ドキュメンタリーであり、引いた視点というか、淡々と撮られている。
それは良いし、利用者たちの声のなかに痛切な症状の吐露もあり、一方で創作の場面もあり、興味深い。
だが、さすがに淡々とし過ぎていて、かつ>>続きを読む
危なっかしい人たちの映画。
それは、なにか事を起こしそうとかじゃなくて、繊細で傷つきやすかったり、傷を覆い隠して生きようとする人たちだから。
世間では、生きるのが下手と呼ばれる、でも愛おしい人たちの映>>続きを読む
金のかかっていることが一発でわかる大作。
流転する歴史に翻弄される人々。
溥儀の取る選択肢は決して最善手でないし、それは観ているこちらにも分かるのだが、彼の過去がその選択肢しか取らせてくれない。
そう>>続きを読む
ありえたはずの人生つまり偶然性は、今ここ性を揺るがせる。そこで物語がするべきは、今ここをいかに肯定するか、寿ぐかなんだろうけど、それができていたように思えた。
けれど、なんかその調子が、いかにも感極ま>>続きを読む
「スタンドバイミー meets カフカの城」らしいが、不思議ならカフカって言っておけばいいと思ってるだろ、と思った。まあ測量士という共通点もあるか。
測量士の視点とカメラの視点がたびたび交雑するとこ>>続きを読む
かっこよかったなあ。
あと、ときどきあるゆるーい空気が、殺伐とのコントラストになっていて、面白い。
ラストの会話があってよかった。
いろんなものが食べたくなるし、観たくなる。とりあえず、オークラさんの>>続きを読む
コラージュっぽいことはわかるのだが、教養がないため元ネタがわからず。
怪しげな女に振り回されるプロットが進むだけなのだが、装飾品が多く、いい加減にしろよと思いつつ楽しむような作品なのかな、と思った。>>続きを読む
もっと難解なのかと身構えていたが、わりと素直に観れた。
the pillowsの歌に出てくるパトリシアが見れて、良かった。
前編通じて「オタクくんさぁ……」になる映画。その分、やりたいことは分かるとも言えるが。
ラストバトルあたりが特にそうで、これは物語についていけるかというより、熱量についていけるかなので、個人的にはちょ>>続きを読む
展開がスピーディーで面白く観られた。
この早さが、どこもなくユーモラスで、けどなんだか物悲しさにもつながってて映画を多面的にしているような印象。
笠智衆と原節子がよいわね。
このレビューはネタバレを含みます
自分は、テンポのイカれている映画が好きなので、序盤で洪水のように浴びることになる専門用語まみれの説明や、次々と出てくるオーグメント戦も楽しめた。
ただ人に勧められるかと言うと微妙。
あと、そろそろエヴ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんといっても河合優実である。監督か公式のツイートにあったがラストシーンはたしかに、あれを加えては冗長になる。彼女のあの演技だからこそ良い
そして、佐藤緋美の歌の説得力。これも素晴らしかった。
けど、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かった。脚本が面白い
こいつの話、マジでつまらねえんだろうなって感じもよく出てたし、だからあの演説じみたセリフも、良い感じに聞こえる。
個人的に印象に残ったのはドミニク。
「弱者」が、何らかの形で>>続きを読む
デビット・ボウイがひたすらに美しい。
そして日本軍の俘虜に対する扱いのめちゃくちゃさよ。大島渚ってこうだよなあ! と、初めて観るくせに思った
ぶっちゃけて言うとよくわかんなかったんだけど、それでも最後までなんか飽きずに観れたのはなぜだろう。
主人公がどんどん追い込まれ、ハーレムの妄想に逃げ込んで、そこで小競り合いが起こるシーンはアホらしすぎ>>続きを読む
すごく音がしているが、それをケイコは耳にすることがない。
いや、音はそんなに多くない。だが私たちが、この映画を観ているあいだ、感覚を鋭くさせられているのだろう。
そういう、集中させる力がある映画だった>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アセクシュアル、アロマンティックという単語を作品中で使わずに、そのような当事者であると思われる女性を描いている。それがまず良かった。
ラベルは現状、認識のために必要だし、それを引き受けるのも個人の考え>>続きを読む
不勉強にて「スラムダンク」には触れてこなかったが、この映画は楽しく観られた。
スポーツを観るのが好きならば、気分がぶち上がる映画だと思う
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阿保だなあ、と思える映画。キャラクターの濃い漫画も、ここまで突き抜けるとちゃんと実写化できるというお手本のような作品と言えるのではないだろうか。
EDの永野芽郁のダンスがめちゃくちゃ可愛い
なんか良い。観ていて、楽しい、朗らかな気分になって、もっと観ていたくなる
まあ悔しいことにちゃんと面白い。
ただ、制服が一張羅で戦闘服ですって描写にはあんまり乗れなかった
ひたすらにエロいメガネくんが不憫
このレビューはネタバレを含みます
パフェとパルフェの話みんなしすぎだろ、と思いつつ。
瑠亜の彼氏のバイクに乗せられて走るカットが美しくて、それだけで好きになった。
あと、不倫を知っていることを、主人公が妻に告げるところ、引きで撮って、>>続きを読む
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テンポがよくて、観ていて楽しい。
結局作る人は作る魅力に取り憑かれる、それは業のようなものなのだと、言われているようで、それは呪いでもあり祝福でもある。
シーンをカットしていくことを実際にハサミでフィ>>続きを読む
東映と吉岡里帆は当たりが続くが、個人的に面白く感じたのは柄本佑、中村倫也の助演男優陣。
特に柄本佑は良かった。
脚本にも工夫がみられたが、やはりこういう作品作り系は、劇中劇が弱くなりがちなのが難点。「>>続きを読む
横浜流星がひたすらストイックで、清原果耶が美しい。
途中、時間経過が分かりにくいのはストーリー上の難点か。
面白く観れる邦画って感じだったが、それ以上のものを特に見つけられなかった
便利軒の二人は微笑ましく見れる。
けど、連作短編の映画化だからか、全体的に盛り上がりに欠ける。
奥田いろはがいてビックリした
このレビューはネタバレを含みます
クスッと笑えるシーンも多く、長さはあまり気にならない。
ヤンキーたちと仲良くなっていくところや、彼らとの再会を契機に社会に認められていくところは、なんだか多幸感にあふれて涙が出そうになった。
やはり好きな映画だなと思いながら観た。
これはハッピーエンドなのだと何度も言いたいが、感傷的マゾヒズム的な消費をされるのが少しもどかしい。
それにしても、第三部はあまりにもMVすぎるだろ
香取慎吾と岸井ゆきのの夫婦のいざこざが主題となるのだが、そりゃ香取慎吾も愛想尽かされるよ、と思ってしまうと、なんだかそのあと、乗っていけない
面白い。尺もちょうど良い。
ただ、あまりにもサマータイムマシンブルースなので、四畳半神話大系に思い入れがなければ、そちらを見れば良いかなあ、と。
私は青春時代にあれを浴びたので、楽しく観られたが。
あ>>続きを読む
永野芽郁のあまりないタイプの演技が観れる点では良い。
でもこれなら、原作を読めばそれでいいかな、と思った。
堤真一がひたすらにすごいことを実感させられる映画。
もはや堤真一を堪能するための映画だけど、容疑者xというタイトルロールなのだから、なんの文句も言えない。素晴らしい
初めての今敏。味が強くて人に勧めにくいけれど、一見の価値はある。
トリップするような映像表現はクセになる
酒の席での話で物語が進んでいく。
内容は縁談やらなんやら。男が勝手にとは思うが、まあそれは撮られた時代もあるので悪くは言えない。
私は下戸なので、ひたすら酒の席で話が進むことにあまり馴染めず、また縁談>>続きを読む
正直言うとよく分からなかったため、雰囲気で見ていた。
「一万年愛す」ってセリフと、「恋する惑星」ってタイトルと、フェイ・ウォン(演技と「夢中人」)はとびきりに素晴らしい映画。