mimagordonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

テイラー・スウィフト: レピュテーション・スタジアム・ツアー(2018年製作の映画)

5.0

テイラー・スウィフトのライブは1989ツアーに続いての参戦だった。東京ドーム、ツアーの千秋楽を観たあの時の記憶が蘇ってきた。テイラーのことは『Fearless』の頃から追ってきたけど、レピュテーション>>続きを読む

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

5.0

シェイン・マクガワン追悼上映にて。冒頭から涙してしまった。

シェインと彼の生涯を「パンク」と括ることはできるのかもしれないが、根っからのアイリッシュで、自らの思いとアイルランドや移民として暮らすアイ
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.0

まあキャストもスタントも思いつく限り集めてミキサーにかけたらできあがり!みたいな作品になってて前2作にあったノスタルジーやメタジョーク要素は薄いんだけど、これはこれで楽しめちゃうからすごい。アクション>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.8

前作より出演陣も火薬量もアクションシーンもスケールアップして、とにかく豪快に敵を蹴散らす消耗品軍団、天晴れ。サイモン・ウェストが得意の破壊力満載な大味アクションで終始楽しませてくれる。手慣れた演出で引>>続きを読む

エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

4.4

80sノスタルジー。銃撃戦と肉弾戦と爆破で乗り切る大味なアクション大作。とにかくド派手なアクションと漢のカッコよさを見せられればそれでよし。スタローンが監督だと画面がやたらぶれるんだけど、迫力の引き出>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.6

カラフルで暖かくて、時にほろっとさせる。真新しいものはないけれど、むしろ普遍的な映画の魅力に溢れてる。音楽もダンスも、キャラクターも映像も、明るくて楽しくてテンポがいい。もう一度夢を見ようと思えるし、>>続きを読む

クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

最高のパフォーマンス。クイーンが真のライブ・バンドであることを証明している。バンドの一体感も、70年代を経て絶妙に脂の乗った演奏も、ロックバンドらしい勢いも全てが完璧。ステージをところ狭しと動き回るフ>>続きを読む

バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

4.6

一応ティム・バートンが構築したゴッサム・シティの世界を踏襲しつつ、思いっきりコミック路線に舵を切ったスペクタクル満載のエンタテインメント。メッセージのようなものはあるけれど、それよりもアクションに次ぐ>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

5.0

号泣してしまった。「泣かせる映画です!」って言ってたのはいつものノエ流ジョークかと思ってたら、全くそんなことはなかった。むしろ途中から泣きっぱなしだった。

ノエの映画には、常にどこか優しさがある。描
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

5.0

文句無しの大傑作だ。しかも時代を先取りしているようにも見える。

前作よりティム・バートン色が前面に出ていて、ポップでグロテスクな世界観はコミカルだがゴシック・ホラーを思わせるダークさも増している。そ
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バットマン(1989年製作の映画)

4.6

ティム・バートンらしいコミックとグロテスクさの融合。漫画らしい画面の中に生々しいアクションや銃撃戦などが入るので、けっこうショッキングだ。本作では「バットマンは正義か悪か?」という問いに比重がおかれて>>続きを読む

ムーンシャーク(2022年製作の映画)

3.0

アサイラムにしてはかなり真面目な映画だな。CGは確かに安っぽいけど、「トランスモーファー」の頃から比べたらかなりよくなってるし、技術もそうだけど「シャークネード」シリーズの成功とかで予算かけられるよう>>続きを読む

狼たちの墓標(2021年製作の映画)

4.2

利権と欲望に、兄弟も義理もない。勝つか負けるかは、生きるか死ぬかと同義。血で血を洗っても永遠に手は汚れたまま。平壌五輪直前、もう時代は変わった。古きよき仁義と慈愛は終わったのだ。若手勢力から身内、警察>>続きを読む

コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.0

ジョージの命日にDolby Atmosで鑑賞。感無量。

先に興ざめたことは言ってしまおう。スコアは映画としての点。以前CS放送で観たことがあるからかもしれないが、再上映するなら2022年のクオリティ
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パーフェクト・カップル(1998年製作の映画)

5.0

これはかなりの掘り出し物だった。流石社会派の巨匠マイク・ニコルズ、政治の内幕を時にコミカルに、時に生々しく描きながら、完全な悪人も善人もおらず、かなりの数の主要人物それぞれにしっかり役としての見せ所と>>続きを読む

ヴァイラス(1998年製作の映画)

4.6

オープニングタイトルから昭和だなぁ...と思ったらおもいっきり平成ですね。

なるほど、『ザ・グリード』と比較されるのも納得。どう見ても怪しげな無人の巨大船、「何か」が人を殺してる。序盤少しもたついた
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ノウイング(2009年製作の映画)

5.0

とにかく大好きな映画。『ダークシティ』と並んでアレックス・プロヤス監督最高傑作だと思ってる。

結論から言ってしまえば、家族愛の物語なのだ。奥さんを亡くしたことで息子と上手くコミュニケーションが取れな
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ブラックライダー(1986年製作の映画)

4.2

冒頭からトミー・リー・ジョーンズ、かっけぇぇ!!!

ストーリー自体は比較的こぢんまりしているし、いくら80年代とはいえあまりにも唐突なラブシーンはなんか笑えちゃうけど、後半複雑な警備のビルからハイテ
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ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

5.0

ザ・バンド、最後の祝宴。

ザ・ビートルズの楽曲 "Get Back" にも多大な影響を与えたとされるザ・バンド。酒場からボブ・ディランのツアーバンド、そして全世界へルーツ/アメリカーナの音を広げた存
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L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド(2017年製作の映画)

4.6

「私たちは着飾るバンドとは違う。エロい目で見てきたらぶん殴る」
「『あの女はタマがある』って、なんでタマがなきゃ強くなれないわけ?」

既存の価値観に中指を突きつけ、シンプルにロックを奏でたい4人。フ
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クロスライン 凶弾のターゲット(2002年製作の映画)

3.2

アレックス・マクレガー三部作最終章。相変わらず大統領もシークレット・サービスもゆるゆるだし、あっちこっちでロマンスの華が咲き乱れて肝心のプロットが置き去りだけど、前二作を観ていればよくも悪くも想定内で>>続きを読む

バーティカル・クライシス(2000年製作の映画)

3.2

アレックス・マクレガー三部作1作目。2作目は既に観てあるのでなるほどキャラクターと設定がしっかり繋がった。内容はやっぱり午後ロークオリティというか、テレビ映画としてはそれなりの作りだけどいろいろ緩いア>>続きを読む

トラブル・ノー・モア(2017年製作の映画)

4.0

私は後追い世代でベスト盤から入ったのもあって、クリスチャン三部作には特に違和感なく入れたし、根っからゴスペル好きなのもあってむしろ好きな時期。当時としてはとんでもない驚きだったんだろう。まだボブ・ディ>>続きを読む

テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

5.0

テイラー・スウィフトが現代最高のパフォーマーであることを証明し続ける168分。巨大スタジアムで女王のオーラを放ちながら、ファン一人一人と向き合う姿勢はデビュー当時から変わらない。来年のライブに行く人も>>続きを読む

プロムナイトII(1987年製作の映画)

4.4

これは面白かった。そして怖かった。前作はスラッシャーと見せかけたミステリーで、それはそれで捻りが効いてて面白かったのだけど、今回は正攻法のオカルト・ホラー。けっこう宗教色も強く、暗くざらついた画面とと>>続きを読む

狙われた女子高生/スタッブ・イン・ザ・ダーク(1990年製作の映画)

3.0

「スランバー・パーティー」三部作ラストにして普通のスラッシャー・ホラーになってしまった...。1作目にあったフェミニズム要素も2作目にあったいい意味での悪ふざけもなく、お泊まり会の女子たちと何だかんだ>>続きを読む

マッドロック・キラー(1987年製作の映画)

4.0

時はMTV全盛期、グラム・メタルの勢いが爆発していた1987年。ガールズバンドも複数登場し、この翌年には全員女性のグラム・メタルバンド、ヴィクセンが登場する...そんな年。

前作と打って変わって楽し
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.4

これはなかなかの出来。クラシック・スラッシャーではあるけれど、パジャマパーティーに参加する5人の女子高生含め主要7人の女性キャラクターたちそれぞれにはっきりとした個性があって、ただ叫んで殺されるだけで>>続きを読む

ZAPPA(2020年製作の映画)

5.0

「天才」「変人」、彼をどう呼ぼうと、フランク・ザッパはフランク・ザッパでしかあり得ず、フランク・ザッパであり続けたのだ。自らの創作に命を費やした人生。髪の長い「フリーク」でいようが、公聴会でスーツにネ>>続きを読む

エンブリオン(2020年製作の映画)

3.5

ざっくりエイリアンとの遭遇ものということでいいのだろうか?セミ・ドキュメンタリー形式で、スノーデビル・マウンテンをハイキング中に行方不明になったカップルに何があったのか、時系列を交錯させながらミステリ>>続きを読む

007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

4.0

ボンド映画は演出でカッコつけなくていいんですよ...ジェームズ・ボンドが充分かっこいいんだから。

シリーズ最も、ではないかもしれないけど、ロジャー・ムーア以降では最も荒唐無稽だし、ハードなアクション
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007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

4.8

ソフィー・マルソー様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

「いつも男には強いの」
今回の007はかなりよかった。というのも、ブロスナン・ボンドのもつ魅力と90年代的大味なアクションと共に、スパ
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氷の微笑2(2006年製作の映画)

3.4

前作を何度か観てパズルのピースがはまってる私のような人にとってはある意味究極の「出オチ作品」だろう。ただ、前作同様犯人が誰かを予測するのがこのシリーズの魅力ではなく、キャサリンのゲームに主人公もろとも>>続きを読む

007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

4.4

ミシェル・ヨー様ぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!

ブロスナン・ボンドはやっぱりクールでポーカーフェイス、英国紳士らしい色気も健在。今回はちょっとコメディ要素多めで(といえどムーア・ボンドほどで
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氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

5.0

あなたが来るとわかってた。類は友を呼ぶ。キャサリンと視線があった瞬間、ゲームは始まった。冷たい微笑みも生暖かい涙も、全てはアイスピック。他はみな、キャサリンに砕かれる氷。ゲームは常に彼女が握る。

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007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

4.6

ピアース・ブロスナンのボンドは、コネリー・ボンドのもつ無骨さと色気、小粋なユーモアにダルトン・ボンドの生々しさを絶妙にブレンドした、新時代のボンド像の幕開けだ。アクションはよりリアルに、スタントも激し>>続きを読む