんなんの恩恵も得られ>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

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アンダーグラウンドから20年後にこれを撮ったっていうのに納得感がある。露骨なCGがマジックリアリズムぽさを加速させてるのも面白いし、戦火の時代での結婚式のような儀式の崇高さをモチーフとして大事にしてる>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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どうしてもリヴァー・フェニックスをみるとアッシュ・リンクスの影を追ってしまう。この作品の彼がアッシュの原型なんだろうけど、苦しきもち……

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

他人のホームビデオ見るのってあんまり気分のいいことじゃないから、それを映画にするには語りの切り口が大事になってくるんだと思うけど、この感じはよかった。父親のナイーブなりに大人になってしまった人間の、絶>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

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いい話。メッセージとかトラルファマドール星人みたいたのすき。

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

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アンチくんよかった。ゴルドバーンが頑張ってるのみると無性にうれしくなるよね。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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説教にもならん説教しよってからに。安心して観て、安心して観終われるけどなにもよく作用しない。

エヴォリューション(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

へそのあたりがキュッとなる。エコールの監督のまなざしだなと思った。素朴な少年の未熟な身体に対する自己認識とか思春期のいびつさに、異形の子どもを妊娠させる身体性をぶつけるグロさ。なのに子どもたちのリアク>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

花恋のところは私信かと思った。新しい学校のリーダーズを呼んだのもあのおじさんなんだろうかとか、色々かんがえていたら映画どころではなくなりそうでグッと堪えたよね!

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

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鬱と不眠のせいなのが資本主義リアリズムという感じする。良心で世界人口の七割滅ぼすやさしさテロリズムを新世界と呼んでいて、このことを踏まえるとウタのルフィに対して「新世界にあなたは要らない」と言い放つシ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ス、スラップスティックだ〜!ってなってたら宇佐美りんみたいな母子の話に着地していた。あったかもしれない未来の話が大好きだから楽しい作品。シンプルにSFが上手だし。でもなんか、家族は家族でも他者ではある>>続きを読む

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

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SF叙事詩。勅使河原蒼風みたいなオブジェかっこいい。最後15分のこして寝落ちしたけど起きてから見直してよかった。

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

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なんの脈絡もなくみんな大人になってて、しかもちゃんと働いててすごい。それにしてもきらら的なものがつくった社会的な毒気を脱色する方法論ってなんなんだろう。

バビロン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

歴史を総括するのは構わないけどやるなら付随するなにかを見せてよーと欲しがりたくなってしまう。でも、モダニズムにあこがれつつ、発展途上の混沌に安住してたことに気付かされる一連の流れとかは面白かった。いち>>続きを読む

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

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ドキュメンタリーとしてはなんか作為的でやだな〜って感じだった。森山も求められたように振舞っちゃう所あるからなんだかな! でも喋りっぷりはよくて、書籍のインタビューの時より衒学ぽくない。ことあるごとに中>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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ケイコという存在に観ている時間だけ近づいて、エンディングになると都市の風景に溶け込んで離れていった。最後の試合の、確かに熱はあるのにどこか距離のある、つまりスポーツとして入れ込むというより観察者的に撮>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

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狂気が社会に馴染むこともある、でも白人男性で娼館の男たちにそれが向いたからで、パレンティンに発砲したらその限りではなかった……