東宝オールスターズによる貧民窟映画。菊田一夫の舞台の映画化。子どもの使い方など、どこか黒澤の「どですかでん」と通じる作品。しかし昔の役者はひとりひとり個性的ですね。素晴らしいすぎます。
なぜだとか、理由を求めてはいけない。いやー想像以上にぶっ飛んだ映画でした。こんなカルト映画は二度と作れないでしょう。まさに時代が産んだ、アメリカン・ニューシネマの異端作。
サントラが豪華で、楽曲をフル>>続きを読む
Youtube上で世界各国で聴かれているクラシックロックのアーティストが発表されていて、クィーン、AC/DC、ガンズなどが席巻する中、我が日本だけがビートルズだった。五輪、万博、そしてビートルズ来日が>>続きを読む
「カジノロワイヤル」の監督だったので、想像通りのくだらなさでしてが、まあまあ英国コメディはこんなものかなぁという作品。
バッドフィンガーの曲は良いけどね。
ものすごく乱暴に言えば、戦メリを日本の幕末に置き換えたシナリオか。
新人や芸人などを配役しているため、役者のレベルが違いすぎて気になる点が多々あったのだが、敢えて大島渚がそうした理由を知りたくなった。>>続きを読む
再鑑賞だがストーリーをほとんど憶えていなかった。
映画が半分あたりを過ぎ、事件が起きてからはまるで別の映画になったかのように物語が進み出す。
そして最後まで謎を残したまま、ラストシーンを迎える。分から>>続きを読む
公開中の映画「エンニオ・モリコーネ映画が愛した音楽家」を観て、改めて本作を鑑賞。再発見がたくさんあった。
巨匠エンニオ・モリコーネの音楽家としての世界的出世作であり、映画音楽の歴史を変えた傑作。>>続きを読む
映画音楽家の最高峰の一人として、その作品群が映画史に燦然と輝くマエストロ、エンニオ・モリコーネの一代記。それにしても知らなかった事だらけ、映画ファンや音楽ファンにとってすごく興味深いドキュメンタリーで>>続きを読む
たぶん公開時以来か、久しぶりに観た。思っていたよりも面白かったと率直に思ったのだが、脚本に選んだ話が小ぶり過ぎて、ややもったいない気がする。
この作品で特筆すべきは馬だ。日本特有の植生や雲や風などの>>続きを読む
濱口竜介監督の作品の中でもタイプとしては最新作「偶然と想像」に近い作品か。冒頭、なんかお姉ちゃんの方が幼いなぁと思ってたら、なかなかよく練られたシチュエーションでほんとうに感心した。長さもちょうどいい>>続きを読む
ロバート・アルトマン版「ロング・グッドバイ」とこの作品を続けて観たのだが、こちらの方はレイモンド・チャンドラーの原作の世界観に比較的忠実に描かれたハードボイルド・ムービーで安心して観られた。
75年>>続きを読む
レイモンド・チャンドラーの原作を70年代に置き換えたかの様なある意味カルトな作品。登場人物全員がラリっていると言われても不思議じゃないくらい、どこか緩いストーリー展開。いや、寧ろそう説明してもらった方>>続きを読む
前作の大ヒットを受けて制作されたブラックプロイテーション映画を代表する人気シリーズ。
プロイテーション(搾取)とは言うものの、前作でだいぶ儲けたのか、カーチェイスやボートチェイスだけでなく、ヘリチェ>>続きを読む
残念ながらほとんど言葉がわからなくて、もったいない。
ただそれだけ。
字幕を敢えて付けなかった理由を監督に聞きたいところだ。
ホイットニーの映画を観たのでこのたび初見。映画もサントラも当時大ヒットしたのだが、クライアントと寝るわ、関係無い奴にもところ構わず殴りかかるわ、フランクがプロフェッショナルなのに自分の感情をコントロー>>続きを読む
フィル・フィリップスの1959年のヒット曲「シー・オブ・ラブ」が挿入歌になってはいるが、そこに手がかりがあると匂わせているものの特に事件とは関係ない。また前半は連続殺人事件を追うストーリーかと思いきや>>続きを読む
ホイットニーについて、晩年のゴシップばかりが語られることに、クライヴ・デイヴィスとしては我慢できなかったのだろう。自分がこの世を去る前に、ホイットニーの評価をきちんと確立したかった事は推してしるべしで>>続きを読む
確かにイワンの馬鹿的な、「ホーリー・フール」な物語の裏で、かなり保守的なメッセージが込められた映画なんでしょう。
それにしてもゼメキスの巧さで面白く観せてしまう作品であることは否めない。
しかし「この>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
当初、よくある人種差別に敢然と闘う弁護士のヒューマンドラマかと思ったのだが、非常に変わった構成の映画だった。
先ず隣に正体不明の者や頑固な老人が住んでいたり、ある種独特のコミュニティがある点。また妻>>続きを読む
ビージーズの映画「栄光の軌跡」を観たので、この映画を観たくなって録りだめしている中から鑑賞。これが日本で大ヒットしてた頃はなんとなく憶えているのだが今回初見である。その頃マーク・レスターとトレーシー・>>続きを読む
石川セリの「ムーンライト・サーファー」は知っていたが、PANTAが本名でアイドルに曲を書いていたのは知らなかった。
頭脳警察はまさに時代が生んだアーティストですね。こんな人たちはもう出て来ないでしょ>>続きを読む
浅田政志の写真集を映画化すると聞いた時は意外だと思った。写真集を出したばかりの頃、木村伊兵衛賞を獲る前あたりから注目していた写真家だったから。その後の被災地での活動も聞いていたが、まさか役者が演じる映>>続きを読む
まるでこの星のルールが変わってしまったのかよのうな、情緒不安定なうざい登場人物しか出てこない作品。
台詞もところどころ合理性に欠けるところがある。例えば娘の結婚に反対するのに、男に正式に結婚の許諾を言>>続きを読む
この映画を観るまで、レオン・ヴィターリの存在を全く知らなかった。もちろん「バリー・リンドン」での彼の印象的な演技は注目していたので、その後の役者としてのキャリアは気になっていたのだが、キューブリックの>>続きを読む
よくあるBL拗らせ系のストーリー。リョウがトップモデルになるとは思えず、あまり入り込めなかった。
それにしても濱口さん、結婚式がお好きなようで…。
さながらサッカーのミニゲームを見ているよう。小さな積み重ねが実力を付ける元になる。
しかし、なぜそれをいま話す?タイミング悪すぎて引くわ。
そして長岡くん発見!
とても丁寧に作られた、よく出来たドキュメンタリー作品。
考えたらビー・ジーズのライブ映像を観たのも初めてだし、マネジメントのロバート・スティグウッドの動く姿を見たのも初めてだ。
ビー・ジーズの特別なフ>>続きを読む
イーリング・クラブ周辺のことはよく分かって良かったのだが、もっと他のエリアの話しなど重ねて描いてほしかったな。当時の店内のレイアウトがどうだったとかはあまり興味ないし。同じ映画祭で公開された「アメリカ>>続きを読む
贔屓の監督であるジョージ・ロイ・ヒルのフィルモグラフィーでは「明日に向かって撃て」と「スティング」の間に作られた、やや地味な作品。
しかし時制の往来など映画的面白さを充分に活用した、いかにもジョージ>>続きを読む
唯一無比、日本のパンクバンド、アナーキーのドキュメンタリー。初期衝動からずっと続けていくことは何と美しいんだろう。
良いドキュメンタリーだなぁと思っていたら監督が知り合いだった!
カーター・ファミリーとチャーリー・パトン、アメリカのルーツ・ミュージックのミッシングリンクを埋めてくれる作品。
カーター・ファミリーとチャーリー・パトン、アメリカのルーツ・ミュージックのミッシングリンクを埋めてくれる作品。
リヴ・タイラーの可愛さ爆発。ある意味アイドル映画ともとれる作品。(父ちゃんの顔がよぎるのでオレは無理)
それにしてもレコードショップの店内より、何だかバックヤードの方が楽しそうなんだけど(笑)。>>続きを読む
1980年のサウス・ロンドンってこんな感じだったんだなぁ。あわよくばウーファーばっちりのサウンドシステムで観たかった。
それにしてもレゲエを世界的な音楽にしたクリス・ブラックウェルの功績は凄いなぁと>>続きを読む
いつものコンピが巻き起こす、脱走譚。改心している成田三樹夫とか出てきて、シリーズも長くなったなと痛感した。
やはり選挙のドキュメンタリーは敵と味方を作るんだなぁと。なんかそれもフェアじゃないとは思いつつ、この国の政治や選挙の在り方がたいへん歪な構造だという事がよくわかる作品だ。平井氏が前作「なぜ君は総理大臣>>続きを読む