クリストファー・ドイルの映像が、ぎこちなさ漂う危うく繊細な愛の物語にマッチしすぎている。ヤられた。フェイはまさに香港版アメリ。
ピギー片手にローヒールで颯爽と舞い戻る女の姿は、自信と強さと慈愛に満ち溢>>続きを読む
映画史に燦々と輝く昭和のハレンチ男、深畑さん。物語が進めば進むほど、深畑はんを愛してしまう、不思議と憎めない奴なんです。
「この人、ハレンチなんです!」
深畑さんのバックグラウンドなんてどうでもいい>>続きを読む
お互いが早い段階で見切りをつけていれば、より良い人生を送れたのだろうかーー
ラスト近く、出掛ける直前の森雅之のさりげない優しい表情を見る限り、それがいかに愚問かが分かる。
旦那を待ちながら、沸々と湧いてくる怒り、悲しみ、妬み、悔い、愛しさ。無意識のうちに自分の中に湧き上がる色んな感情をうちわで仰ぎ冷静を装う。やっと帰ってきたと思いきや煮え切らない夫の反応。こんなことが積>>続きを読む
エマニュエル・ベアールの表現した清楚な女性らしい立ち振る舞い、そしてその裏にある芯のブレない女の強さと意地、恐れ入ります。。
“(爆笑)”
“てか、このオペラあとどれくらい?”
“4時間”
“終わった…(Oh putain!)”
愛すべき無礼者、ドリス。
ギンレイホールにて鑑賞。こんなにも鑑賞後幸せな気持ちになれる映画は久しぶり。結末は少々ブラックだが。変わり者だが憎めないキャラクター、頭から離れない音楽、ユーモア、だんだんと愛しく思えてくる中国人彼女>>続きを読む
フランス映画祭オープニング作品、試写会にて鑑賞。
字幕は古田由紀子さん。
(ラストの歌詞の訳、『両親』ではなく『ママとパパ』だったことで視覚的に大号泣!)
農業を営む耳が不自由な両親のもと健全に育っ>>続きを読む
誰が正気で、誰がmaniac(=狂人、変態)なのか。
ノーマン・メイラーが不条理な狂気の世界に誘います。
"Ni sans toi , ni avec toi "
あたながいないとダメ、いてもダメ。
じゃあもうダメなんでしょう。
愛した男に心も身も捧げ、子供まで生んだイーダ。彼は正式な奥さんと子供と共に名声をあげていきます。彼はイタリア独裁者ムッソリーニ。存在さえ消されかけたイーダは、生涯に渡り「私は妻です」と訴え続ける。>>続きを読む
『バルスーズ』Les Valseues(74)
Bêtise, bêtise, et bêtise...
もはや犯罪、悪事と女性軽視が過ぎるバカ2人組の破天荒ロードムービー。
図らずも、"人生の>>続きを読む