めんち

そばかすのめんちのネタバレレビュー・内容・結末

そばかす(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

アセクシュアル、アロマンティックという単語を作品中で使わずに、そのような当事者であると思われる女性を描いている。それがまず良かった。
ラベルは現状、認識のために必要だし、それを引き受けるのも個人の考えによるものだが、ここでは兎角、これが私なのだ、という「自覚」においてのみセクシュアリティがあり、でもそれでも、どんよりとした恋愛主義の地獄があることが描かれていて。
伊藤万理華演じる妹の「お姉ちゃん、レズビアンなんでしょ!」という、理解してますよ的なセリフのグロさがすさまじく、セリフの力だと思った。
しかし、誰かに会うたびに話が転がる形式の反復などがちょっとくすぐったかった
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