M・ナイト・シャマランって過小評価されてるんじゃないかな。
この作品がシャマラニアン達に好評だったので、初めてアンブレイカブルを観て、スプリットも観て、これに辿り着く。
DCやマーベルのヒーロー物>>続きを読む
明日で配信終了のNetflix『テキサス・タワー』鑑賞。50年も前に起こった凄惨な事件を当時の報道映像、当事者の証言、ロトスコープというアニメ手法を織り交ぜて再現。ぬるぬるした線の動きと、極端に白い背>>続きを読む
サイコー!
ドルビーアトモスにて鑑賞。
良い映画を観た時、ズシンと心に残るタイプの映画もあればヒャッホウ、サイコー!と叫びたくなる映画もある。
今作は正にこの後者のタイプ。
ヒップホップ×アメコミ>>続きを読む
イーストウッドお馴染みの、頑固な退役軍人ジジイ、家族との確執、人種ネタ、赦しがあるヒューマンドラマ。そして完全に『ブレイキングバッド』でもある。(褒めてます)
偏屈な白人男性が捻れたプライドのせいで>>続きを読む
「再生」を描く監督、キュアロンがまたやってのけた。観終わった後に、写真を撮りにこう!と創作意欲を掻き立てられる作品をまた作ってくれた。あーあの空が本当に美しい。
舞台は監督が生まれ育った1970年代>>続きを読む
台詞、ナレーション、その他の文字情報などの説明を使わず物を語れるというのは、
まさしく映画というメディアの特徴と言えるだろう。
この、「言葉や文字を使った説明」に頼らない=映画ならではの表現の限界に>>続きを読む
物作りの歴史において、偉大な作品にはどこか「魂が宿った」かのように感じられることがある。作られたその「物」を前にすると、単なる紙と絵の具や、彫られた石などがあたかも魂があるかのように観る者を揺さぶる。>>続きを読む
嫌いにはなれない作品。
キャメロンの『エイリアン2』は観てないのに、リドリー・スコットの世界観を観たくてこちらをチョイス。
映画冒頭の荘厳な音楽に合わせて映る岩山や河川に滝が神秘的。個人的にはこのア>>続きを読む
今更ながらちゃんと観たSFホラーの金字塔。
1979年にこんな映画を作ってたなんて、リドリー・スコットは天才すぎる。(ブレードランナーよりも古い!)
冒頭約6分、セリフらしいセリフはなく、ひたすらじ>>続きを読む
マーベル、どうしちゃったの?
公開初日に映画館で鑑賞。
ちょっと辛口ですが、まとまりと想像力に欠けてます。脚本段階でもう少しなんとかならなかったのかな。
まず悪役達にあまり魅力を感じないです。彼ら>>続きを読む
あー悔しい。
本当に悔しいわ。
良い映画を観ると、たまに悔しいと思う時がありますが今回もそのパターンでした。
曲がりなりにも物作りに少し携わっている自分ですが、この作品に並ぶレベルの物を作れてない。>>続きを読む
何故か南北戦争時代に興味があって、今作を観た。とりあえず今作はコーエン映画というよりジェフ・ブリッジズ映画です。
今作はコーエン兄弟のシュールなテイストは抑えめで直球のヒューマンドラマ。
冒頭の>>続きを読む
コーエン兄弟による、サスペンス風ブラックコメディ。
雪景色に浮かぶ鮮烈な赤色が印象的。
(血の赤、ダウンの赤、街の入り口の謎の赤い服を着た男の像)
一件重い雰囲気テーマなはずなのにキャラ達がそれぞ>>続きを読む
どこかで聞いたことのある、アヴァンタイトルの不安を煽る音楽。これ、エンリコ・モリオーネ作曲だったんですね。
主役の2人(デニーロとコストナー)の初登場シーンは敢えて顔を映さず、次のシークエンスでやっ>>続きを読む
チャゼル、レフン、タランティーノ等、今をときめく映画作家達に影響を与えたといわれる映画。
時代を感じる要素はありつつも、映画としての醍醐味は満載。
思わず口ずさみたくなる主題歌、
手前ボケを活かした>>続きを読む
今更ながら観た、ヴィルヌーヴによるメキシコカルテル映画。冒頭の人質救出作戦から、引き込まれて最後まで一気に観た。
ロジャー・ディーキンズの陰影が強調されたショット、(もはやそれを超えたネガティヴスペ>>続きを読む
暑苦しい夏にぴったり、「恐ろしさ」なんて言葉では形容できない自然(この場合雪)を畏怖する気持ちになる隠れた名作。観れる劇場が少ないのが玉に瑕。是非口コミで広まって欲しい。
アヴェンジャーズで共演しな>>続きを読む
車を買うなら72年のグラン・トリノが良い、と思ってしまう激渋でカッコいい映画。
テーマは「父性と赦し」でしょうか。
色彩より陰影が印象的な画作りや、時折手持ちカメラのような撮影が入る感じ、いかにもオ>>続きを読む
繰り返し出てくる妖しいライティングや、opnによるサイケな劇伴のセンスがめちゃくちゃいい。
展開が読めない疾走感(良い意味での酩酊感も?)も一夜限りの逃避行感が出てて良かった。
ロバート・パティンソン>>続きを読む
ヤバイ。こんな映画あったのか、と思い知らされる出来。
アバンタイトルの手や足のクローズ・アップからして、ただならぬ予感。撮影と編集のリズムがめちゃ上手い。
そこからはもう息つく間もないまま映画の時間に>>続きを読む
耽美を目指して
〜アイリッシュ要素と映画のテイストについて〜
監督と脚本を手掛けたマーティン・マクドナーはアイルランド系イギリス人。
映画の中には随所にアイリッシュ要素と、そこから導き出される耽美>>続きを読む