優しい映画だなぁ...。「優しさ」って提議付けられるものではなくて、そこにふんわりと存在する、まさにぬいぐるみのようなものなんだと思う。傷つき、泣き、見守り、話し、なんだか側にいる。設定が大学のサーク>>続きを読む
「愛を知る全ての人に捧ぐ」
失った愛の痛みは、どうやって癒せるのだろう?通じ合えない愛のもどかしさはどう乗り越えられるのだろう?港町シェルブール、経済危機での失業が相次ぎ世情もピリピリしている。そん>>続きを読む
観賞後「???」となることばかりなんだんだけど??サスペンスっぽく始まるけどそれは起承転結の「起」に過ぎなくてブロンドの女の子を狩って楽しむブルジョワのクソ野郎どもへの仕返しってだけ?それとも深読みす>>続きを読む
一度は涙を飲んだ。でも二度は許さない。ボンド映画としては異色作だが、これまでの作品全体に触れつつジェームズ・ボンドの人間像がより深く掘り下げられ、なんとも暴れん坊なのにMやQやフェリックス等仲間がいる>>続きを読む
その愛は本当に「愛」なのか。そもそも「愛」ってなんだ?フランソワ・オゾン監督の『焼け石に水』のキャッチコピーは確かこんなものだった。「惚れた方が負け」。実際の事件に着想を得てるらしいが、サスペンス調の>>続きを読む
前作は低予算であることを逆に活かし徐々に巨大化するクモという設定で序盤から緊張感ある高クオリティなモンスター・パニックに仕上がってたけど、今回は無難なB級。手堅く楽しめるけど、肝心のクモはなかなか出て>>続きを読む
ティモシー・ダルトンのボンドは「かっこいい」という言葉が似合う。二枚目でクール、スタントのみならずコンバット・アクションも増えより生身のボンド像に。英国紳士のあり方も変わったのか、これまでになく一途な>>続きを読む
ロジャー・ムーア、有終の美。ムーア・ボンド史上最もシリアスでハードなアクションが満載。そして最も「スパイ」している作品でもある。ゾリンの陰謀に少しずつ迫っていくスリルはアクションのそれとはまた違うサス>>続きを読む
かなりアメリカンな007映画。アメリカ主導の制作なのでそうなるよね。もちろんCIAのフェリックスは大活躍。ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドに復帰したけど、あまりボンド感はなく、ボンドを主人公にし>>続きを読む
これも侮れないぞ!序盤はインディ・ジョーンズ?それともデュラン・デュランのMV?みたいな雰囲気でコミカル路線に舵を切ったかと思ったら、後半畳み掛けるように明かされる黒幕の陰謀とリアルなアクション、特に>>続きを読む
今回はアクション満載のスペクタクル。アバンタイトルからド迫力のスタント。リゾート・アクション的な要素もかなり強まり、スキーから海底やらロッククライミングやら、世界の絶景を舞台に肉体的なアクションが繰り>>続きを読む
手抜き発見、パニッシュ!!
(と言いたいところだけど製作会社が全然予算くれなかったとか...要出典のwiki情報だけど)
前半がそのまま再編集したダイジェストというのは知ってたのでそのつもりで臨んだ>>続きを読む
ややや
困ったな
誰を呼ぶ?
レイ・パーカー!!
レイディオでデビューする前にセッション・ミュージシャンとして活動してたのは知ってたけど、こんなにもすごいメンツとやってたとは。しかも作曲にクレジッ>>続きを読む
そっち行くか、という展開でなかなか面白かった。公開は73年だけど、制作は71年だそう。その時点で「ジャッロ」というジャンルが確立していたかわからないけど、マリオ・バーヴァのような60年代のイタロ・ホラ>>続きを読む
車の内と外、散らばったスナックとそのまま渡される卵。この冒頭で瞬時に引き込まれた。家族を養うために出稼ぎに出ていた母と、久しぶりに会う娘。故郷に戻ってきたはずなのに、服装も佇まいもどこか浮いているイエ>>続きを読む
流行には敏感な007シリーズ、早速宇宙に乗り出します!
前作「私を愛したスパイ」に比べるとかなりコミカルなのだけど、それらがただのコミックリリーフになることなくスパイ活動としっかり結びついているので>>続きを読む
いやぁこれは最高。英ソラブラブ...じゃなくて協力の時代だ!ムーア・ボンド作品では一番のお気に入り。やっぱり傑作!
前作の失敗(?)もあってか、序盤からスペクタクルてんこ盛り。陸海空あらゆるシチュエ>>続きを読む
これはすごく良くできてる。ミステリー・スリラーとして展開に引き込まれるのみならず、主人公マリアの内面に深く切り込んでいて周囲からの抑圧や刷り込みと自分自身の葛藤を「鏡」を介して上手く描いている。性別関>>続きを読む
U-NEXTにて。配信されてるのはこっち。
70年代末期、NYアングラ・アートの世界。その日暮らしをしながらアートを目指す者はたくさんいれど、実際に日の目を見るのはごく僅か。その「ごく僅か」に入れな>>続きを読む
ちょっとこれはコメディに振り切りすぎではないかい...?ボンド・ガールの扱いもぞんざいで活躍する場面がない。序盤はけっこうスリリングだったのだけどマカオに到着してからはストーリーがけっこうもたつく。ア>>続きを読む
三代目ジェームズ・ボンド、ロジャー・ムーア登場!リアルタイムではないが地上波で小学生の頃から一番観ているのがムーア・ボンドなので、彼のコミカルで窮地なんてひょいひょい通り抜けちゃう紳士的余裕が大好きだ>>続きを読む
これは限定公開でもよかったから映画館で上映してほしかったな...フー・ファイターズ、めちゃくちゃロックしてる。爆音で観てみたいな。
お話は真っ当なホラー・コメディ。フー・ファイターズ知らなくても純粋>>続きを読む
いや、これはすごいよ。グロさも倍増どころではないけど、何よりちゃんと怖いし、残虐シーンがただのエクスプロイトにならず観る者まで心理的に追い詰める執拗さが前作から一気にレベルアップしてる。長尺でスローバ>>続きを読む
道化してるぜ!ってのは最早ダミアン・レオーネのためにある言葉だろう。とにかくめちゃくちゃ怖い。不穏なシンセの不協和音にアート・ザ・クラウンの不気味さ。謎のビデオテープに記録された3本のオムニバスという>>続きを読む
コネリー・ボンド復活!どのジェームズ・ボンドも好きだけど、ショーン・コネリーのスマートさ、優雅さ、小気味良いジョーク、武骨さと紳士性を兼ね揃えた色気はやっぱり最高だ。死んだと思ったらやっぱり生きてる(>>続きを読む
この映画、今こそ再評価されていいのではないだろうか。
ニューヨーク、自由の女神が玄関に立つ人種のるつぼにしてアメリカン・ドリームの象徴。厳格なユダヤ教のカントールの家系に生まれたヤッス、英語読みなら>>続きを読む
これまでになく人間味溢れるジェームズ・ボンド。生身のアクションはリアルで時にショッキング。敵を倒すのにさらりと立ち回るコネリー・ボンドやムーア・ボンドと違い、がっぷり四つで対決する。アバンタイトルのア>>続きを読む
えーと...これがアサイラム社制作なら両手を叩いて「よっ!これが観たかった!」となるのだけど、これはドイヒー。CGが安っぽいのもいい。登場人物がおバカだらけなのもいい。ご都合主義も構わない。そして確か>>続きを読む
ここで後のムーア・ボンド2作を監督するルイス・ギルバート登場。脚本がロアルド・ダールになったのはどういう経緯なのだろう...とにかく、コネリー・ボンドの中では最もコミカルな作品。
とはいえ、67年と>>続きを読む
久しぶりに観たが壮大な人類愛...いや、宇宙愛の物語じゃないか。それが何とも安っぽいエフェクトとシンプルすぎるストーリーで語られるなんて最高。皮肉ではなく、本気でそう思う。妙なシリアスさや説教臭さがな>>続きを読む
どんどんスケールが大きくなるボンド映画4作目。アバンタイトルからガジェットがすごいことに。92年マイケル・ジャクソンがデンジャラス・ツアーでやったことの先駆け...ではないよね。ともあれ期待を膨らませ>>続きを読む
正直1作目ほどの恐怖はない。そこまでエスターを応援する気にもならなかったかも...前作の方が応援した。とはいえ、もう設定も背景もある程度提示されてるキャラクターの前日譚という難しい前提においてかなり健>>続きを読む
怖い。ミステリー・ホラーとして非常によくできてる。エスターのスマートさや徐々に追い詰められていく家族の心理描写とホラー的恐怖描写がプロットの中にしっかり落とし込まれている。端から見れば「旦那しっかりし>>続きを読む
やっぱりこれだ!コネリー・ボンド最高傑作!
冒頭のご挨拶からスリリング。ショーン・コネリーの華麗な身のこなし。そしてシャーリー・バッシーの主題歌でもうテンションMAX。来たぞー!!となってしまう。
新>>続きを読む
燃えすぎた愛。周りを見失ってるのなんてわかってる。わかってるけど愛してるんだ。誰にも止められない。どうしようもなく無鉄砲で自己中心的で、爆発するような美しさ。何があろうと愛してる、永遠に。切な系ロマン>>続きを読む
2作目にして007の醍醐味がしっかり詰まった大傑作に。私はこれかこの次作『007/ゴールドフィンガー』が歴代シリーズベストだと思っている。この後の007作品には欠かせない要素となるガジェットや、オープ>>続きを読む