MkDさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.2

10数年ぶりに観たが、映画としてよくできている。インフェルノや天使と悪魔などの亜流作品にはない魅力がある。

キリスト教の初源についての部分はほかのユダヤ教やイスラム教がメジャーな時代だったにもかかわ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

スピルバーグ的な世界の広がり、スターシステム/クロスオーバー的引用のマトリクスはとても今日的だが、厚みとダイナミズム=クレイジーという点でシン・ゴジラには敵わないと思った。

しかしながら、同時期にス
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

ストーリーは面白いが、顔のショットばかり連続して反復するのが謎。

登場するスコッチの銘柄がピーティなアードベックがセレクトされているところはチャーミングだった。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

ホーキングの伝記的なストーリー。カメラワークが貧困なのが残念。

タイタニック(1997年製作の映画)

3.6

ばあさんの思い出回想映画。ラストの自己満足的な終わり方は本当に映画を台無しにしていると思う。

贅沢な時代の古き良きハリウッド的舞台演出とディカプリオの若き頃の初々しさを楽しむ映画。

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.6

ダビンチ・コード的な謎解き構造は、あからさまに筋道と結論が読めるが、肉付け部分を楽しむことと割り切ればエンタメとして面白い。

いつも思うのは犯人が博士以上の知識をどうやって得ているのか、そこが詰めき
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.2

メジャーながら良質なアメリカン・インディペンデント映画を観ているような気分になった。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

1.2

懐かしいと思い再鑑賞したが挫折。舞台はとても作り込まれていて近未来を独自に仕上げていると思うが、ストーリーが今の自分には受け付けないものだった。

海街diary(2015年製作の映画)

1.0

鑑賞挫折。四人の美女をBGMぐらいの感覚で楽しめると思いきやムダなカットが多すぎて辟易した。是枝裕和の時代はとっくに終わってると再確認した。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

1.0

鑑賞挫折。冒頭の女優が生理的に受け付けない、そしてテロップのフォントも受けつけない。

ハイ・クライムズ(2002年製作の映画)

3.8

設定に無理があるが、妻の夫に対する愛情、弁護士同士の友情の物語をミステリアスな展開とともに愉しめた。ラストがとてもグッとくる。

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

4.8

商業映画としてベタなつくりをしているように見えるが色の組み合わせなど映像美を巧みに使って飽きさせない。山に還りたくなる。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

思春期を描くストーリーはありきたりだが人間描写や細かな台詞などの演出が効いていて味わいのある作品として成立している。

フォーカス(2015年製作の映画)

4.0

マーゴット・ロビーが美しい。それだけでも愉しいがミステリアスな娯楽作品としてよく仕上がっていると思う。

タイガーランド(2000年製作の映画)

4.4

フルメタル・ジャケットへのオマージュだけにとどまらず、ある種のクリティカルな視点を感じさせる名作といえる。フィルムによる撮影だと思うがそのザラつきがとても心地よかった。映画としてうまく成立している。

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

4.0

マルクスとエンゲルスの親交が描かれているのはとてもためになるし映画としてもとてもいいつくりになっている

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.2

スノーデン本人に迫ったドキュメンタリー、オリバー・ストーン版より本人がイケメンで絵になる仕上がり

スノーデン(2016年製作の映画)

4.5

今の時代を生きる人間はみな見るべき秀作、アメリカ共謀罪の法案成立によりオーウェルによる「1984」的な監視社会の現代版の恐るべき事実を描いたドキュメンタリー。

2010年代のオバマ政権下で政府による
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

ペンタゴンペースでは老いたワシントンポスト紙のオーナーを演じていたメリル・ストリープがこちらでは一転してアナ・ウィンターを演じている。その対比だけ見ても面白い。そしてアン・ハサウェイがとにかくかわいい>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

2.5

マイケル・ムーアの失望感、無力感が描かれている。トランプについてはほとんど触れられていない。過去作品の中で1番の駄作。見るに値しない

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.6

天災と人災について映画を通してこれまで考えてきたがその点で本作は良作のはいえないものの何かが跡を引く。あえて見る価値があるかといえば、特にそのほかの関心のもとで誰かが鑑賞すべき理由は思いつかない。>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

下記の2作を受けてなのかスピルバーグが、呟きのように短期間で仕上げたという本作は米国でのトランプ政権の横暴、日本では安倍政権での公文書改ざん事件などなど、たまたま機ぜずしてシンクロするものがある。>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

「ペンタゴンペーパーズ/最高機密文書」がワシントンポスト紙が舞台であり国家機密がトピックであったのに対し、こちらはボストン・グローブ紙がカソリック教会の神父の幼児虐待の組織的隠蔽を扱っている。日本人か>>続きを読む

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

4.2

「ペンタゴンペーパーズ/最高機密文書」のラストがウォーターゲート事件への始まりを暗示していたので本作を観ることになる。官僚はあくまで国家と国民に仕えるのであり、政権に使えるのではないそうした立憲主義国>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

クリフトファー・ノーランらしくない映像美に偏りすぎた退屈な本作だが、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を鑑賞し、ダンケルクの戦いがいかに悲惨なものだったかを取り上げたという点のみ>>続きを読む

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.8

原田眞人監督の演出は説明的な形が多くベタすぎるが、役者はみなこの錚々たる面々の中で自分を発揮しようとしているのか鬼気迫るものがある。本木演じる昭和天皇の振る舞いの形式美はとても美しく、そして軍隊の時代>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

第一次大戦でのドイツの屈辱がヒトラーと第三帝国の数々の発明と惨劇を生んだのだと教えてくれるものの、昭和天皇に比べたらその孤独と苦悩はいかほどのものか、監督演出としては駄作だが史実として資料価値のある「>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

ゲイリー・オールドマンがチャーチルを演じるということで鑑賞、特に映画として何かチャーミングなところは見当たらないが、第二次世界大戦でのドイツの圧倒的な脅威と猛威を英国側からリアルに学び取れた。アンナ・>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

5.0

カメラワーク、舞台演出、そして衣装すべてが美しく素晴らしい。内容より映画の新しい様式美を魅せてくれる、こんな映画の撮影の仕方があるのかと驚いた

ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

4.5

2019.00.00

米VOGUEの一年間のなかでもその年を代表する9月号の製作過程を副編集長をはじめとした現場の編集者、カメラマン、スタイリスト、モデル、デザイナーの立場それぞれを追いかけるドキュ
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.0

2019.02.20

オーシャンズ9の舞台となるメットガラのドキュメンタリーということで、TSUTAYAで取り寄せて拝見。

「ファッションが教えてくれること」に続き、アナ・ウインターがいかに欧米フ
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ヴィクトリア女王 世紀の愛(2009年製作の映画)

4.0

2019.01.20

ヴィクトリア女王の即位までとその後の結婚に至る若き頃を描いている。その後についてもう少し見たいところだが、次作に期待

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

5.0

2019.01.17

ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンによる隠れた美しい寡作、エリザベス女王前史。

カメラワーク、内容、キャスティング含めさべてにおいてSplendid!

この三部
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