このレビューはネタバレを含みます
どこから書けばいいのでしょう。困る、困る、悩む。フィルム自体の出来映えはほんとうに素晴らしい。どこを切っても全てのカットがアーティスティックで全く隙がなく、映像のクオリティーはとんでもないことになってると思う。でも、個人的にイヌカレー美術の絨毯爆撃はすごー!と思いつつ見るのが結構辛かった。
舞台を蹂躙し、破壊し、また創造していく劇的な展開の果てに残ったのは、偏執ともいえる独善的でそれ故に純粋な「愛」という概念。そのおとしどころには拍手。ラストのモヤモヤ感も物語を通してみるとすごく納得できた。ただなんでだろう、☆4はつけれない、と思ったのは…また観るしかないですな。