mimocyanさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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名前のない少年、脚のない少女(2009年製作の映画)

2.8

中盤まではなにがしたいんやろ…って映像が続いたけど、最後はなるほどなぁ、と。ネットに救いを求める少年の姿が「リリィ・シュシュのすべて」を思い起こした。でも、こちらは死のイメージとの対立があってそこが好>>続きを読む

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.5

10代の閉鎖感、それを表す切り口が秀逸。ここまで大ごとでないにしろ、昔を思い出してあーわかるなぁ…ってなった。メイシーいい奴。

アーティスト(2011年製作の映画)

3.8

ただサイレント映画を復刻してみました的なもので終わってないのがいい。動きとか表情とかモノクロなのにすごく瑞々しくて映える。これがスクリーンの魔術ってやつなのですか?ジョージの哀愁、ぺピーの艶っぽさ、お>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

巨大SNS誕生の裏とか、創業者の斬新な発想力とかそういうのを期待していたものの、興味をひいたのはマークの子供っぽさだったり、友人関係がビジネスの中でこじれていく様。あれ?でもこれって結構普遍的な話じゃ>>続きを読む

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.2

直接的な種明かしはなし。でもそれがよかった。深く掘り下げていきたいような、いきたくないようなムズムズする感覚。心の深層を覗き見られることはもちろんだけど、逆に見ることにも羞恥心を感じるのはなぜなんだろ>>続きを読む

消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

3.0

んー…個人的にキャスティングの相性が良くなかったです。話は複雑ではないけど、無駄にごちゃごちゃしてるなーという印象を受けました。ま、それよりこの邦題なんとかならんかね、と。

サラの鍵(2010年製作の映画)

3.8

この映画で、初めて「ヴェルディヴ事件」を知りました。人は歴史と共に生きているっていう事を改めて感じた。過去を暴くことが幸せに繋がるわけではない。けれど知ることでしか解りあえないこと、見いだせない希望が>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

5.0

これはファンタジーだと思う。でも、心に響いた。頑張れという言葉が嫌いです、だからこそ刺さりました。

ワンダフルデイズ(2003年製作の映画)

2.8

この作品、背景はミニチュアをセットしてそれを撮影して作ってるそうです。そのミニチュアの精巧さがまたすごいんですが、2013年現在から見てCGを超えた技法かと思うと、うーん…でも、妥協なく新しい映像を創>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.9

不思議なリアリティーがある作品です。これ、かなりのスルメ映画だと思う。タイトルからの連想で、あぶらだこの「象の背」って曲を思い出す「象の背にのって君らをみんな踏み潰してあげたい」

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.6

結局あれはどういうことだったんだろう?と理解しきれてないところもあれど、本格的ミステリーとして普通に面白かった。ミカエルてやり手なのにいまいちぱっとしないんだけど、なんだか魅力を感じる。こういう人が何>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.7

多分、人の言葉って自分一人だけの力で作られてる訳じゃないんだろうな、と思う。それは平民だろうと王様だろうと一緒で、伝える規模や相手こそ違えどやっぱり同じことで。話す、伝える、というありふれていて、ささ>>続きを読む

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

4.0

鉄の女…まさに。情報量の多い作品(知識に疎いと特に)だと思うけど、構成が巧みでまごつかず見れたし、さじ加減がちょうどよかった。彼女は強かったけど、強さだけで人は幸せになれるのか。最近実生活で同じような>>続きを読む

カラスの親指(2012年製作の映画)

3.6

村上ショージいいじゃん。でもオチでみせる映画って感じで、本編中のインパクトは案外ふつーだったかも…と辛口評価。でもオチにはほんと裏ぎられた…んだけど、ちょとキレイ過ぎかなぁ。
この子知ってる気がするけ
>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どこから書けばいいのでしょう。困る、困る、悩む。フィルム自体の出来映えはほんとうに素晴らしい。どこを切っても全てのカットがアーティスティックで全く隙がなく、映像のクオリティーはとんでもないことになって>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

4.0

劇場版新章を観に行くにあたり復習がてら視聴。アニメ版の内容がきれーにかつ分かりやすく纏まってて大変よろしかったです。改めて見るとすんごい緻密な作品だなーこれ。

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.3

ショーン・ペンもダコタちゃんも素晴らしい演技だったけれど、一番心を打たれたのはミシェル・ファイファーの役回りだったりする。最初から最後まで暖かさが途切れない。泣くなという方が無理。サントラも買っちまっ>>続きを読む

レオン(1994年製作の映画)

3.9

いやぁ、まぁかっこいい…かっこいいよね。余談ですが、これを見てからジャン・レノがCMで「プラニパ!」とか言ってる姿には別の意味で衝撃を受けました。あの暗殺者のおっちゃんが…。

(1985年製作の映画)

4.5

リア王をベースにした作品。大好きですこれ。子供の頃観てなんじゃこら、となった。とにかくスケールとインパクトに圧倒された。今観てもそれは変わらず。

(1990年製作の映画)

3.6

オムニバスのように連なる幾編の夢。不思議な風景や独特の気持ち悪さ。とりとめないイメージの連続がまさに夢っぽい。日本の原風景、神話的価値観と信仰、そして現代と未来への警鐘。荒唐無稽に見えて、そのどれもが>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.1

息が詰まるシーンが何度か。この作品を外国人の監督が撮る、ということにも大きな意味性を感じる。共に戦場へ出向いた自分の両祖父のことに思いが巡る。痛い、苦しいだけではすまない、それが戦争の記憶なんだろうな>>続きを読む

集団殺人クラブ(2003年製作の映画)

2.0

【注意】これはホラーではありません。スプラッタなものを期待している方、クライムムービー臭を感じて興味をそそられた方にもお勧めできません。なんじゃこれーくだらねーといいながら、遠藤憲一と女子校生たちのぶ>>続きを読む

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.5

よくある恋愛物とおもったら、良い意味で裏切られた。菅野美穂はもちろん、キャストがみんないい。海辺の街のごつごつとした荒っぽさと、それぞれが抱える繊細で懸命な恋愛の形の対比が、なんとも言えず良いです。

Another アナザー(2011年製作の映画)

1.4

原作は未読。ホラーにしろ、サスペンスにしろ大事な緊張感がまるで無いです。かなりツッコミどころ満載。橋本愛は確かに可愛いけど、クラスで浮きすぎ。主演の子の演技はあれで良かったの…?

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.8

もし、10代の頃に見ていたとしたら、すんごい影響された気がする。真理とか、自由とか、果てしない探求心とか、真っ直ぐにそれを追い求めることは難しい。それを全うしようとした彼の軌跡。ラストのくだりは本当に>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.2

うわぁ、何だこれ。いろんな意味で混乱する。主役のプレッシャーって、こんな感じなんだろうなーと擬似体験できた感じする。パーフェクトブルーに似てるなーと思って調べてみたら、理由に納得。

攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain(2013年製作の映画)

3.8

初々しい素子。劇場版新シリーズにあたって刷新された新機軸は個人的には好感触。音楽よかったです。コーネリアス&Salyu&坂本慎太郎(元ゆら帝)のEDにはエンドクレジットにて思わず興奮。ハードなアクショ>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

見終わってみれば最高にくだらないけど、異様にかっこいい!オープニングの会話最高♪少ない素材で、これだけの面白さを引き出せるのってすごいと思う。

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

不条理。こんなことがあっていいん?これが実話であることが悲しい。息子を求める強さと嘆きに魅せられて、警察の横暴にはずっとムカムカ。ここらへんの感情のもってき方がすごく映画的。ついつい気持ちが入ってしま>>続きを読む

この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

4.0

期待してなかったけど、いい作品でした。心に傷を持った3人が打ち解けてく様がいい。特に家庭に抑圧されていたシェルビーが変わっていく姿が好き。悲しいけどじんわりと心に残る。天使というのはちょっと大仰すぎる>>続きを読む

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.8

「自分を憐れむ事をやめた」そして、彼は瞬きだけで一冊を本を書き上げた。どうしても非劇的な話になってしまいそうなのに、印象に残るのはジャン・ドーの想像の豊かさ、記憶の美しさ。彼の生きてる感触が絶望的な現>>続きを読む

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.6

「本当に人間と区別がつかないほどのロボットができたとすれば、それはもう人間だよね」某有名SF作品の言葉を思い出す。話は面白かったけど、所々モヤモヤを感じる。映像や音楽に関してはすごく好き。

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.2

ファンタジーの要素が入っているけれど、親と子がともに成長し、生きていく姿は現実とちっとも変わらない。そして、群れから巣立ち、それを送り出していくことは人間も獣も同じ。自分が親になったときに、また見たい>>続きを読む

今度は愛妻家(2009年製作の映画)

3.8

薬師丸ひろ子が素敵すぎる。いい台詞、いいシーンがいっぱいありました。

茶の味(2003年製作の映画)

3.3

嫌いじゃないシュールさ。この緩さがウリなんだろうけど、自分にはちょっと冗長に思えちゃった。三角定規の衝撃と中毒性がヤバい。