Aさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クレイジー。破天荒っぷりが見ていて楽しい。
撮影にあたり製作担当が2,30人検挙されたようだけど、触法は置いといて、妥協を許さない姿勢で作られた熱量を感じる作品は面白い。
この国の諸問題の根源は東京一
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

魔が差したのか普段は見ないタイプの映画を鑑賞。
塾講と生徒で婚約者の間に割って入るのはなかなかヤバい。成田凌の気持ちがちょっとだけ分かるのが辛い。清原果耶の返答が面白い。
ただ、数学やってる賢い人は感
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。
久々にお祭り気分で気持ちを高めて気合いの入った映画鑑賞。待ってました、この感じ。忘れかけていた。カーチェイスやアクションをとても純粋に楽しめた気がする。トンネルのような通路で発砲が今
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.9

神様なんていらない。
人が簡単に殺されていく様子に胸が痛んだ。それと同時に、市井の人々の勇気と強さもひしひしと伝わってきた。仕事にかけるプライドも。
でも、それでテロの禍根が絶たれる訳でもない。もどか
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

気にはなっていたので最終日滑り込み鑑賞。
あまりライアン・レイノルズはじめ、この作品のノリは合わないという気がするものの、物語の展開は楽しい。暴力的なゲームそのものやそれをやっている様子、ゲーム実況す
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.9

邦画コメディでは個人的には過去トップクラス。おじさん達が楽しそうにふざけていたり、しょうもない事を真剣に語っていたりするのが実に愉快。
個人的には南極派遣なんて喜んで手を挙げたいのだけど、きっと想像以
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.4

見ている分には、ただクソ親父だなとか、息子もクソガキになっちまったなとか感じていた。どちらもクズ過ぎてついていけないのだけど、これがシャイア・ラブーフの物語だと思うと、急にグッとくるものがある。クソ親>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

羽目を外して騒ぎ散らすのは大嫌いな性分で白い目で見てしまうのだけど、おじさん達がはしゃいでいる様子はちょっと温かな気持ちになってしまう。
アルコール依存症始め飲酒の負の影響がゴリゴリに描かれると予想し
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.7

思ってた3倍前衛的だった。デフォルメされ過ぎでどんなキャラクターが次にどんな動きをするのか予想がつかなくて楽しい。
おばあちゃんと孫のシャンピオンの暮らしがあまり幸せそうでなかった気が。巨人の星レベル
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.3

エル・ファニングやっぱり華がある。グレてるけど地頭いいって感じの役だけでなく、頭悪そうな役もちゃんとできるんだな。踊っている場面には監督のメラニー・ロランの面影を感じた。
優しさや業を感じるストーリー
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座頭市物語(1962年製作の映画)

3.8

『サマーフィルムにのって』に触発されて午前十時の映画祭にて鑑賞。傘や箒で真似したくなるのわかる。
知人に粗筋説明したら「BLじゃん」と言われ、そうとしか思えなくなってしまったけど、おもしろかった。俺も
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EXIT(2019年製作の映画)

3.7

二人を登らせ走らせるためだけに物語的に都合のいい方向へ都合よくばらまかれた有毒ガスが拡散してゆく。そんなB級感満載の映画だけれどもパニックに走りすぎず、コメディの範疇をギリ越えない。ライトな作風の割に>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

3.9

冒頭のハーモニーから心鷲掴みにされた。ホビットの『はなれ山の歌』とか好きな人にはきっと刺さる。いつまでも楽しそうに音楽してるオジサン素敵。コーンウォールという土地がさらにその素敵さに拍車をかける。
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

3.3

なぜこの瞬間にカメラがいるのか、冷静になるとよくわからない。ちょっと止めてくれとか言われなかったのだろうか。
自然養蜂家の暮らしを追うつもりで撮りはじめて、意図せず気づいたらこんな作品ができていたとい
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

キラキラ青春ムービー鑑賞は結局ただの自傷行為となることが多いが、これは良い。眩しいけれど、くどくないし、憐れな憧憬も感じられない。3人の廃ワゴンでのやり取りや、陽キャへの冷ややかで妬み嫉み怒りに満ちた>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.8

とにかく映像が綺麗。素晴らしいロケーションと撮影。あの川に行ってみたい。
スローでありながら、急にMADになる尖り具合も嫌いじゃない。
やや説教臭く語りすぎるのがちょっぴり残念。わざわざ言われんでも、
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スリラーというより後半はホラーだった。ホラー苦手だったから時々目を背けた。
ナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技は圧巻。バレエ経験があってダンスシーンには吹き替えがあることを加味しても凄い。
ラストには
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.2

小中学生なんてこんなに考えてないし、言語化できないし、行動もできないだろうと、大学入試の帰り道迷宮新宿駅の乗り換えで絶望し独り立ち尽くした僕は思った。そしたら高校時代の第ニ話が一話と比べてIQ低めで調>>続きを読む

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングから結構尖ってた。
みんな怪しくて面白い。保育園の上に住む魔女みたいなおばさんや、スーパー変態大家。驚きもいっぱい詰まっていて、終盤は目が離せない。
半世紀以上前の作品であるにもかかわらず
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.9

顔面の圧とラスト40分。中盤にいいシーンや展開もちょくちょくあるけど、これに尽きる。
約2時間半焦らされ焦らされ、最後の決闘シーンで音楽に煽られ煽られ、高ぶりまくりました。堪らん、痺れるー。
円形の墓
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.6

壮大なスケールで本物を使った撮影で衣装も音楽も一級なのに、どうして英語なの。どうして…。
これほど波瀾万丈の人生を歩んだ人物は近現代に限らず歴史上でみても稀なのでは。鑑賞を機にちょっと調べてみて、図ら
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どうなっちゃうのか分かるけど、どうなっちゃうのか気になる。わちゃわちゃしつつゆるーい感じが見ていて楽しい。
なぜか家にゼブラダンゴムシいた。レアなのかこいつ。
俺もこんなドタバタに巻き込まれて朝倉あき
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

見事なミステリー。たぶんドーパミンめっちゃ出た。
みんな鍵を1つは持ってるってそう言われればそうだ。キーホルダーとか無い時代だからこそ成り立つ話である気もするが。にしても何が起こっているのか気づくの早
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.3

意味不明、ちょっと気持ち悪い。すこぶる不穏。
上映終了後の町山智浩の解説聴いても訳分かんなかったけれど、それでも最後までほぼ目を背けずに見ることができたのは撮影と演技のおかげだろう。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ネットの世界気持ち悪いし、そもそも美女と野獣あんまり好きじゃないし、ハテナとなる部分も多かったし、音楽が僕にはそこまで刺さらなかったから途中までイマイチだと思って見ていたのだけれど、お父さんパワーでぶ>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.4

あまり主人公の言葉が出てこなかったり、主人公のブルース・スプリングスティーンを聴かない他者を見下すような態度が鼻についたり、父子の頭の固さだったりで中盤までかなりモヤモヤと見てたのだけど、何だかんだで>>続きを読む

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

3.1

めっちゃサマーウォーズ。細田守監督の仮想空間やアバターなどの描写は既に時代が追い越してしまった感じはあるものの、この作品に関しては21年前と考えると凄い。
島根…。

2021/8/2 第40回鑑賞会

少年の君(2019年製作の映画)

4.2

英語の例文の強烈な哀愁。
普段は不良と優等生の青春恋愛映画なんて見ないけれど、そんな次元じゃなかった。
凄惨ないじめや抜け出せない貧困まで、それらの描写には胸がつまる。そして撮影もイカす。主人公が刑事
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

ラスト、呆然とした。
アメリカの闇と負の連鎖が詰まった21分。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.3

オープニング前の予告が一番良かった。
あのお祭り感。しばらくあの雰囲気は戻って来そうにないし、大人になったのか心が荒んだのか、もうあれほどワクワクしないし、ワクワクできない。
北欧行きたいなーとか、地
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストきまってたなー。あらすじから想像できる内容ではあるが、終盤こういう終わりかーと思った絶妙なタイミングで予想を裏切ってくれたから楽しめた。
そもそも交友関係が狭いうえに羽目を外して騒ぎ散らしている
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東京裁判(1983年製作の映画)

3.9

長い。普段は映画を途中で中断することはないけれど、さすがに休憩を挟んで2日に分けて鑑賞。
裁判の序盤から、ブレークニー弁護人が戦争の合法性や原爆の合法性を矛盾として主張する。正義とはと考える。満州国建
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.9

最初の方はちょっと笑っていいのか分かんなかったけど、こうして楽しめるのは器が大きい。優しいな。
こんだけ明るくて楽しそうなら、見てるこっちもハッピーになる。
にしても序盤の主人公クズ過ぎだな。

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

IMAX3Dで鑑賞。
脳みそに易しい。何も考えずに怪獣たちの咆哮に慄き彼らのプロレスを見てりゃいい。護衛艦ぶっ壊してからの空母をリングにしたラウンド最高。
IQ低めの作風だけど、護衛艦の前方半分水中に
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

映画館で見なかった事を後悔。この迫力は劇場で楽しんでこそのヤツだった。
全然頭使わなくていいし、髑髏島のビジュアルだけで十分に楽しめる。あと、何も知らない状態でエンドロール後のオマケ映像見たかった。
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

権力を前にオドオドとした様子やラストの表情、シム・ウンギョンも松坂桃李も素晴らしい演技。リアリティーと終盤へ向けた息が詰まる展開も見事。政権を監視し真実を暴く記者としての正義、国民へ尽くす官僚としての>>続きを読む