mimagordonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ステイン・アライブ(1983年製作の映画)

4.0

前作と比べれば質は落ちるけど、全編に渡ってフランク・スタローンとビー・ジーズの曲が流れる青春ダンス映画として観れば十分面白い。『フラッシュダンス』とともにMTV映画のはしりかもしれない。ラストのミュー>>続きを読む

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

4.0

バックストーリーもなかなか良くできていて恐怖シーンも手抜かりないスラッシャー。80年代に作られたスラッシャー/スプラッターの中でもかなりの良作。

ジャングル・フィーバー(1991年製作の映画)

5.0

スパイク・リーほど人種問題の複雑さを一本の映画に落とし込める人はいない。しかもわかりやすく、エンタメ性を保ちながら、心に訴えかけてくる。とにかく大傑作。

デンジャーゾーン/摩天楼からの脱出(1997年製作の映画)

3.5

私の敬愛するアンナ・ニコル主演作。よくも悪くも第二のマリリン...ゴシップばかり取り上げられるけど聡明な方です。昔のインタビューを観ればよくわかる。

映画はB級アクションとして及第点の出来。ちゃんと
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NOEL ノエル(2004年製作の映画)

4.2

聖なる夜には奇跡が起こる。ちょっとだけ心を開いて信じてみれば。心暖まる映画。

殺したい女(1986年製作の映画)

4.8

テンポよくあれよあれよと転がるZAZ印のクライム・コメディ。最高に笑える。

ウルフマン(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

先住民の奥さんと結婚した総督は、ことの顛末を知っていたから姉妹を迎え入れたのだと思う。そうすれば1から2の終わりまでしっかり話が繋がる。
キャラクターの個性は1と近いけど、物語的に立ち位置が入れ替わっ
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セント・エルモス・ファイアー(1985年製作の映画)

5.0

もうこれは思い入れ込みで大好きな映画。高校生の時何度も観た。そしてしばらくして、また観てみた。高校の時とは違う涙が出た。昔はもうちょっと希望的に捉えてたな...。私は大学ドロップアウトした人間だけど、>>続きを読む

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

4.4

人間の声。まさにティルダ・スウィントンの声が感情をビビッドに表現する。こちら側には聴こえてこない相手の声も聴こえてくるかのよう。ヴィジュアルは詳細かつ緻密で、モチーフとなる絵画や本、映画、がらんとして>>続きを読む

リアム・ギャラガー ネブワース22(2022年製作の映画)

4.0

ライブ映画というより、リアム・ギャラガーがいかにして最高のフロントマンであり続けているかを、歴史的なネブワース公演を軸に切り取った映画。最高のフロントマンであることに黄金の方法や理屈はない。ただ、ステ>>続きを読む

バスケット・ケース3(1992年製作の映画)

3.6

ベリアルとイヴの子供が産まれるぞ!頼れる叔父さんの元へ修学旅行だ!最早コメディ。ユニークな人たち、みんなかわいい。一人ひとり性格も違うしなんか癒されるなぁ...楽しそうにしてるときは。でもヘネンロッタ>>続きを読む

バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

4.4

かなり遅れてレオ様誕生祭(11/11)その1

今の貫禄あるレオ様も大好きだけど、『タイタニック』より前の「レオちゃん」な時期が好きな私。目から♥️出ちゃうね。なんて呑気なことは言ってられないかなり暗
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バスケット・ケース2(1990年製作の映画)

4.2

フランク・ヘネンロッター、きっと真面目な性格なんだろうなぁなんて。世間は「フリークス」と呼ぶけど、ルースおばさんは「unique individuals」と愛着を込めて呼ぶ。同じ生き物なのに、見た目だ>>続きを読む

デュラン・デュラン:ハリウッド・ハイ(2022年製作の映画)

4.8

デュラン・デュランにとってアメリカ、及び世界進出の足掛かりとなったLA。煌めくネオンの背景がこんなに似合うバンドは他にいないだろう。パフォーマンスのキレも衰えない。新曲から往年の曲までバランス良く、で>>続きを読む

ウルフマン リターンズ(2004年製作の映画)

5.0

「ジンジャー スナップス」三部作二作目。1の続きから始まるので『ジンジャー スナップス』の鑑賞が必須。
作風は前作の青春ホラーから打って変わってダークなモンスターホラーとなり、雰囲気も終始暗く重い内容
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

4.0

80年代らしいチープさとなんとも言えない切なさ。今も昔も、インディペンデント・ホラーにはスタジオものとは違う味わいがある。ベリアルが「モンスター」になっていく過程をしっかり描いているし、スラッシャー映>>続きを読む

All Too Well: The Short Film(原題)(2021年製作の映画)

5.0

4部構成。2部目「The First Crack In The Glass」が特に響く。恋人同士の日常で決して珍しくはない、けれどすごく大きな一瞬。そのガラスに入ったヒビを修復するのは、すごく難しい。>>続きを読む

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド(2020年製作の映画)

3.6

ビートルズのドキュメンタリーというよりは、たまたまその場に居合わせた一人の若者の目を通して、ビートルズがアシュラムで体験していた日常からの解放、瞑想仲間として共に内面を見る中で目にしたビートルズの多彩>>続きを読む

ジンジャー スナップス(2000年製作の映画)

5.0

生涯で最も好きな映画の一つ。とにかく好き。キャラクター描写がすごく繊細で、特に母親の立ち位置がいい。ジンジャーとブリジット姉妹の絆、最後涙が出る。これも何度観たことか。言葉にならない感動にまた震えてる>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

4.2

2023.6.18 再鑑賞 動画配信サービスにて
評点 4.0→4.2

原題の「Terrifier」は「怖がらせる者」という意味で、まさにアート・ザ・クラウンは観る者を怖がらせるし、それに徹している
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

5.0

三部構成となったドキュメンタリー、これでも物足りないというくらいの傑作だった。
『サージェント・ペバー~』でビートルズという枠を越える巨大なバンドを作り上げ、「ホワイト・アルバム」で各々の才能が完全に
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

4.6

自己の内面を探る旅。コンプレックスと、それを補う自尊心。しかしそれは常に壊れてしまう可能性を秘めている。その壊れてしまうことへの不安と壊れた後の自棄っぱちの絶望。心の内の葛藤を、外見や夢といったわかり>>続きを読む

ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム(2022年製作の映画)

5.0

2022.11.16
Blu-rayにて鑑賞
評点変更なし

90年にVHSとLDでリリースされた旧エディットは、2001年にDVD化されて以来幾度となく観てきた。今回家庭のテレビ画面とステレオで観て
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バーニング・ムーン(1992年製作の映画)

4.0

ジャーマン・ゴアの代表作としてその残酷描写の生々しさはすごい。特殊効果だからこそのものがある。
物語もかなり深い。「あなたたちの中で、罪を犯したことのない者が
この女に、まず石を投げなさい」。個人の思
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プロムナイト(1980年製作の映画)

4.0

80sスラッシャーとしてはかなり面白い方だと思う。ただ、本筋に関係ない登場人物が多いのと、子供時代と高校になってからのキャラも顔も似てないので、誰が誰だかわからなくなるのが難点。

トゥルー・ノース(2022年製作の映画)

4.6

ノルウェーの雄大な自然とそこに根付く文化から生み出されるa-haという名のケミストリー。映像も音楽も素晴らしかった。

ビートルズ/レット・イット・ビー(1970年製作の映画)

4.0

そんなにダウナーかな?このくらいのいざこざバンドならどこでも起こってる気がする。不仲説とかゴシップに煽られて、あるいはそれを逆手に取って利用する形で最後のビートルズの姿として編集したのかもしれないけど>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

5.0

最初から最後までとにかく美しい映画。
ゴダールよ永遠なれ。

Blood ブラッド(2009年製作の映画)

3.2

耽美なダークファンタジーといったところか。杉本彩に負けずとも劣らない要潤の色気が一番の見どころ。こういう世界観嫌いじゃない、というか、好き。
その昔銀座シネパトスに『イエスマン』を観に行ったときのトラ
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.6

ミステリ要素が強くて引き込まれる。そしてめちゃくちゃ怖い。気になってる点があるのでたぶんスルーしちゃったキーポイントだと思うけど、もう一回観ようとは思わない...。原作読んでみようかしら。

レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年製作の映画)

5.0

シャマラン最高傑作。
自分と他人を信じること、愛すること。曇った眼鏡で決めつけず、受け入れること。それが団結。小さなアパートからでも、世界は変えられる。シャマランがミステリーやスリラーの形で現在に至る
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