光光太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

ガメラ対宇宙怪獣バイラス(1968年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オープニングタイトル出現の切れ味と凍る特撮以外は全然面白くない。過去映像使いすぎ。

シャレード(1963年製作の映画)

3.3

ゴキゲンなオープニングアニメからの水鉄砲でもうこの作品のテンションが分かる。偽物の楽しさ、いい大人の本気の、ムカつく悪ふざけを観よ!ケーリー・グラントはあんまし好きじゃないんだが、こちらが抱く嫌悪感を>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.6

キメ映像では前作に劣り、ハチャメチャバトルではトランスフォーマーに劣りと惜しい点が多い。ここは劇場長編初監督の力量が出てしまった感じか。

しかし!ロボットの描き方に差別化魂はあるし、何よりも「続編」
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フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

3.5

もはや全く怖くないんだけど、頭空っぽにして楽しめる親切設計さがありがたい。今何をすべきなのかがしっかり示されるし更新スピードも早いのだ。
そして最後の最後まで貫かれる両作のお約束。ご立派!

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

娯楽映画として何から何まで上手すぎる上に最後は粋なやり取り連発で余韻も最高、そして何よりも輝くオードリー・ヘップバーン。大傑作。

何が上手いって、観客を飽きさせない要素が巧みだってこと。二重のバレる
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.0

ゲームをプレイする=自分ではない何かになれる経験と捉えた成長物語なんだが、登場人物ほぼ全員が突然悟り出して成長するのでなんだかなぁ…。美術や衣装は最高なんだけど、サスペンス的展開でもアクションでもあま>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

ザ・ジャンルムービーという感じ。1秒たりとも飽きさせない序盤から緊張感続く中盤、派手さと物語たたみに入る終盤まで、見事すぎる「どっかで観た感」。だからこその工夫とテーマが光るってのは仮面ライダーやウル>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

ネットフリックスで「フライトゲーム」吹替で観た。
超絶面白い。冒頭から最後までずっと緊張感が持続するし、派手な見せ場もあるのでエンタメとして最高。監督が『エスター』で見せた「主役が悪者にされる恐怖」と
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

5.0

超絶アルティメット歴史的大傑作。作中メッセージの尊さと見事な幕引きは勿論のこと、演者達が放つまばゆい青春銀河の輝きが物語と重なるメタさにメタメタにやられた。地べたに這いつくばり周りを傷つけても、それで>>続きを読む

劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!(2018年製作の映画)

3.5


ストーリーを上手く語る気のない坂本監督の悪癖と、全ての設定演出を出し惜しみせずにぶちまける瞬間最大風速職人としての坂本監督とが混在した、結構変な映画だった。

しかし、オーブ好きは発狂するレベルだろ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

あまりにもクソつまらない人生描写が中盤で一気に反転。何故本人達が演じるのか?何故事件発生前を長く長く淡々と描くのか?事件すらもドラマチックに描かないのか?その全ての答えが中盤以降分かってくる。

彼等
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

何故これが今の世界で大喝采を受けているのかは分かるけども、正直普通だったかな……俺の危機意識やグローバル意識の低さが問題か。
上がりどころがほぼ台詞だけ、ヒーローの個性を示すシーン少ないってのも微妙に
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

物凄く地味な話だ。「クリムゾン・ピーク」よりも地味。でも、地味で淡々とした雰囲気だからこそ、性と愛の物語をシンプルに伝えられるのかも。

生まれかけの愛、終わってしまった愛、歪んだ愛……色んな愛を持つ
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白昼の通り魔(1966年製作の映画)

3.5

男女4人の恋愛縺れを装ったドロドロ人間劇を、多すぎるカット数と捲し立てる長台詞とによって仕上げたアバンギャルド映画。ハイライト効きまくりの白黒映像と奇抜過ぎる画面レイアウトも相まって、何か魔の空間にい>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.7

フィクションの尊さ力強さを超絶フィクションであるミュージカル映画で示す意義に涙腺崩壊。ミュージカルシーン、表現自体に意味があるので物語はノンストップ。イマジネーションと誇張と体技と個性があれば誰でもヒ>>続きを読む