marbo917さんの映画レビュー・感想・評価 - 43ページ目

marbo917

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追憶(2017年製作の映画)

3.5

大人から見放された少年3人は心優しい涼子の元で幸せに暮らしていた。ある日、涼子の昔の男が突然やって来て、3人と引き離そうとし、少年達は共謀し殺害する。しかし、涼子が1人罪を背負い少年たちにこう告げる‥>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

2049を前に復習鑑賞。

初めて見たのは確か中学の頃だったか。
劇場公開からはだいぶ時間が経っていて、一部の映画ファンのカルト的人気だった。
当時は強力わかもとの何だかよく分からないCM効果音?がや
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

インドに住む少年サルーは兄の仕事探しについていくが、待っている間に駅で眠ってしまう。しかし、目覚めると兄はいない。
止まっていた無人の列車に兄を探しに行くが列車は走り出してしまい、数日間走り続けた後、
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

2.5

ティルダ・ウィンストンが嫌味な独裁者を好演。この女優さんホントに演技の幅が広くて、個人的には「少年は残酷な弓を射る」が好き。
ネフリの為に作られた映画ということで、どんな代物かと思ってたど、普通に楽し
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スプリット(2017年製作の映画)

3.2

ジェームズ・マカヴォイの演技が光る作品。ラストに向けて劇中にいくつもの伏線はあり。

あくまでこれからみる人の為に主人公の台詞に注力して観ると、謎解きがしやすいかもしれません。

わたしはこのオチに納
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.6

全世界で突然電気が使えなくなる日常を、ある家族の日常を通してリアルに描く。

ケータイ、電車、会社のパソコンや電話もダメで仕事でできない為自宅待機状態に。
当然生活に必要な水道・ガス・電気が止まり、ス
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.7

口パクとは思えないほどマリオン・コリティヤールが歌ってるように見える(まさにピアフに取り憑かれている)

録音状態のよいピアフの歌が聴きたくてサントラを聴いたが、音源の限界なのか音割れしているのが残念
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ミックマック(2009年製作の映画)

3.7

オープニングが映画「三つ数えろ」のオマージュ的な英語クレジットで始まり、劇中は至る所にこだわり尽くした演出があり。

何気に登場するミックマックのポスター、爆破シーンのコマ送りの芸の細かさ、デリカテッ
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ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

3.0

過去作品では恒例の凝ったオープニングロールを封印し、始まりから重々しい戦犯者の紹介から始まる。
二時間を超え、登場人物もやたら多いのでとても疲れた。
しかしながら、チェッキー・カリョ、マリオン・コリテ
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アメリ(2001年製作の映画)

5.0

キャストよし、ストーリーよし、音楽よし。ジャン=ピエール・ジュネ監督の中でも一番の作品で何度も見返しなくなる映画。今回改めて見返して思ったこと。

①映画の季節が秋ではなかったこと。
宝箱を見つけた日
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エイリアン4 完全版(1997年製作の映画)

3.3

オープニングとエンディング途中の数シーンがオリジナルとは異なり、多少の遊び心アリ。
監督作品の中で必ず出てくる仕掛けだらけのオープニングクレジットはなく、制約があったのか自由さが感じられないのが残念。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

無人島に一人漂流した男が絶望し自殺をしようとした時、一体の死体を見つける。
その死体が持つ万能な力(スイスアーミーナイフのごとく)を借りて、救出までを描く。

孤独に打ちひしがれる主人公に、ラドクリフ
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

3.5

初めてこの映画を観たのは劇場だったが、いまほど映像技術が進歩していないのに、かなり先進的な映像だった。十何年も経つのに古さを感じない。

世界観がテリー・ギリアムの「ブラジル」と比較されるが、登場人物
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.5

食糧難に見舞われた近未来のパリ。
一軒の肉屋兼アパートにやって来た元芸人の男が住み込み付き求人広告を見てやってくる。主人は広告出した覚えがないが、この男を食料にしてしまえと雇うことにする。しかし、主人
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.9

戦争ものでどんな過酷な物語かと思ってみたところ、なんとも優しい物語。

見知らぬ土地に嫁いだ先で、心優しい夫、気性の激しい義理姉との三角関係を軸に、
どの時代でも今と変わらないんだなぁと思う。

印象
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

3.2

冴えないOLクミコは宝物探しをすることで生き甲斐にしている。ある時、映画「ファーゴ」のオープニングロールを目にする。
────────────────
「この物語は実話である。この映画で
描かれた出来
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.0

妻の介護に尽くしたせいか、心臓疾患を患ってしまい、病気のため職を失い働けなくなる。‥介護を必要とするものが介護をしなければならない福祉問題。

社会保障を幾度なく申請するも、ネット優先の思うように申請
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

聞いたことのある曲ばかりで音楽好きにはオススメ。
吹き替え版で鑑賞したが、ウッチャンの器用さもさることながら、唸らせたのは、ネズミの山寺宏一が歌う「マイウェイ」が不覚にも泣けてしまった。

ビートルズ
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アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前作はゾンビになるまでの3日間。この作品はその後の3日間に起こる物語。
レズビアンの彼女に振られてヤケになり、関係をもってしまった男の後日談。

元凶とある病原菌保持者を追い詰めていくという主軸がぶれ
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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013年製作の映画)

3.2

壊死率100%の性病に犯されゾンビになっていく3日間を描いたレズビアンを追っていく映画。
「ゾンビになる性病ってなんだ?」「なんでレズビアンでなくちゃいけないの?」とつっこみどころ満載だか、ここでは愚
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.5

前半の色鮮やかな新婚生活が、病気が発覚して闘病生活が続くにつれて色褪せていく結末の悲しさを際立つ。

ひねりの効いたアナログ的な小道具や、子供の頃に教育番組でみたようなコマ送りの動画は観ていて楽しくて
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.6

ドラッグクイーンものは当事者しか解らない題材が多い印象だったが、これは楽しめる。
毒づいた会話、音楽やテンポの展開、内容も考えさせられる。
iPhoneで撮ったと思わせないクオリティ、ドラッグクイーン
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

もともとウッディ・アレン作品は数えるくらいしか観ていないが、ありがちな気取ったニューヨーカーが主人公でなく、凡人なところが気持ちが移り、物語に入りやすかった。

黄金時代の芸術家は名前は聞いたことがあ
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マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

GEOのオススメにつられて観たのの、起承転結でいうところの「転」がない。カルトから逃げ出す前後で構成され、動作毎にフラッシュバックされる編集は面白い。
しかし、どれだけ待っても「転」に転じない。
良か
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

のどかな山村に次々に起こる怪奇殺人。
主人公の警察官は調べていくうちに、山奥にいる謎の日本人(國村隼)に辿り着く。
その正体は人間ではなく、悪霊に憑かれた生ける屍だった‥とここまでが前半。
主人公の一
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セル(2015年製作の映画)

2.5

感染者の動き方が「28時間後‥」と似ているが、中身を比較すると程遠い。

なかでも、感染したものと人間との区別がつくにくく、襲われた時の恐怖感や倒した時の達成感が、伝わらないのが残念。
感染した人間が
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スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年製作の映画)

3.0

野村萬斎が現代劇を演じることと題材が面白そうで観てみた。展開はよくあるドンデン返しの使い回しで二時間ドラマのよう。

蛇足だが、杉崎花、宮迫、関ジャニの安田が、以前たまたま観てたドラマ「夜行観覧車」で
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

日本統治下時代の朝鮮。ある詐欺師の男が日本の富豪と偽装結婚のうえ精神病院に送り込み、財産横領を企むために侍女を送り込む。騙し合いの末、変態屋敷に囲われてる令嬢を侍女が助け出すという結末。

構図やカメ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

黄昏時、結い紐、彗星と綿密に伏線を置いてく丁寧な物語の進行、目を見張る背景の美しさは近年にない映画。

思春期の淡い想い出を紡いでいくストーリーは「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」を思い出して少
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

前作のキングコングは「美女と野獣」に対し、本作は単純に楽しめる怪物もの。

始まりは未開の島にコングを見つけにいくもので、途中様々な奇怪で巨大な怪物から逃げ、島から脱出するストーリー。

日本のアニメ
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ゲスト(2009年製作の映画)

2.8

元映画の箪笥も観たけど、こんなストーリーだったのか覚えてないくらい、別のものの映画で意外と楽しめたかも。

最後に隠されたオチの説明ないのが残念。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.5

もともとバイオレンスものは苦手だけど、観始めるのに躊躇した。
見終わって映画のメッセージは感じられない。暴行を伝えるメディアの描写もはっきりせず、映画はいきなり終わってしまう。
なんなんだ?この映画は
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.0

シリーズを観てるので、一応見ておかねばと思い鑑賞。見続けるのが痛々しい映画。

前作までのシーンを踏襲していて、それなりに楽しめるが、見終わってようやく「完賞」の一言。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.9

妻に先立たれ、長年一筋に続けた会社もクビになり、生きる意味を失い自殺を測っても、簡単に死ねない‥とDVDのパッケージに書かれていたのでよくあるコメディかと思って観てみたが、良作でビックリ。

ひねくれ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

夫婦のすれ違い、重度障害者の介護、贖罪‥全てが重い題材。

映画を観終わって思うのは、この夫婦はこの後も苦しみ続けるんだろうと思う。しかし、観終わった後でも嫌な後味はない。

飽きさせずに淡々と惹きつ
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何者(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

就活を舞台にTwitter裏アカウントを丁寧に説明をした映画。心の闇は誰にでも持っているけど‥いまのケータイ文化がここまで来てると思うと悲しくなる。