涙あり笑いあり、上げては下げてとまるで感情のジェットコースターに乗っているような作品。
変わり者の家族がロボットから世界を救うという実写では成立できない設定を、アニメーションだからこそ巧みに表現出来>>続きを読む
アイラブルーシーという1950年代にアメリカで流行したシットコムの制作現場が舞台という実話を元にした映画。
担当脚本家たちがインタビューで当時を回想するという手法が取られてる。
アーロン・ソーキンと>>続きを読む
酒に溺れ落ちぶれたカントリーミュージシャンが、静かに、ゆっくりと、自分の人生を取り戻す姿が描かれる。
逃げ場がない怖さ。
生きる力を失う怖さ。
安部工房の世界をしっかりビジュアライズ出来てて素晴らしい。
中身のないストーリーをマッドマックス怒りのデスロード風に仕上げたゾンビアポカリプス映画。
4年前のゾンビパンデミックにて韓国全土が隔離されたという設定と、そこに戻ろうとする主人公の目的が弱く、ドラマ>>続きを読む
善行を働いき英雄扱いされた主人公・ラヒムが、自分がついた小さな嘘をきっかけとして転落していく。
社会に翻弄される彼にも欠点があり、対立する登場人物全員の言い分も理解できるため、白黒つけ辛く、観ていて歯>>続きを読む
ロベールブレッソンの演出は独特で好き嫌いが分かれる。
例えば手だけで演技をさせる、棒読みのセリフ、最低限で成立させる脚本など。小津安二郎の作品にあるミニマルな表現に近い。
情報の省略が多いので行間を読>>続きを読む
悪い点がないのが唯一の悪い点。
ベタすぎるけど、そこが良い。
ハッピーになりたい、感動したい、、
そんな時にピッタリ。
美術、衣装、役者、撮影、音楽などは素晴らしいけど、人物描写が足りてない演出・脚本のせいで中々乗り切れない。
ストーリーに入っていけないのは、冒頭の主人公のセットアップに問題がある。
原作読んでて主人公>>続きを読む
スタイライズされた世界観とそれに合わせた音楽が素晴らしい。戯曲をそのまま映画化してるようで少し説明的な部分が多いが、後半マクベスが幻想に取り憑かれてからは一気に引き込まれる。
七つの大罪をモチーフにしたミステリーサスペンス。全く無駄がない、犯罪ものの手本のような映画。
出た当時はスタイリッシュな映像に痺れたけど、30年近く経っても色褪せてない所が凄い。
オールタイムマイベストの一つ。
イチャンドン作品の中でも1.2を争う位好き。
シークレットサンシャイン、題名も最高じゃないか。あのラストショットは忘れられない。
スパイクジョーンズのピュアな世界観でないと中々成り立たさそうな題材。主人公の少年マックスが夢の異世界の怪物と触れ合い少しだけ成長する物語。愛してほしくて横柄な態度を取れば取るほど愛されなくなる怪物を通>>続きを読む
さまざまなジャンルをチャンプルーしてここまで面白く出来る事が凄い。
キャラクターがよく描けているからこそだろう。
カルト映画と侮る事勿れ。
韓国映画界の底力を思い知らされた。
パオロソレンティーノの自伝的映画。
前半はユーモアをおり混ぜながら、明るいトーンでナポリに暮らす大家族の群像劇を主人公の青年ファビエットの視点で物語は進む。
後半はある事件をきっかけに主人公が大人へ>>続きを読む
オカルトミステリー
15年前、双子の姉妹が誕生。片方は体が毛に覆われ悪魔の様な容姿で瀕死状態で生まれて来たため出世届けも出されなかった…という禍々しいオープニングから始まる。
怪しい宗教団体を調べ>>続きを読む
観るものの先入観や固定概念を逆手に取り、感情と思考を激しく揺さぶる後半は見事。前情報なしの鑑賞をおすすめします。
ゼアウィルビーブラッドに似たムードだが、コンポーザーが同じジョニーグリーンウッド。古>>続きを読む
隕石衝突による人類絶滅の危機を発見した天文学者、アメリカという国家、そして人々はどう対応するのかが描かれてる。
滑稽さが誇張されたキャラクターを、デカプリオはじめ豪華キャストたちが演じる風刺寓話コメデ>>続きを読む
脚本、演出、演技、編集、衣装、美術、撮影、良い点を探しても中々見つけれない映画。
クローネンバーグのRabidのリメイクをどう解釈したのか気になって視聴したが時間の無駄だった。
このレビューはネタバレを含みます
戦後、復員兵の新人刑事・村上が拳銃を盗まれる。
窃盗犯を捜索中に、その拳銃によって強盗傷害事件が発生する。自責の念にかられた村上は辞職を試みるが、上司から事件の担当に任命される。
村上は佐藤警部と共>>続きを読む
郊外に庭付き一戸建て、美しい妻と立派に成長した娘をもつ中年サラリーマンが、社交ダンスに徐々にハマってしまう。
そんなストーリーが面白いのか?
と思ってみてみると素晴らしい構成と役者陣の演技で2時間半あ>>続きを読む