ジャック・ベッケルの映画は、建物の構造に注目してしまう。細部の映画監督。
須藤健太郎さんのアフター・トークでは、ジャック・ベッケルは、スター俳優を使わない監督で、というのは、他の作品のイメージを引き寄>>続きを読む
オーソン・ウェルズの映画の中では、かなり明るい映画。
アレクセイ・ゲルマンを思い出してしまう。
『快楽の園』を鑑賞する映画という感じで、ヒエロニムス・ボスの謎に関する映画というわけではないですか。
無条件にすり寄ってくる子どもに、大人としてどう振る舞うべきかを考えるのは、なかなかプレッシャーのかかることだなと。
キャラクター造形や人間関係などには、ガンダムらしさがあまり感じられないところに、戦闘においてはガンダムらしさが感じられ、ガンダム脱構築という感じですか。
実写を元にしているとはいえ、油絵によるアニメーションという見た目ながら、目を細めれば実写に見えてくるという描き込みがすごい。
ビヨンドで終わってもよかったし、まだ続けることもできたかもしれないし。。。
だんだんと意識が遠のいてきた頃、後ろの座席の人がカバンを開けようとしたのか、頭の近くでベリベリベリっと音がして、一気に覚醒した。
という感じの映画でした。
子供と、年上の人間、親や社会の中で巡り会った人たちとの、微妙に噛み合わない関係性の描き方がとても丁寧。
現実味のないスプラッタ表現は、そこに込められた思いを伝えにくくしてしまうようで、いいのか悪いのか...。
RKOの75分以内制限はないけど、2つの時間軸を平行させ、80分でうまくまとまっている。
人の死が近づいてきて、死が訪れて、親族内の人間関係に変化が芽生えてくるような特殊な時間を、よくとらえることができたものだなと。
モフセン・マフマルバフ監督作品のような、そこはかとなくファンタジックな雰囲気を楽しめる。
『ローサは密告された』と同じような主題をより真正面から扱っていて、強烈さがより直接的。
RKOの75分以内という制限の話を聞くと、68分という時間にうまくまとめられている。
東京国際映画祭 2017 ワールドフォーカス
スティーブン・ソダバーグの『ガールフレンド・エクペリエンス』によく似ている。
ありえない、戯画的なストーリーを見せられたようで、実際のところ、こんなものかもしれない、と思わせるような、空恐ろしさを覚える作品、ですか。
被写体の日常を覗き見るようなカメラワークには、この世からいなくなってしまう人の姿を留めておきたいという思いの切実さが感じられますか。
監督がすでに亡くなっているというのが、切ない。
押井守版をベースに、S.A.Cの要素も取り入れ、まずまずの構成だったものの、終盤の多脚戦車と狙撃ヘリがショボくて残念。スカーレット・ヨハンソンは好演でした。