道端に落ちているカードで運試ししたり、ある種の四つ葉のクローバー的迷信『緑の光線』を求めるデルフィーヌは、運命に逆らう可能性を拒否しているだけのように思える。人生に悲観的な人間ほどロマンティックで白雪>>続きを読む
劇場に3度通った。心をがっしりと掴まれた初めての映画だったかもしれない。I wish I knew how to quit you.
サントラを未だに聴いている。
大人になって初めて分かるこの恋愛のほろ苦さ。まだ心の中にテクニカラーで残る亡き夫との幸せな思い出を抱える女と、過去を乗り越え未来を見据えている男。精神的に成熟しているフランス人だからこそ出せる深い味わ>>続きを読む
オゾン作品独特の毒気と艶めかしさが画面からヒシヒシと感じられる。初老の貫禄が出てきたランプリングではあるが、クールな容姿とは裏腹に、どうしてこんなに可憐なのだろう!夫への純粋で真っ直ぐな愛。これまでの>>続きを読む